iPhoneを新しく買い替えたのに、Microsoft Teamsにログインできない! Authenticatorの認証コードも出ない! ……これ、めちゃくちゃ焦りますよね。

X(旧Twitter)では「スマホを買い替えてTeamsにログインできなくなった」という投稿が143いいね・27RTを集めるほど、多くの人がハマるトラブルです。特にビジネスで使っている人にとっては、仕事が完全にストップする大問題。

この記事では、2026年2月現在の情報をもとに、iPhone機種変更後にMicrosoft TeamsとMicrosoft Authenticatorを正しく移行・再設定する方法をステップバイステップで解説します。新しいiPhoneを手にしたら、すぐにこの記事を見ながら設定してください。

大前提:機種変更の「前に」やるべき準備

実は、一番大事なのは機種変更する前の準備です。もう機種変更してしまった人は次のセクションに進んでOKですが、これから機種変する人は絶対に読んでください。

1. Microsoft Authenticatorのバックアップをオンにする

Microsoftの公式ヘルプによると、Authenticatorアプリにはクラウドバックアップ機能があります。以下の手順で有効にしましょう。

1. 旧iPhoneで Microsoft Authenticator を開く
2. 左上の三本線メニュー → 「設定」をタップ
3. 「iCloudバックアップ」をオンにする
4. バックアップが完了するまで待つ(数秒〜数分)

これをやっておけば、新しいiPhoneでAuthenticatorをインストールした時にiCloud経由でアカウント情報が復元されます。

2. 会社のIT管理者に連絡する

会社のMicrosoft 365アカウントは、IT管理者が多要素認証(MFA)をリセットしないと新しいデバイスでログインできないケースがあります。機種変更の前にIT管理者に「スマホを変えるので認証をリセットしてほしい」と伝えておくとスムーズです。

3. 電話番号を確認する

SMS認証を設定している場合、電話番号が変わると認証コードが届きません。番号が変わらないMNP(番号ポータビリティ)での乗り換えなら問題ありませんが、新しい番号になる場合は事前にMicrosoft アカウントの認証方法を確認しましょう。

新しいiPhoneでMicrosoft Authenticatorを復元する手順

新しいiPhoneを手に入れたら、以下の手順でAuthenticatorを復元します。

バックアップありの場合(推奨)

1. 新しいiPhoneで Microsoft Authenticator をApp Storeからインストール
2. アプリを開いて「回復を開始」をタップ
3. iCloudにサインインしているApple IDが旧iPhoneと同じであることを確認
4. バックアップからアカウント情報が自動的に復元される
5. 各アカウントをタップし、ロック解除のための再認証を行う

個人のMicrosoftアカウントはほぼ自動で復元されます。ただし、会社や学校のアカウントは追加の確認が必要になることが多いです。

バックアップなしの場合(やや面倒)

バックアップを取っていなかった場合は、手動でアカウントを追加し直す必要があります。

1. 新しいiPhoneでAuthenticatorをインストール
2. 各サービスのセキュリティ設定ページにPCからアクセス
3. 「認証アプリの変更」や「二段階認証の再設定」を選択
4. 表示されたQRコードを新しいiPhoneのAuthenticatorでスキャン

会社アカウントの場合は、IT管理者に依頼してMFAをリセットしてもらい、セキュリティ情報ページから再設定します。

新しいiPhoneでMicrosoft Teamsにログインする手順

Authenticatorが復元できたら、次はTeamsです。

1. App Storeから Microsoft Teams をインストール
2. アプリを開き、会社のメールアドレスを入力
3. パスワードを入力
4. 多要素認証の画面が出たら、Authenticatorで承認する
5. ログイン完了!

ログインできない場合のチェックリスト

「アカウントがロックされています」と出る場合:パスワードの入力ミスが何度か続くとアカウントがロックされます。15〜30分待ってから再度試すか、IT管理者に連絡してロックを解除してもらいましょう。

「組織のポリシーにより〜」と出る場合:会社がIntune(デバイス管理)を導入している場合、新しいデバイスの登録が必要です。Microsoftの公式手順に従って、ポータルサイトアプリからデバイスを登録してください。

Authenticatorの通知が来ない場合:iPhoneの「設定」→「通知」→「Authenticator」で通知が許可されているか確認してください。バナー表示がオフだと承認リクエストに気づけません。

よくある失敗パターンと解決策

機種変更でTeams / Authenticatorのトラブルにハマる人のパターンは、だいたい以下の3つです。

パターン1:旧iPhoneをもう手放してしまった
旧端末を下取りに出してしまい、Authenticatorのバックアップもない場合。この場合はIT管理者にMFAリセットを依頼するしかありません。個人アカウントの場合は、Microsoftアカウント回復ページから手続きします。

パターン2:パスワードを忘れた
機種変更を機にパスワードがわからなくなるパターン。セルフサービスパスワードリセット(SSPR)が会社で有効になっていれば、自分でリセットできます。

パターン3:2台のスマホでAuthenticatorがコンフリクト
旧端末のAuthenticatorが生きたまま新端末でも設定すると、どちらが本物かわからなくなることがあります。新端末で正常に動作することを確認したら、旧端末のAuthenticatorからアカウントを削除しておきましょう。

FAQ

Q. AndroidからiPhoneへ機種変更する場合もこの方法で大丈夫?

基本的な手順は同じですが、Authenticatorのクラウドバックアップの仕組みが異なります。AndroidはGoogleアカウント、iPhoneはiCloudを使うため、クロスプラットフォーム間ではバックアップの復元ができません。手動での再設定が必要になります。

Q. Authenticatorではなく、SMSで認証コードを受け取ることはできる?

会社のMicrosoft 365の設定によりますが、多くの場合SMSも認証方法として選択できます。セキュリティ情報ページで認証方法を追加・変更できます。ただし、Microsoftは2026年現在、SMSよりもAuthenticatorアプリの使用を推奨しています。

Q. 会社のIT管理者がMFAをリセットしてくれません。どうすれば?

社内のヘルプデスクやIT部門に正式にリクエストを出しましょう。多くの企業では、本人確認(社員番号や別の連絡先での確認)を経てリセットしてもらえます。緊急の場合は上司経由で依頼するのも手です。

Q. Teamsのチャット履歴は機種変更で消える?

いいえ、消えません。Teamsのチャット履歴はクラウド(サーバー側)に保存されているので、新しいiPhoneでログインすれば自動的に同期されます。ファイルやスレッドもそのまま残っています。

Q. パスキーを設定していた場合はどうなる?

Microsoftアカウントにパスキーを設定していた場合、iPhoneの機種変更時にiCloudキーチェーン経由でパスキーが同期されます。同じApple IDでiCloud キーチェーンを有効にしていれば、パスキーでのログインもそのまま使えます。

参考文献