排水口の掃除に重曹とクエン酸がいいって聞いたけど、「どっちを先に入れるの?」って迷いますよね。実はこの順番を間違えると、あのシュワシュワの泡が全然出なくて、掃除効果がガクッと落ちてしまうんです。この記事では、正しい順番と分量、泡が出ないときの対処法まで、まるっと解説します。
正しい順番は「重曹が先、クエン酸が後」
結論から言います。正しい順番は「重曹→クエン酸→お湯」です。逆にすると効果が半減するので要注意。
具体的な手順はこちら。
- 排水口のフタとゴミ受けを外す — まずは排水口の部品を取り外します。ゴミ受けに溜まっているゴミも先に捨てておきましょう
- 重曹をまんべんなく振りかける — 排水口とその周りに重曹を振りかけます。量の目安は大さじ3〜4杯(約50g〜60g)。排水口の中にも入るようにたっぷり使いましょう
- クエン酸を重曹の上にかける — 重曹の上からクエン酸を振りかけます。量は大さじ1〜2杯(約15g〜30g)。重曹の半分くらいの量が目安です
- お湯をゆっくりかける — 40〜50℃くらいのお湯をコップ1杯分(200ml程度)ゆっくりかけます。熱湯はNGです(排水管を傷めるおそれあり)
- 泡が出るのを待つ(5〜30分放置) — シュワシュワと泡が出てきたら、そのまま5〜30分放置します。泡が汚れを浮かせてくれます
- 水で洗い流す — 最後にたっぷりの水で洗い流して完了です
重曹が先で、クエン酸が後。この順番を覚えておけばOKです。語呂合わせで「じゅう(重曹)→く(クエン酸)」=「10→9」と覚えるのもアリですよ。
なぜ順番が大切なの?科学的な理由
「別にどっちが先でも同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はちゃんとした理由があります。
重曹(炭酸水素ナトリウム)はアルカリ性、クエン酸は酸性です。この2つが反応すると二酸化炭素(CO2)の泡が発生します。この泡が排水口の汚れを物理的に浮かせて剥がしてくれるのが、このお掃除法のキモです。
重曹が先の理由:重曹を先に排水口に密着させておくことで、後からクエン酸を加えたときに排水口の表面で効率よく泡が発生します。逆にクエン酸を先に入れると、液体として流れていってしまい、重曹との反応が十分に起きません。
また、重曹自体にも研磨作用があるので、排水口の表面にこびりついた汚れを削り取る効果があります。先に重曹を振りかけることで、この研磨効果も活かせるわけです。
ちなみに、泡自体に強力な洗浄効果があるわけではありません。泡の力で汚れを「浮かせる」のが目的です。頑固な汚れには、市販のパイプクリーナー(パイプユニッシュなど)の併用も検討しましょう。
泡が出ない!原因と対処法
手順通りにやったのに泡が出ない……そんなときは以下をチェックしてください。
原因1:お湯の温度が低すぎる
水だと反応が起きにくいです。40〜50℃のお湯を使いましょう。ただし、60℃以上の熱湯は排水管(特に塩ビ管)を変形させるおそれがあるのでNGです。給湯器の温度設定を確認して、適温のお湯を用意しましょう。
原因2:重曹やクエン酸の量が少なすぎる
ケチって少量だと、反応が弱くなって泡がほとんど出ません。重曹は大さじ3〜4杯、クエン酸は大さじ1〜2杯をしっかり使いましょう。100均で売っている重曹やクエン酸で十分です。
原因3:重曹やクエン酸が古い・湿気っている
開封後に長期間放置した重曹やクエン酸は、湿気を吸って効果が落ちていることがあります。サラサラの粉末状態でない場合は、新しいものに買い替えましょう。Amazonやドラッグストアで手軽に購入できます。
原因4:排水口が水浸しになっている
重曹を振りかける前に排水口がびしょびしょだと、重曹が水に溶けて流れてしまいます。軽く水気を拭き取ってから重曹を振りかけましょう。完全に乾かす必要はありませんが、水たまりがない状態がベストです。
キッチン・お風呂・洗面台、場所別のコツ
排水口の掃除は場所によって少しコツが異なります。
キッチンの排水口
油汚れが多いキッチンでは、重曹とクエン酸だけでは力不足のことも。重曹を振りかけた後、食器用洗剤を数滴垂らしてからクエン酸を加えると、油汚れにも効果的です。ゴミ受けのぬめり取りにも使えます。
お風呂の排水口
お風呂は髪の毛や石鹸カスが溜まりやすいです。重曹+クエン酸の前に、まず髪の毛を取り除きましょう。髪の毛が残ったまま掃除しても効果は半減です。100均で売っている排水口の髪キャッチャーを使うと日常の予防にもなります。
洗面台の排水口
洗面台はスペースが狭いので、重曹とクエン酸は少なめでOK。重曹大さじ2、クエン酸大さじ1程度で十分です。歯磨き粉や石鹸のカスが溜まりやすいので、月1回の掃除がおすすめです。
掃除の頻度はどのくらい?
重曹+クエン酸の排水口掃除は、以下の頻度を目安にしましょう。
- キッチン:週1回が理想。最低でも月2回
- お風呂:月2回程度。髪の毛除去は毎日が理想
- 洗面台:月1回でOK
定期的にやっておけば、パイプが詰まるような深刻な事態は防げます。逆に放置しすぎると、重曹+クエン酸では太刀打ちできないレベルの汚れになることもあるので、早めの習慣化がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
重曹とクエン酸を混ぜてから入れてはダメですか?
ダメではありませんが、おすすめしません。混ぜた時点で反応が始まってしまい、容器の中で泡が発生してしまいます。排水口の中で反応させたいので、別々に入れる方が効果的です。
お酢をクエン酸の代わりに使えますか?
使えます!クエン酸がない場合、食用のお酢(穀物酢)で代用できます。重曹を振りかけた後、お酢をコップ半分ほどかけてください。ただし、お酢はニオイが残ることがあるので、最後にしっかり水で流しましょう。
重曹とクエン酸の泡は体に害がありますか?
ありません。発生する泡は二酸化炭素なので、換気さえしていれば全く問題ありません。塩素系の洗剤のように「混ぜるな危険」のリスクはゼロです。お子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。
重曹とクエン酸で排水管の詰まりは解消できますか?
軽度のぬめりや汚れには効果がありますが、完全に詰まっている場合は難しいです。水がまったく流れないレベルの詰まりには、パイプユニッシュなどの専用洗剤か、業者への依頼を検討してください。
セスキ炭酸ソーダでも同じ効果がありますか?
セスキ炭酸ソーダも弱アルカリ性なので似た効果は期待できますが、クエン酸との反応で発生する泡の量は重曹の方が多いです。排水口の泡掃除には重曹の方がおすすめです。セスキはどちらかというと油汚れの拭き掃除に向いています。
参考文献
- 重曹の基礎知識 — 石けん百科
- パイプユニッシュ製品情報 — ジョンソン
- 重曹とクエン酸の使い方 — 暮らしニスタ



