フリーランス仲間とのZoom飲み会で、こんな話で盛り上がったことがあります。「観たい映画がNetflixにあるかAmazonにあるか、毎回アプリを4つ開いて探してない?」。全員が「やってる」と即答でした。

筆者も同じでした。Netflix・Amazonプライム・Disney+・U-NEXTの4サービスに同時契約していて、月額を合計したら5,629円。年間にすると約6万7,000円です。

ただ、実際に毎月観ているのはNetflixとAmazonの2つだけ。残りの2つは「いつか観たい作品があるかも」で契約を続けていただけでした。この状態を変えてくれたのが、JustWatch(ジャストウォッチ)とFilmarks(フィルマークス)という2つの横断検索サービスです。どちらも無料で、「あの映画、いまどこで配信中?」がすぐにわかります。

4つ同時契約の「観きれない問題」、原因はシンプル

2026年5月時点で、主な動画配信サービスの月額はこのようになっています。

サービス月額(税込)
Amazonプライム・ビデオ600円
Netflix(広告つきスタンダード)890円
Netflix(スタンダード)1,590円
Disney+(スタンダード)1,250円
U-NEXT2,189円

1つ1つは「まあ、これくらいなら」と思える金額です。でも4つ重なると月5,000円を超えます。

問題は料金だけではありません。観たい作品を探すたびに各アプリを順番に開いて検索する手間が、地味にストレスになっていました。この「どこにあるかわからないから全部入っておく」という判断が、ムダ契約の原因です。横断検索サービスを知ってからは「入っておく必要がない」ことに気づけるようになりました。

JustWatchで「どこで配信中?」を30秒で調べる

JustWatchは、複数の動画配信サービスをまたいで作品の配信状況を検索できるサービスです。ブラウザでも使えますし、アプリ版(iOSAndroid)もあります。

使い方はシンプルです。

  1. JustWatchを開いて、検索窓に作品名を入力する
  2. 「見放題」「レンタル」「購入」の区別つきで、配信中のサービスが一覧表示される
  3. サービスのアイコンをタップすると、そのアプリの再生ページに直接飛べる

最初にやっておくと便利なのが「フィルター設定」です。自分が契約しているサービスだけ表示するようにしておけば、「この作品観たい!…でもU-NEXTか、入ってないな」というがっかりを減らせます。

2026年5月時点で、JustWatch日本版はNetflix、Amazonプライム・ビデオ、Disney+、U-NEXT、Hulu、ABEMA、dアニメストア、Apple TV+など40以上のサービスに対応しています。「新作」タブでは各サービスに今日追加された作品が確認できますし、「値下がり」タブではレンタル価格が下がった作品もチェックできます。

Filmarksなら配信先と日本語レビューをまとめてチェック

もうひとつの選択肢がFilmarks(フィルマークス)です。こちらは国内ユーザーの映画レビューが充実していて、配信先の検索も同じ画面でできるのが特徴です。

JustWatchとの大きな違いは「日本語レビューの量と質」になります。Filmarksはもともと映画レビューアプリとして日本で人気のあるサービスなので、「面白いかどうか」と「どこで観られるか」を同時に判断できます。家族で週末の映画を選ぶときに重宝しています。

先日も、夫に「この映画どこで観られる?」と聞かれたとき、Filmarksで検索して「Amazonにあるよ」と10秒で即答できました。以前ならNetflix→Amazon→Disney+と3つのアプリを開いて探す流れだったので、この手間がゼロになっただけでも十分に助かっています。

Filmarksの配信先検索はNetflix、Disney+、U-NEXTなど18サービスに対応しています(2026年5月時点)。JustWatchより対応数は少なめですが、日本の作品カバー率とレビューの深さでは上回る場面も多いです。有料のFilmarksプレミアム(月額480円)にすると詳細な絞り込み検索が使えますが、配信先を調べるだけなら無料版で十分です。

月額を半分にする「ローテーション契約」の進め方

横断検索が使えるようになると、「全サービスに同時契約しなくていい」ということに自然と気づきます。

筆者の家ではAmazonプライムをベース契約として残し、Netflix・Disney+・U-NEXTの3つを2〜3か月ごとに入れ替える「ローテーション方式」に切り替えました。手順はこの3ステップです。

  1. JustWatchかFilmarksで「次に観たい作品リスト」を作る
  2. いちばん多く配信しているサービスにその月だけ加入する
  3. 観終わったら解約して、翌月は別のサービスに切り替える

Amazonプライム(月600円)+もう1つ(1,250〜2,189円)で、月額は1,850〜2,789円におさまります。4つ同時の5,629円と比べると月3,000円近く浮く計算です。

ここでひとつ、安心してほしいポイントがあります。ほとんどの動画配信サービスは、解約しても再加入すれば視聴履歴やマイリストが残ります。「解約したらデータが消えるのでは」と心配して契約を続ける方が多いのですが、実際には再加入時にちゃんと復元されます。

ただし、U-NEXTには「解約」と「退会」の2段階がある点には注意してください。解約(月額プランの停止)ならアカウントとデータは残りますが、退会(アカウント削除)を選ぶとすべて消えます。ローテーション目的なら「解約」だけにとどめるのが安全です。

運用のコツとして、Googleカレンダーに「今月の契約:Netflix」とメモしておくと、家族全員が今どのサービスに入っているか把握できて混乱しません。筆者の家でも月初にカレンダーを確認するだけでスムーズに回っています。

FAQ

JustWatchとFilmarksはどちらを使えばいいですか?

配信先だけをサッと調べたいならJustWatch、日本語レビューも一緒に見たいならFilmarksが向いています。どちらも無料なので、両方試して使いやすいほうをメインにするのがおすすめです。

ローテーション契約だと見逃す作品が出ませんか?

JustWatchのウォッチリスト機能を使えば、いま未契約のサービスにある作品も保存しておけます。次にそのサービスへ加入したタイミングで観ればよいので、見逃しのリスクは低いです。

Amazonプライムの解約もローテーションに入れるべきですか?

Amazonプライムは動画だけでなく送料無料やPrime Readingなどの複合特典があるため、ベース契約として残すほうがトータルでお得になることが多いです。動画だけで判断するなら、月600円ぶんの価値があるかどうかで決めてみてください。

家族で観たいサービスが違うときはどうしていますか?

筆者の家では月初に「今月どのサービスにする?」と話し合います。Filmarksで観たい作品をリストアップして、いちばん多く引っかかったサービスに加入する方式です。意見が割れたら、その月だけ2つ追加することもあります。

参考文献