出社が増えた朝、送迎の段取りが全部ひっくり返った

2026年の春、夫の会社から「出社日を週2から週4に増やします」という通達が来ました。

我が家は共働きで、私は在宅勤務がメイン。夫が週2出社だったころは、朝の保育園送りは夫、お迎えは私、という分担がきれいに回っていました。それが夫の出社日が増えた途端、送りも迎えも私が担当する日が週4日に。次男はまだ1歳で、長男は年中です。朝の準備を2人分こなしながら自分の始業時間に間に合わせるのは、正直しんどかったです。

同じ状況の方、2026年はかなり増えているはずです。パーソルキャリアが運営する「Job総研」の2026年4月の調査によると、出社頻度が「増えた」と回答した人は全体の約7割。理由の1位は「会社の方針変更」で39.7%でした。会社の都合で出社が増えると、家庭側の分担は一気に崩れます。

ワンオペ日に最初に壊れるのは「送迎」と「夕方17時台」

出社日が増えて何が起きるか。私の場合は2つのタイミングで破綻しました。

1つ目は朝と夕方の保育園送迎です。夫が出社する日は朝7時台に家を出るので、送りは自動的に私の担当になります。次男を抱っこして長男の手を引いて保育園まで歩き、戻って仕事を始めるのが9時15分。始業が15分ずれるだけなのに、午前中の集中タイムが体感でかなり短くなりました。

2つ目は夕方17時台です。お迎えから夕食準備までの時間帯が、ワンオペ日はとにかく手が足りません。夫がいる日は「17時にお迎え→夫が夕食準備」の流れができていたのに、ワンオペ日は全部ひとりです。

ここで「がんばろう」とすると3日で限界が来ます。我が家では結局これに落ち着きました。

朝の「5秒シェア」と送迎シフト表で毎日の交渉をゼロにする

以前、保育園のお迎えコールのたびに夫とLINEで「どっちが行く?」と交渉して5〜10分ロスしていた時期がありました。そのとき始めたのが「5秒シェア」です。朝の保育園送りのときに玄関で「今日、午前なら私が動ける。午後は夫」と一言だけ共有する。たった5秒ですが、コール時の交渉がゼロになりました。

出社日が増えてからは、これを週単位のシフト表に拡張しました。日曜夜の家族会議で、リビングのホワイトボードに1週間分の「送り担当」「迎え担当」を書き出します。夫の出社日は送り=私、迎え=私。夫の在宅日は送り=夫、迎え=私。このくらいシンプルで十分です。

ポイントは、毎朝「どうする?」と聞かないこと。ホワイトボードに書いてあれば朝の交渉がなくなります。長男も「今日はママが送りだね」と自分で読んでくれるようになりました。

ただし夫の出社予定が急に変わる週もあります。うちは日曜の家族会議5分で翌週のシフトを決めて、変更があれば水曜に1分だけホワイトボードを書き直す運用にしています。完璧に決めるより、ざっくり決めて微調整するほうが続きます。

ワンオペ日は「手抜き公認日」にして罪悪感を手放す

出社日が増えた直後、私はワンオペ日にも夫がいる日と同じレベルの家事をやろうとしていました。夕食は手作り、洗い物はその日のうちに、洗濯は毎日回す。1週間もちませんでした。

そこでワンオペ日を「手抜き公認日」としてホワイトボードに書きました。

  • 夕食は冷凍ストック・レトルト・お惣菜OK
  • 洗い物は食洗機に入れて翌朝まとめて回す
  • 洗濯は夫の在宅日にまとめる
  • 床掃除はロボット掃除機に任せる

「手抜き」という言葉をあえて使っているのは、自分に許可を出すためです。夫に渡したら案外うまくいって、「ワンオペの日はそれでいいよね」と自然に言ってくれるようになりました。

ハイブリッド勤務に切り替わった当初に導入した「3つの箱」仕分けも活きています。箱A(出社日でもできる朝5分夜5分)、箱B(在宅日の昼休み+仕事後)、箱C(週末まとめ)。ワンオペ日は箱AだけやればOKという判断基準があると、「今日はここまで」と割り切れます。

仕事の集中を守るために「中断しない仕組み」を先に作る

ワンオペ日は家事だけでなく、仕事の集中も崩れやすくなります。洗濯物が気になる、夕食の献立が頭をチラつく、気づいたらキッチンに立っている。以前ストップウォッチで測ったら、仕事中に家事に使っていた時間が1日40分を超えていたことがありました。

対策として、家事タイムを「朝の仕事前・昼休み・仕事終了後」の3回に固定しています。ワンオペ日も同じルール。それ以外の時間は家事に手を出さないとホワイトボードに書いてあるので、自分への言い訳になりません。

もう1つ助かっているのが「中断メモ」です。保育園のお迎えコール対策で始めた仕組みで、電話が来たら5分で3つだけ書いて出発する。(1)今やっていた作業と次の一手、(2)今日中に伝えるべきこと、(3)今日やらなくてもいい捨てリスト。ワンオペ日は突発対応が増えるので、この仕組みがあるかないかで午後の立て直しスピードがまるで違います。

全部やる必要はありません。送迎シフト表と手抜き公認日、この2つから始めるだけでもワンオペ日のストレスはかなり減ります。あなたの環境で効くものから試してみてください。

FAQ

出社日が増えても保育園の延長保育を使わずに回せる?

在宅勤務側が送迎を担当し、始業を30分前倒しにするだけで延長保育なしで回せるケースは多いです。うちの場合は始業を8時45分にずらし、17時にお迎えに出る運用で延長保育を使わずに済んでいます。

ホワイトボードがない場合は何で代用できる?

冷蔵庫に貼るマグネットシートや100均のA4ホワイトボードで十分です。スマホの共有カレンダーでも代用できますが、家族全員の目に入る場所に「貼って見せる」ほうが定着しやすいと感じています。

パートナーが「手抜き」に抵抗がある場合は?

「手抜き」ではなく「省エネモード」と呼び替えるのも手です。「ワンオペ日に全部やると1日あたり45分多くかかる」と数字で見せたら、うちの夫はすんなり受け入れてくれました。

出社回帰がさらに進んで週5出社になったらどうする?

2026年4月時点のJob総研調査では週5出社が48.3%と最多です。週5になった場合は送迎シフトだけでは回らないので、ファミリーサポートや病児シッターの事前登録を済ませておくと突発対応の安全網になります。

参考文献