スマホを機種変更したら、LINEのトーク履歴が全部消えてた……。そんな悲劇、実はめちゃくちゃ多いんです。

「かんたん引き継ぎQRコード」が導入されてからだいぶラクにはなったものの、バックアップの設定ミスやOS違いの制限を知らないまま機種変更すると、大事なトークが丸ごと消えてしまうことがあります。

この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、LINEのトーク引き継ぎが失敗する原因5つと、正しいバックアップ・復元の手順をわかりやすく解説します。

LINEのトーク引き継ぎで「消えた!」が起きる原因5つ

まずは、なぜトーク履歴が消えてしまうのか。よくある原因を5つ紹介します。

原因1:バックアップを一度も取っていなかった

これが一番多いパターンです。LINEのトーク履歴は、自動的にはクラウドに保存されません。iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleドライブに手動でバックアップするか、自動バックアップを設定しておく必要があります。

バックアップなしで機種変更すると、同じOS間でも「かんたん引き継ぎQRコード」で引き継げるのは直近14日間分だけ。それ以前のトークはすべて消えます。

原因2:AndroidからiPhone(またはその逆)に変えた

異なるOS間での機種変更は、トーク履歴の引き継ぎに大きな制限があります。2026年3月時点で、異OS間で引き継げるのは直近14日間のトーク履歴のみです。

つまり、AndroidからiPhoneに乗り換えた場合、15日以上前のトーク履歴はバックアップを取っていても通常の方法では復元できません。iCloudのバックアップはAndroidでは使えないし、GoogleドライブのバックアップはiPhoneでは使えない、という仕組みです。

原因3:バックアップ用PINコードを登録していなかった

LINEバージョン12.13.0以降で使える「バックアップ用PINコード」(6桁の数字)を事前に登録していないと、引き継ぎ時にトーク履歴の復元がスムーズにいかないことがあります。

LINEヘルプセンターによると、PINコードを登録しておけば、バックアップを取り忘れた場合でも直近14日間分のトークは復元可能です。逆に言えば、PINコードもバックアップもない状態だと、復元の手段がほぼなくなります。

原因4:旧スマホが壊れた・手元にない

「かんたん引き継ぎQRコード」は、旧スマホと新スマホの両方が手元にあることが前提の機能です。旧スマホが故障していたり、すでに下取りに出してしまった場合は、QRコードを表示できないため使えません。

この場合、LINEに登録済みのメールアドレスとパスワードでログインすることになりますが、トーク履歴の復元にはバックアップが必須です。メールアドレスやパスワードを登録していなかった場合、最悪アカウント自体にログインできなくなることもあります。

原因5:LINEアプリやOSのバージョンが古い

「かんたん引き継ぎQRコード」を使うには、LINEバージョン12.10.0以上が必要です。さらに、iOSは14以上、Android OSは7以上でないと動作しません。

古いスマホからの機種変更で、LINEやOSのアップデートを長期間していなかった場合、QRコード引き継ぎが使えず、手動での引き継ぎが必要になります。手動の場合はバックアップの有無がさらに重要になるので注意が必要です。

機種変更「前」にやるべき3つの準備

トーク履歴を消さないためには、機種変更する前の準備がすべてです。以下の3つは必ずやっておきましょう。

準備1:トーク履歴のバックアップを取る

LINEの設定から手動でバックアップを取るか、自動バックアップをオンにしておきます。

手順(iPhone):

  1. LINEアプリを開き、「ホーム」→右上の歯車アイコン(設定)をタップ
  2. 「トークのバックアップ」をタップ
  3. 「今すぐバックアップ」をタップ
  4. iCloudにバックアップされたことを確認

手順(Android):

  1. LINEアプリを開き、「ホーム」→右上の歯車アイコン(設定)をタップ
  2. 「トークのバックアップ・復元」をタップ
  3. 「Googleドライブにバックアップする」をタップ
  4. Googleアカウントを選択してバックアップを実行

ざっくり言うと、iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleドライブに保存されます。自動バックアップを「毎日」に設定しておけば、万が一のときも安心です。

準備2:バックアップ用PINコードを登録する

LINEの「設定」→「トークのバックアップ」→「バックアップ用のPINコード」から、6桁の数字を登録しておきましょう。これを登録しておくと、バックアップなしでも直近14日間のトーク復元ができるようになります。

準備3:メールアドレス・パスワードの登録を確認する

LINEの「設定」→「アカウント」から、メールアドレスとパスワードが登録されているか確認しましょう。旧スマホが使えなくなった場合の「最後の砦」になります。電話番号も最新のものが登録されているか確認してください。

