大事なオンライン会議中にZoomが突然落ちた。起動しようとしたらエラーが出て開かない。画面共有したら固まって、相手に「固まってますよ」と言われた——。
リモートワークが定着した2026年、Zoomの不具合は仕事に直結する大問題です。とくにWindows Updateのあとや、複数アプリを同時に使っているときに起きやすく、Zoom公式コミュニティにも報告が絶えません。
この記事では、Zoomが落ちる・起動しない・固まる原因を6つに整理し、すぐにできる対処法を優先度順に解説します。会議5分前でも間に合う応急処置から、根本的な解決策まで順番に紹介するので、上から試してみてください。
【応急処置】会議に入れない!今すぐやる3ステップ
まず「今まさに会議が始まるのにZoomが動かない!」という人向けの応急処置です。
- Zoomアプリを完全に終了して再起動する:タスクバーの通知領域(右下の「∧」マーク)にあるZoomアイコンを右クリック→「終了」を選択。その後、Zoomを開き直す
- パソコン自体を再起動する:アプリの終了で直らなければ、パソコンを再起動。メモリがリフレッシュされて直ることが多い
- ブラウザ版で参加する:どうしてもアプリが動かない場合は、Zoom公式サイトからミーティングIDを入力し、「ブラウザから参加」を選べばアプリなしでも会議に入れる
ブラウザ版はChromeかEdgeが推奨です。とりあえず会議に参加してから、あとでじっくりアプリの問題を解決しましょう。
原因1:Zoomアプリのバージョンが古い
Zoomは頻繁にアップデートが行われていて、古いバージョンのままだとクラッシュの原因になります。2026年4月現在、Zoomは月に1〜2回のペースで更新されており、セキュリティ修正やバグ修正が含まれています。
対処法:
- Zoomアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「更新を確認」をクリック
- アップデートがあれば「更新」をクリックしてインストール
アプリが起動すらしない場合は、Zoom公式ダウンロードページから最新版を直接ダウンロードしてインストールしましょう。上書きインストールでOKです。
原因2:パソコンのメモリ・CPU不足
Zoomのビデオ会議は、思っている以上にパソコンに負荷がかかります。NECネッツエスアイの解説によると、とくにバーチャル背景や画面共有を使うとCPU使用率が跳ね上がります。
トレンドでも「ZoomとPhotoshopの同時作業でパソコンが落ちた」という声がありましたが、これはまさにリソース不足が原因です。
対処法:
- 不要なアプリをすべて閉じる:ブラウザのタブを大量に開いている人は要注意。Chrome だけでメモリを2〜3GB食うこともある
- バーチャル背景をオフにする:Zoomの設定→「背景とエフェクト」→「None(なし)」を選択。これだけでCPU負荷がかなり下がる
- 「外見を補正する」「照明を調整」をオフにする:設定→「ビデオ」で、これらのチェックを外す
- ビデオの画質を下げる:設定→「ビデオ」→「HD」のチェックを外す
タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)でメモリ使用率を確認してみてください。80%を超えていたら危険信号です。
原因3:インターネット回線が不安定
Zoomが「落ちた」ように見えて、実はネット回線が切れていたというケースも非常に多いです。Wi-Fi(無線LAN)は便利ですが、電子レンジの使用中や壁を隔てた部屋では電波が弱くなりがちです。
NURO光の公式記事によると、Zoomの安定した利用には上り下りともに最低3Mbpsが推奨されています。画面共有を使う場合はさらに帯域が必要です。
対処法:
- 有線LAN接続に切り替える:Wi-Fiが不安定な場合、LANケーブルでルーターに直接つなぐのがいちばん確実
- Wi-Fiルーターに近づく:壁を1枚隔てるだけで速度が半分になることもある
- 他のデバイスの通信を減らす:家族がYouTubeを4Kで見ていたら、回線を圧迫して当然
- 速度テストで実際の速度を確認する:ブラウザで「スピードテスト」と検索すればすぐに測定できる
