朝の忙しい時間に洗濯機を回していたら、突然「ピーッ」とエラー音。表示パネルを見ると見慣れないアルファベットと数字の組み合わせが……。ドラム式洗濯機のエラー表示って、何が起きたのか全然わからなくて焦りますよね。

この記事では、2026年2月現在の情報をもとに、パナソニック・日立・シャープの主要3メーカー別によくあるエラーコードの意味と、修理を呼ぶ前に自分で試せる対処法を解説します。「とりあえずコンセント抜けばいいの?」「このエラーって修理行き?」といった疑問をまるっと解決しましょう。

まず試したい!エラー表示が出たときの共通リセット手順

メーカーを問わず、エラーが出たらまず以下の手順を試してみてください。これだけで直るケースがけっこうあります。

ステップ1:電源ボタンを押して電源を切る
運転中であっても、まずは電源OFFにします。

ステップ2:コンセントを抜いて5分以上待つ
ここが超重要。すぐに差し直すと洗濯機の内部コンピュータがリセットしきれません。パナソニック公式では約1分、東芝系の解説では5分以上を推奨しています。安全を見て5分待つのがおすすめです。

ステップ3:コンセントを差し直して電源ON
エラーが消えていれば一時的な誤検知だった可能性が高いです。再びエラーが出る場合は、次のメーカー別の項目を確認しましょう。

パナソニック(Panasonic)のドラム式洗濯機|よくあるエラーコード

パナソニックのドラム式洗濯機は、エラーコードの頭文字でざっくり深刻度がわかるのが特徴です。パナソニック公式FAQによると、「U」で始まるコードはユーザー側で対処できるもの、「H」で始まるコードは部品の故障が疑われるものに分類されています。

自分で直せる「U」系エラー

コード意味自分でできること
U11排水できない排水フィルター・排水口のゴミを掃除する。排水ホースが折れ曲がっていないか確認
U13脱水できない(衣類の片寄り)ドアを開けて洗濯物を均等にほぐし、再スタート
U14給水できない水道の蛇口が閉まっていないか確認。給水フィルターの目詰まりも要チェック

修理が必要な「H」系エラー

コード意味備考
H35ベルト外れ・ベルト切れドラムを回すベルトが経年劣化で伸びたり外れたりしている。修理事例によると、洗濯物の入れすぎもベルト外れの原因になる
H27温風異常乾燥ヒーターまわりのトラブル。修理が必要
H59モーター異常モーターの交換が必要になるケースが多い

つまり、パナソニックの場合は「Uなら自分で、Hなら修理屋さんへ」と覚えておくとわかりやすいです。

日立(HITACHI)のドラム式洗濯機|よくあるエラーコード

日立のドラム式洗濯機(ビッグドラムシリーズなど)は、日立公式サポートによると「C」で始まるコードと「F」で始まるコードに大きく分かれます。

自分で対処できる「C」系エラー

コード意味自分でできること
C02排水できない排水フィルター・排水口のゴミ取り。排水ホースの高さが正しいか確認
C04脱水できない洗濯物の片寄りを直す。防水パンの上で本体がガタついていないかもチェック
C08ドアがロックできないドアにゴミや衣類が挟まっていないか確認
C09ドアのロックが解除できない電源を切りコンセントを抜いて5分待ってから再度試す

修理が必要な「F」系エラー

コード意味備考
F02制御基板の異常メーカー修理が必要。日立公式でも修理依頼を案内
F06モーター系の異常モーターまたはインバーター基板の交換が必要

日立の場合は「Cなら自分で確認、Fなら修理が必要」というルールです。

シャープ(SHARP)のドラム式洗濯機|よくあるエラーコード

シャープのドラム式洗濯機は、シャープ公式サポートページによるとエラー表示が「E」系と「C」系に分かれています。

自分で対処できるエラー

コード意味自分でできること
E03排水できない排水ホースの詰まり確認、糸くずフィルターの掃除
E07脱水ができない洗濯物を減らして再スタート。洗濯機が傾いていないか確認
E09給水できない蛇口の開閉を確認。給水ホースが正しく接続されているか確認
C24乾燥フィルターの詰まり乾燥フィルターを外してホコリを除去