「かんたん引き継ぎQRコード」での引き継ぎ手順

2026年3月現在、LINEの引き継ぎで一番カンタンなのが「かんたん引き継ぎQRコード」を使う方法です。旧スマホと新スマホの両方が手元にあるなら、こちらを使いましょう。

LINE公式の引き継ぎガイドに沿った手順を紹介します。

  1. 新しいスマホにLINEアプリをインストールして起動
  2. 「ログイン」→「QRコードでログイン」→「QRコードをスキャン」をタップ
  3. 旧スマホのLINEで「設定」→「バックアップ・引き継ぎ」→「かんたん引き継ぎQRコード」をタップ
  4. 旧スマホに表示されたQRコードを、新スマホのカメラで読み取る
  5. 旧スマホに「新しい端末でこのQRコードをスキャンしましたか?」と表示されるので「はい」をタップ
  6. 本人確認(生体認証またはデバイスのパスコード入力)を行う
  7. トーク履歴の復元方法を選択して引き継ぎ完了

ポイントは、手順6の本人確認は旧スマホ側で行うということ。新スマホ側で求められると勘違いする人が多いので注意してください。

引き継ぎに失敗した後でもできること

「もう機種変更しちゃった……バックアップも取ってなかった……」という場合でも、完全に諦める前に試せることがあります。

方法1:旧スマホがまだ手元にあるなら

旧スマホにWi-Fiを接続すれば、SIMカードがなくてもLINEアプリは起動できます。そこからバックアップを取って、新スマホ側でLINEを再インストール→バックアップから復元、という手順が可能です。ただし、新スマホでLINEにログインした時点で旧スマホのLINEは使えなくなるので、必ず先にバックアップを完了させてください。

方法2:LYPプレミアムの「プレミアムバックアップ」を使う

LYPプレミアム(月額508円・税込、2026年3月時点)に加入すると、「プレミアムバックアップ」機能が使えます。この機能を使えば、異OS間でも14日間の制限なくトーク履歴を丸ごと移行できます。写真や動画も含めてバックアップ可能です。

ただし、これはあくまで「事前にプレミアムバックアップでバックアップを取っていた場合」の話。消えた後から加入しても、すでに消えたトークは戻りません。

方法3:トークの「Keep」やメモに重要な内容を保存する

今後の予防策として、大事なメッセージは「Keep」に保存したり、「トーク履歴を送信」機能でテキストファイルとして書き出しておくと、バックアップとは別に内容を残せます。

AndroidからiPhoneに変えるとき、トークを全部残すには?

異OS間の引き継ぎで14日分しか移行できないのは、多くの人がハマるポイントです。全トーク履歴を残すための選択肢をまとめます。

方法移行できる範囲料金
通常の引き継ぎ(QRコード)直近14日間のみ無料
LYPプレミアムバックアップ全トーク履歴(写真・動画含む)月額508円
トーク履歴をテキスト送信テキストのみ(読み物として保存)無料

要するに、異OS間で全トークを移行したいならLYPプレミアム一択です。機種変更の1か月前に加入してバックアップを取り、移行完了後に解約すれば508円で済みます。

FAQ

LINEの引き継ぎでトーク履歴が消えた場合、後から復元できますか?

事前にバックアップを取っていた場合は、新スマホでLINEを再インストールしてバックアップから復元できます。バックアップがない場合、消えたトーク履歴を復元する公式の方法はありません。

かんたん引き継ぎQRコードが表示されない・使えないのはなぜ?

LINEアプリのバージョンが12.10.0未満、またはiOS 14未満・Android 7未満の端末では利用できません。LINEアプリとOSを最新バージョンにアップデートしてから再度試してください。

AndroidからiPhoneに機種変更すると、LINEコインや購入済みスタンプはどうなりますか?

LINEコインの残高は異OS間では引き継げないため消失します。使い切ってから機種変更しましょう。購入済みのスタンプ・着せかえは同じLINEアカウントであれば再ダウンロード可能です。

旧スマホが壊れてQRコードが使えない場合はどうすればいい?

LINEに登録済みのメールアドレスとパスワードを使って新スマホからログインできます。ただし、トーク履歴の復元にはバックアップが必要です。メールアドレス・パスワード未登録の場合は、LINEの問い合わせフォームから相談してください。

自動バックアップを設定しておけば安心ですか?

基本的には安心ですが、iCloudやGoogleドライブの容量が不足しているとバックアップが失敗していることがあります。機種変更前に「最終バックアップ日時」を確認し、最新の状態になっているか必ずチェックしましょう。

参考文献