「つけっぱなしのほうが安い」って本当?

「エアコンはこまめに消すより、つけっぱなしのほうが電気代が安い」という話、聞いたことありますよね。

結論から言うと、これは「条件付きで本当」です。

エアコンは部屋を設定温度まで冷やす(暖める)ときにいちばん電力を使います。つまり、こまめにON/OFFを繰り返すと、そのたびに「全力運転→設定温度まで到達」を繰り返すことになり、結果的に電力を多く消費するんです。

でも、これには条件があります。

つけっぱなしが有利なケース

30分〜1時間程度の外出
ちょっとコンビニに行く、近所のスーパーで買い物するくらいなら、つけっぱなしのほうがお得。帰宅後に再起動して部屋を冷やし直すほうが電気代がかかります。

日中の暑い時間帯(冷房の場合)
外気温が高い昼間は、消すと室温がすぐ上がってしまい、再起動時にものすごい電力を使います。ダイキンの実験によると、日中(9:00〜18:00)はつけっぱなしのほうが約35円お得だったという結果も。

消したほうがいいケース

2時間以上の外出
長時間出かけるなら消しましょう。さすがに誰もいない部屋を冷やし続けるのはもったいないです。

夜間・就寝中(季節による)
春や秋など、夜は涼しくなる季節ならタイマーで消すほうがお得。ただし真夏の熱帯夜は、健康のためにもつけっぱなし推奨です。

高断熱の家
最近の高気密・高断熱住宅は室温が下がりにくいので、一度冷えたら消しても長時間キープできます。この場合はこまめに消すほうがお得になりやすいです。

電気代を下げる5つの工夫

ON/OFF問題より、実はこっちのほうが効果大きいです。

1. 設定温度を1℃変える
冷房を1℃上げると約10%の節電になります。28℃が推奨ですが、暑ければ27℃でも十分効果あり。

2. フィルターを掃除する
フィルターにホコリが詰まると効率ダウン。2週間に1回の掃除で約5〜10%の節電。掃除機で吸うだけでOKです。

3. サーキュレーターを併用
エアコンの風をサーキュレーターで部屋全体に回すと、体感温度が2℃くらい下がります。設定温度を上げられるので結果的に節電。

4. 室外機の周りを空ける
室外機の前に物を置いていませんか?放熱が悪くなると効率がガタ落ちします。周囲20cm以上は空けましょう。

5. 遮光カーテンを使う
窓からの熱が室温上昇の最大要因。遮光カーテンや断熱フィルムで日差しをカットするだけで、エアコンの負荷がかなり減ります。

FAQ

つけっぱなしだとエアコンが壊れやすくなりますか?

最近のエアコンは24時間連続運転を想定して設計されているので、つけっぱなしで壊れやすくなることはありません。ただし、フィルター掃除をサボると故障リスクは上がります。

1ヶ月つけっぱなしにすると電気代はいくら?

機種や部屋の広さによりますが、6〜8畳用のエアコンで冷房つけっぱなし(設定28℃)の場合、おおよそ月4,000〜7,000円程度が目安です。

暖房の場合も同じ?

基本的な考え方は同じです。ただし暖房は冷房より電力を使うので、「つけっぱなし vs こまめに消す」の差が大きく出やすいです。30分以内の外出ならつけっぱなしがおすすめ。

参考文献