修理が必要なエラー

コード意味備考
E04給水バルブの異常バルブの故障。メーカー修理が必要
E13ドアロック機構の故障ロック部品の交換が必要

修理を呼ぶ?買い替える?判断のポイント

自分で対処できないエラーが出たとき、悩むのが「修理するか、買い替えるか」ですよね。2026年2月現在の修理費用の相場をもとに、判断の目安をまとめました。

修理費用の相場(ドラム式洗濯機の場合)

くらしのマーケットすまいのホットラインによると、ドラム式洗濯機の修理費用はおおむね以下のとおりです。

  • 排水・給水トラブル:5,000〜15,000円
  • ベルト交換:10,000〜20,000円
  • 基板交換:30,000〜50,000円
  • モーター交換:40,000〜80,000円

ここに出張費・診断料(3,000〜5,000円程度)が加わることも。

買い替えを検討すべきライン

ざっくり言うと、以下のどちらかに当てはまるなら買い替えのほうが合理的です。

  • 購入から7年以上経っている(ドラム式洗濯機の設計上の標準使用期間は7年が一般的)
  • 修理費が本体価格の3分の1以上になる見込み

ドラム式洗濯機は新品で15〜25万円程度するため、修理費が5万円を超えてくると悩ましいラインです。逆に、購入して3〜4年以内でベルト交換や排水系の修理なら、修理したほうがお得なケースが多いでしょう。

エラーを未然に防ぐ!日頃のメンテナンス3つ

そもそもエラーが出にくくなるように、日頃からできることを3つ紹介します。

1. 排水フィルターは週1回掃除する
ドラム式洗濯機には排水フィルター(糸くずフィルター)が付いています。ホコリや糸くず、小さなゴミがここに溜まると排水エラー(U11、C02、E03など)の原因になります。週に1回、フィルターを外してゴミを取り除きましょう。

2. 洗濯物を入れすぎない
「ちょっと多いけど回しちゃえ」が積み重なると、脱水時の衣類の片寄りエラーだけでなく、ベルトの劣化も早まります。容量の7〜8割を目安にするのがベストです。

3. 月1回の洗濯槽クリーニング
市販の洗濯槽クリーナーや酸素系漂白剤を使って、月に1回は槽洗浄をしましょう。カビや石けんカスの蓄積は排水経路の詰まりにもつながります。

FAQ

ドラム式洗濯機のエラーが出たらまず何をすればいい?

電源を切り、コンセントを抜いて5分以上待ってから差し直してください。これで内部コンピュータがリセットされ、一時的なエラーなら解消されることが多いです。

エラーコードが消えてもまたすぐ出るのはなぜ?

排水フィルターの汚れや洗濯物の片寄りなど、根本原因が解消されていない可能性があります。コードの意味を確認して、該当する箇所を点検してください。

パナソニックの「H」エラーは自分で直せない?

「H」で始まるエラーは部品故障の可能性が高く、基本的にはメーカーまたは修理業者への依頼が必要です。H35(ベルト外れ)のみ、経験のある方がDIY修理している事例もありますが、感電や故障悪化のリスクがあるため自己責任となります。

修理と買い替え、どっちが得?

購入から7年未満で修理費が5万円以下なら修理がお得なケースが多いです。7年以上経過している場合や、モーター・基板交換が必要な場合は買い替えも検討しましょう。

メーカー修理と街の修理業者、どちらに頼むべき?

保証期間内ならメーカー修理一択です。保証が切れている場合、メーカー修理は安心感がありますが費用が高め。街の修理業者は費用を抑えられる可能性がありますが、信頼できる業者を選ぶことが大切です。口コミやレビューを確認してから依頼しましょう。

参考文献