原因4:Zoomアプリのファイルが壊れている
アップデートの途中で失敗したり、パソコンが強制終了したりすると、Zoomアプリのファイルが破損してしまうことがあります。この場合、アプリの再インストールが有効です。
手順:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 一覧から「Zoom Workplace」を探す
- 「…」をクリック→「アンインストール」
- パソコンを再起動
- Zoom公式サイトから最新版をダウンロードして再インストール
再インストール後はZoomアカウントに再ログインが必要です。パスワードを忘れた人は事前に確認しておきましょう。
原因5:ビデオレンダリング設定の問題
Windows 11では、Zoomのビデオ描画方式(レンダリング方法)がパソコンのグラフィックドライバーと合っていないとクラッシュすることがあります。Zoom公式サポートでもこの設定変更が推奨されています。
手順:
- Zoomアプリを開き、右上の歯車アイコン(設定)をクリック
- 左メニューから「ビデオ」を選択
- 画面下部の「詳細」をクリック
- 「ビデオレンダリング方法」を「Direct3D11」に変更(または「Auto」から別の方式に変更)
- Zoomアプリを再起動
この設定は「ビデオを開くとZoomが固まる」「カメラをオンにすると落ちる」という症状に特に効果的です。
原因6:他のソフトとの競合
セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)やVPN、その他のビデオ通話アプリがZoomと干渉してクラッシュを引き起こすケースがあります。
とくに報告が多いのは以下のパターンです:
- セキュリティソフトがZoomの通信をブロックしている → セキュリティソフトの設定でZoomを「例外(許可)」に追加する
- PowerToysなどのユーティリティソフトが干渉 → 一時的に無効にして改善するか確認
- VPN接続中にZoomが不安定になる → VPNをオフにして試す
- カメラを他のアプリが使用中 → Teams、Google Meetなど他のビデオ会議アプリを完全に終了する
原因の切り分けには「パソコンをセーフモードで起動してZoomが使えるか」を試すのも有効です。セーフモードで問題なければ、常駐ソフトが犯人です。
スマホでZoomが落ちる場合の対処法
iPhoneやAndroidでZoomが落ちる場合は、以下を順番に試してください。
- Zoomアプリを最新版にアップデート(App Store / Google Play)
- スマホ本体を再起動
- Zoomアプリのキャッシュを削除(Androidの場合:設定→アプリ→Zoom→ストレージ→キャッシュを削除)
- バーチャル背景をオフにする
- アプリを削除して再インストール
スマホの場合、ストレージの空き容量が少ないのもクラッシュの原因になります。不要な写真や動画を整理して、最低でも2〜3GBの空きを確保しておきましょう。
FAQ
Zoom会議中に「ネットワーク接続が不安定です」と出て落ちるのはなぜ?
インターネット回線の速度が一時的に低下しているのが原因です。Wi-Fiを使っている場合は有線LAN接続に切り替えるか、ルーターに近い場所に移動してください。他のデバイスの通信を減らすのも効果的です。
Zoomアプリを再インストールしたら設定やチャット履歴は消える?
ミーティングの設定やチャット履歴はZoomのサーバー(クラウド)に保存されているので、再インストール後にログインすれば復元されます。ただし、ローカル録画した動画ファイルはパソコン上にあるので消えません。
Zoomの推奨スペック(パソコン)はどのくらい?
2026年4月時点で、Zoom公式はCPUがデュアルコア2GHz以上、メモリ4GB以上を推奨しています。ただし画面共有やバーチャル背景を使う場合は、メモリ8GB以上・クアッドコアCPUが実質的に必要です。
特定の相手とのZoom会議だけ落ちるのはなぜ?
相手側のネットワーク環境や画面共有の設定が原因の可能性があります。相手にもビデオの画質を下げてもらう、バーチャル背景をオフにしてもらうなどを依頼してみてください。






