「スマホの電源が入らない」「充電したはずなのに画面が真っ暗」——突然こうなると、本当にパニックになりますよね。仕事の連絡も、LINEも、電子マネーも、全部スマホに入っているのに……。
でも、ちょっと待ってください。電源が入らない=壊れた、とは限りません。実は自分で直せるケースがかなり多いんです。この記事では、2026年4月時点の情報をもとに、iPhone・Androidそれぞれの対処法を「やさしい順」に解説します。修理に出す前に、まずはここに書いてある方法を試してみてください。
原因1:バッテリーが完全に空になっている(最も多い)
一番多い原因がこれ。バッテリーが0%になると、充電器を挿してもすぐには画面が点きません。「充電マークすら出ない!」と焦る人が多いですが、これは正常な動作です。
バッテリーが完全に空の状態から起動するには、ある程度の電力が必要。Googleの公式ヘルプによると、最低でも15〜30分は充電ケーブルを挿したまま放置する必要があります。
やるべきこと:
- 純正または信頼できる充電器とケーブルを使って接続する
- 30分〜1時間、触らずに放置する(途中で電源ボタンを何度も押さない)
- 充電マーク(電池アイコンや赤いランプ)が表示されたら、もう少し待ってから電源ボタンを長押し
ここで大事なのは、充電ケーブルが本当に通電しているか確認すること。ケーブルが断線していたり、コンセント側のアダプターが壊れていると充電されません。別のケーブル・アダプターで試すのが鉄則です。
原因2:一時的なフリーズ・システムエラー(強制再起動で直る)
画面が真っ暗でも、実はスマホ内部ではシステムがフリーズしているだけ、というパターンもよくあります。この場合は「強制再起動」で復活できます。
iPhoneの強制再起動(iPhone 8以降・SE第2世代以降):
- 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
- 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
- サイドボタン(電源ボタン)をAppleロゴが出るまで長押し(10〜20秒)
この3ステップをテンポよく行うのがコツ。Appleロゴ(りんごマーク)が出れば成功です。
Androidの強制再起動:
- ほとんどの機種:電源ボタンを10〜30秒間長押し
- Galaxy:電源ボタン + 音量下ボタンを7秒以上同時長押し
- AQUOS:電源ボタンを8秒以上長押し
- Xperia:電源ボタンを10秒以上長押し(バイブが振動したら離す)
要するに、「電源ボタンをとにかく長く押し続ける」のがポイント。3秒くらいで離してしまう人が多いですが、10秒以上押し続けてください。
原因3:充電ポート(差し込み口)の汚れ・接触不良
意外と見落としがちなのが、充電ポートにホコリやゴミが詰まっているパターン。ポケットやカバンに入れていると、細かいホコリが充電口に溜まって接触不良を起こします。
確認方法:
- 懐中電灯やスマホのライトで充電ポートの中を照らして覗く
- ホコリや糸くずが見えたら、エアダスター(スプレー式のエアー)で軽く吹き飛ばす
- それでも取れない場合は、つまようじの先端で優しくかき出す(金属製のピンは端子を傷つけるので避ける)
充電ケーブルを挿したときに「カチッ」としっかりハマる感触がない場合は、ポート内の汚れを疑ってください。掃除しただけで充電できるようになるケースは結構あります。
また、ワイヤレス充電(Qi対応)に対応している機種なら、充電ポートを使わずにワイヤレス充電器で充電できるか試してみるのも手です。ワイヤレスで充電できるなら、ポートの物理的な問題だとわかります。
原因4:バッテリーの劣化・膨張(寿命の可能性)
スマホのバッテリーは消耗品です。2〜3年以上使っている場合、バッテリーが劣化して十分な電力を供給できなくなることがあります。
バッテリー劣化のサイン:
- 最近、充電の減りが異常に早かった
- 残量が20〜30%あるのに突然電源が落ちることがあった
- スマホ本体が膨らんでいる・画面が浮いている(バッテリー膨張)
- 充電しても100%にならない、または充電に異常に時間がかかる
iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で最大容量を確認できます(起動できる場合)。80%を下回っているなら交換時期です。
