「今週末こそ衣替えやろう」と思いつつ、気づけば6月。クローゼットの中で冬物のニットが夏物に挟まれて、もうどこに何があるのかわからない。これ、毎年やっていませんか。

我が家では結局これに落ち着いた——週末の午前中2時間だけで家族4人分の衣替えを終わらせる仕組みです。完璧を目指さないのがコツ。ここまでやれば十分、という最低ラインだけ押さえて、あとは来週の自分に任せるくらいがちょうどいい。

この記事では、衣替えが後回しになる原因を整理したうえで、午前中だけで片づく5ステップと、100均グッズでできる収納アイデアをまとめました。お子さんがいる家庭向けのサイズアウトチェック術も紹介しています。

衣替えが毎年「めんどくさい」のはなぜ?後回しになる3つの原因

衣替えが進まない原因は、だいたい3つに絞られます。

1つ目は、全部一気にやろうとしていること。家族全員分の服を1日で完璧に入れ替えようとすると、それだけで休日が丸つぶれになるイメージが先に立ってしまう。手が動かないのは当然です。

2つ目は、しまう場所が決まっていないこと。「とりあえず袋に詰めて押し入れの奥へ」を毎年繰り返していると、次のシーズンに何がどこにあるかわからなくなる。去年の冬にあのセーターどこにしまったっけ、と探す時間がまた面倒さを増幅させます。

3つ目は、工程の多さ。洗濯して、乾かして、たたんで、しまう。衣替え前に全部洗い直す必要があると思い込むと、洗濯だけで1日が終わってしまう。でも実は、しまう前に全部洗う必要はありません。これについては後述します。

週末の午前2時間で終わらせる「5ステップ衣替え術」

GWの大掃除で「場所を5か所に絞ってホワイトボードに担当を書き出す」方式をやってみたら、家族4人で2〜3時間で終わったことがありました。衣替えも同じ発想で、「場所と工程と時間」を分けてしまえば午前中で片づくとわかってから、毎年この手順に落ち着いています。

ステップ1:夏物の収納ケースを出す(15分)

押し入れやクローゼットの上段にしまってある夏物のケースを、とにかく部屋に出す。中身の確認はまだしなくて大丈夫。出すだけ。家族全員分やっても15分で終わります。

うちでは夫が高い場所の出し入れ担当、私がケースを受け取って並べる係。分担を決めておくと声をかけ合う手間も減ります。

ステップ2:冬物を「着た/着なかった」で2つに分ける(20分)

クローゼットにかかっている冬物を、このワンシーズンで1回でも着たかどうかで仕分ける。着なかった服は処分候補として紙袋にまとめましょう。

5秒で決まらなければ処分候補でいい。「来年の自分がこれを押し入れから引っ張り出すか?」と考えると、意外とあっさり手放せます。

ステップ3:冬物をケースにしまう(30分)

着た服だけを、ステップ1で出した収納ケースに入れ替える。ここでルールが1つあります。ケースに入りきらない分は持ちすぎのサイン。無理に押し込むのではなく、ステップ2に戻って減らしてください。

「しまう前に全部洗わなきゃ」と思いがちですが、普段着はシーズン中の最後に着た後に洗濯しているはずなので、そのまましまって問題ありません。ただし、ワンシーズンで1〜2回しか洗わなかったコートやジャケットだけは別です。汗や皮脂が繊維に残ったままだと黄ばみや虫食いの原因になるので、クリーニングに出すか自宅で洗ってからしまいましょう。

ステップ4:夏物をクローゼットにかける(20分)

出しておいた夏物をハンガーにかけて、たたむ服は引き出しへ。このとき「去年の夏に1回も着なかった服」が混ざっていたら、冬物と同じ基準で処分候補に回す。ここを飛ばすと、来年の衣替えでまた同じ服と再会することになります。

ステップ5:移行期アイテムを手前に残す(15分)

5月は日中25℃でも朝晩は15℃を下回る日がある。カーディガンや薄手のパーカーなど、気温差に対応できる服を3〜4枚だけクローゼットの手前に残しておくと、急な冷え込みに慌てません。