バッテリーが膨張している場合は要注意。膨張したバッテリーは発火のリスクがあるため、無理に充電を続けず、すぐに修理店や購入したキャリアショップに相談してください。
原因5:水没・落下による内部故障
最近スマホを落としたり、水に濡らしたりした心当たりがある場合は、内部の基板やバッテリーが物理的に壊れている可能性があります。
特に注意したいのが「防水スマホなのに水没した」というケース。防水性能(IP67やIP68)はあくまで「一定条件下での耐水」であり、以下の状況では水が侵入することがあります:
- お風呂やシャワーで長時間使った(水蒸気は防水等級の対象外)
- 海水やプールの水に浸かった(塩分・塩素で防水パッキンが劣化する)
- 落とした衝撃で防水パッキンにすき間ができた
水没が疑われる場合は、絶対に充電しないでください。内部に水分が残った状態で通電するとショートして、復旧不可能になる恐れがあります。電源ボタンも押さず、速やかに修理店に持ち込みましょう。
修理に出す前に知っておきたい費用と注意点
上記の対処法をすべて試しても復旧しない場合は、修理が必要です。2026年4月時点のおおまかな修理費用の目安はこちら。
- バッテリー交換:Apple正規で11,200円〜(モデルによる)、非正規店で5,000〜8,000円程度
- 基板修理:30,000〜50,000円程度(修理不可と判断されることもある)
- Androidの修理:メーカー・キャリアの保証サービスを利用すれば数千円で済むことも
修理に出す前にやっておくべきこと:
- キャリアの保証・保険を確認する(ドコモ「ケータイ補償サービス」、au「故障紛失サポート」、ソフトバンク「あんしん保証パック」など)
- AppleCare+やメーカー延長保証の加入状況を確認する
- データのバックアップ(電源が入らない場合は修理店に相談)
ざっくり言うと、保証に入っているなら先にキャリアやメーカーに問い合わせるのが一番お得です。保証期間内なら無料〜数千円で修理・交換してもらえることが多いですよ。
FAQ
充電ケーブルを挿しても充電マーク(電池アイコン)すら出ないのはなぜ?
バッテリーが完全に放電している場合、充電マークが表示されるまで15〜30分かかることがあります。まずは30分以上そのまま充電を続けてみてください。それでも表示されない場合は、ケーブル・アダプターの故障か充電ポートの汚れが原因の可能性があります。
電源が入らないスマホからデータを取り出すことはできる?
バッテリー交換や基板修理で起動できれば、そのままデータを取り出せます。起動不可の場合でも、データ復旧専門業者に依頼すれば取り出せる可能性があります。ただし費用は数万円〜と高額になるため、日頃からiCloudやGoogleドライブへの自動バックアップを設定しておくことが大切です。
画面が真っ暗だけど着信音やバイブは反応する場合は?
画面(ディスプレイ)だけが故障している可能性が高いです。本体は正常に動いているため、画面修理で直るケースがほとんどです。iPhoneならApple正規サービスプロバイダ、AndroidならメーカーまたはキャリアのShopに持ち込みましょう。
スマホが熱くなって電源が落ちた場合、すぐに充電していい?
高温で自動シャットダウンした場合は、まずスマホを涼しい場所に置いて常温に戻るまで待ってから充電してください。高温のまま充電するとバッテリーにダメージを与え、膨張や劣化を早める原因になります。
非正規の修理店に出すと保証は切れる?
iPhoneの場合、Apple認定でない修理店で修理するとAppleCare+の保証対象外になる可能性があります。Androidも同様に、メーカー保証が無効になる場合があります。保証期間内なら正規サービスを利用するのが安全です。
参考文献
- 充電できない、または電源が入らない Android デバイスを修正する — Google Android ヘルプ(公式)
- スマホの画面が真っ暗でつかない!電源が入らない!考えられる原因と対処法を紹介 — Android.com(Google公式)
- Google Pixel が充電されない、または電源が入らない問題を修正する — Google Pixel ヘルプ(公式)
- スマホの電源が入らない!iPhone・Android別に対処法を紹介 — 楽天モバイル スマカツ