ここまでで合計約100分。残りの20分で、ケースを押し入れに戻して処分候補を玄関先に出せば完了です。全部やる必要はありません。ステップ3まで終われば、残りは翌週に回しても暮らしは回ります。

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100均グッズでできる衣替え収納のコツ3つ

高い収納グッズは必要ありません。うちの衣替えセットはほぼ100均で揃えています。

1. ダイソーの不織布衣類収納袋(110円)

通気性があるのでカビが生えにくく、薄手のTシャツなら10〜16枚入ります。透明窓つきのタイプを選べば、中身が一目でわかるので来シーズンの衣替えがぐっと楽になる。うちでは家族ごとに色分けして使っています。夫は黒、私は白、子どもたちはカラフルなPPバッグ。

2. セリアの仕切りケース(110円)

引き出しの中で靴下やインナーがごちゃ混ぜになる問題。仕切りケースを入れるだけで解決します。立てて収納すれば上から全部見えるので、「あの靴下どこ?」が消えました。

3. 防虫剤の交換時期をマスキングテープに書く

収納ケースに防虫剤を入れる人は多いのに、有効期限を忘れがち。ケースの角にマスキングテープを貼って「2026.5〜」と日付を書いておけば、次の衣替えで交換時期が一目瞭然です。先週の大掃除で試したら、夫に渡しても迷わずできました。防虫剤は衣類の上に置くのがポイントで、防虫成分は空気より重いため上から下に広がります。底に入れると効果が半減するので注意してください。

子どもの服は衣替えと「サイズアウトチェック」を同時にやる

お子さんがいる家庭では、衣替えがサイズアウト確認のベストタイミングになります。

うちの長男(年中)は半年で2サイズ上がったことがあって、去年の夏服を出したら丈がまったく足りなかった。衣替えのステップ4で夏物を出すとき、子どもに1枚だけ試着させてみてください。10秒もあれば「まだ着れるか」がわかります。

サイズアウトした服は、お下がりに回すなら洗濯ネットにまとめて「次男用 110cm」とラベルを貼っておくと迷子になりません。うちではラベルプリンタでアイコン付きのシールを作って、子どもにも中身がわかるようにしています。お下がりの予定がなければ、自治体の古着回収やリサイクルショップへ出しましょう。

一人暮らしの方やお子さんがいない家庭なら、このセクションは読み飛ばして大丈夫です。あなたの生活に合うところだけ取り入れてみてください。

FAQ

衣替えのベストタイミングはいつ?

春から夏への衣替えは、最高気温が22℃を超える日が続き始めたらスタートの目安です。2026年の場合、関東では5月上旬〜中旬が適期で、北海道は5月下旬〜6月上旬にずれます。完全に夏服へ切り替えるのは最高気温が25℃を安定して超えるようになってからで十分です(ライオン Lidea)。

しまう前に全部洗濯しないとダメ?

普段着はシーズン最後に着た後に洗濯していれば、そのまましまって問題ありません。ただし、1シーズンで1〜2回しか洗わなかったコートやジャケットは、汗や皮脂が残っていると黄ばみ・虫食いの原因になります。それだけクリーニングに出すか、自宅洗い可能なら衣替え前に1回洗っておくと安心です。

防虫剤はどこに置くのが正解?

防虫成分は空気より重く、上から下に広がる性質があります。収納ケースに入れるときは衣類の一番上に置いてください。底に入れると成分が行き渡らず、効果が半減します。クローゼットにかける場合は、パイプにぶら下げるタイプが適しています。

衣替えしないで済む方法はある?

クローゼットに余裕があれば、全シーズンの服をかけっぱなしにする「衣替えしない収納」も可能です。ただし家族の人数が多いとスペース的に厳しいことが多い。うちは4人分を1つのクローゼットに収めるのは無理だったので、シーズンオフの服を押し入れの収納ケースに移す方式に落ち着きました。

子どもの服のサイズアウト、判断基準は?

袖丈や裾丈が5cm以上短くなっていたら、次のシーズンは着られないと考えて大丈夫です。衣替えで夏物を出すタイミングで1枚だけ試着させれば、10秒で判断できます。迷ったら「ワンサイズ上を買い足して、今の服はお下がりか処分」が一番シンプルです。

参考文献