「Geminiで画像を作って」と頼んだのに、なぜか文章だけが返ってくる。「画像を生成して」と何度お願いしても、テキストの説明が延々と続く……。
2026年2月現在、Google Geminiの画像生成機能で「画像が出てこない」トラブルを経験する人が増えています。X(旧Twitter)でも「Geminiさん、画像を生成してと指示しているのに何度もテキストで出力されてしまいます」「今日の朝なんてエラーしか出なくなって」といった声が上がっています。
この記事では、Geminiで画像が生成されない原因を5つに整理して、それぞれの対処法をわかりやすく解説します。「結局どうすれば画像が出るの?」というモヤモヤ、ここでスッキリ解決しましょう。
原因1:使っているモデルが画像生成に対応していない
実はこれが一番多い原因です。Geminiには複数のモデルがあり、すべてのモデルが画像を作れるわけではありません。
2026年2月時点で、画像生成に対応しているのは主に以下のモデルです。
- Gemini 2.0 Flash(Imagen 3搭載)— Geminiアプリのデフォルト
- Gemini Advancedで選択できるモデル
一方、Gemini 3.1 Pro Preview(2026年2月19日公開)などのテキスト特化モデルは、画像の「分析」はできても「生成」はできません。つまり、モデルが自動的にテキスト版に切り替わっていると、いくら「画像を作って」と言っても文章しか返ってこないんです。
対処法:
- Geminiアプリの画面上部で、使用中のモデル名を確認する
- モデル選択メニューから画像生成対応モデル(Gemini 2.0 Flashなど)に切り替える
- Gemini Advanced(有料版)を使っている場合は、モデル選択ドロップダウンで明示的に画像対応モデルを選ぶ
原因2:無料版の回数制限に引っかかっている
Geminiの画像生成機能には、プランごとに1日の生成上限があります。Google公式のヘルプページによると、2026年2月時点のおおまかな目安は以下のとおりです。
- 無料版:高品質画像(Imagen 3)は1日あたり数枚程度。上限を超えると標準モデルに自動切り替え
- Google AI Plus(月額約1,200円):約50枚/日
- Google AI Pro:約100枚/日
- Google AI Ultra:約1,000枚/日
無料版でたくさん画像を生成しようとすると、途中から「テキストだけの説明」に切り替わることがあります。エラーメッセージが出ることもあれば、何の説明もなくテキスト出力に変わることもあるので、「壊れた?」と感じるわけです。
対処法:
- 時間を置いて翌日に再度試す(上限は日次でリセットされる)
- 頻繁に画像生成するならGoogle AI Plusへのアップグレードを検討する
- 代替手段としてImageFX(Google提供の無料画像生成ツール)を併用する
原因3:安全フィルターにブロックされている
Geminiにはかなり厳しめの安全フィルターが搭載されています。以下のようなプロンプトは、画像生成がブロックされてテキスト応答だけが返ってくることがあります。
- 実在の人物名を含むプロンプト(例:「〇〇の写真風イラスト」)
- 著作権で保護されたキャラクター(例:「ピカチュウ風のイラスト」)
- 暴力・性的表現を連想させる内容
- 歴史上の人物をリアルに描写するリクエスト
ざっくり言うと、Googleは2024年に人物画像の生成で「歴史的に不正確な画像を作ってしまった」という批判を受け、それ以降安全フィルターを大幅に強化しています。Google公式ブログでも「改善に取り組む」と表明しています。無料版では人物画像の生成自体が制限されているケースもあります。
対処法:
- 人物名を含まず、特徴で描写する(例:「スーツを着た30代のビジネスパーソン」)
- 「イラスト風」「フラットデザイン」などスタイルを明記して、写真リアリズムを避ける
- プロンプトの冒頭に用途を書く(例:「ブログ記事のアイキャッチ用に〜」)
- どうしても人物画像が必要なら、Gemini Advanced(有料版)を試す
原因4:プロンプトの書き方が曖昧すぎる
Geminiは賢いAIですが、あいまいな指示には画像ではなくテキストで応答する傾向があります。たとえば「かわいい画像を作って」だけでは、「かわいい画像の作り方」をテキストで説明してくることがあります。
画像生成のプロンプトは具体的に、かつ構造的に書くのがコツです。
悪い例:
- 「きれいな景色の画像」
- 「猫の画像を作って」
良い例:
- 「桜が満開の日本庭園、池に桜の花びらが浮かんでいる風景、写真風、横長」
- 「ソファの上で丸くなっている茶トラ猫、暖かい室内光、水彩画風イラスト」
ポイントは以下の4つを盛り込むことです。
- 被写体(何を描くか)
- 場所・背景(どこで)
- スタイル(写真風、イラスト風、水彩風など)
- 構図・雰囲気(横長、明るい、レトロなど)
また、日本語より英語の方が精度が高い場合もあります。英語が苦手なら、まず日本語でプロンプトを書いて、Geminiに「このプロンプトを英語に翻訳して、その英語で画像を生成して」と頼むテクニックも有効です。
原因5:サーバー障害やメンテナンス中
Geminiのサーバーに障害が起きていたり、メンテナンス中だったりすると、画像生成だけが動かなくなることがあります。テキスト応答は正常なのに画像だけ生成されない、というパターンです。
2026年2月にもX上で「Geminiさんが定期的にエラーを吐く」「会話履歴が真っさらに消えた」といった報告が複数見られました。
対処法:
- Google Cloud のステータスページで障害情報を確認する
- DowndetectorでGeminiの障害報告をチェック
- X(旧Twitter)で「Gemini 画像生成」「Gemini エラー」で検索して、同じ症状の人がいないか確認
- 30分〜1時間ほど時間を空けて再度試す
それでも画像が出ないときのチェックリスト
上記5つの原因を確認しても解決しない場合は、以下を順番に試してみてください。
- ブラウザのキャッシュを削除してからGeminiにアクセスし直す
- 別のブラウザ(Chrome、Edge、Firefoxなど)で試す
- スマホアプリ版のGeminiで同じプロンプトを試す
- Googleアカウントの年齢設定を確認する(Google公式ポリシーによると18歳未満は画像生成が利用不可)
- VPN接続中ならVPNをオフにして試す
- 新しいチャットを開始してから画像生成を依頼する(会話の文脈が影響している場合がある)
FAQ
Geminiの画像生成は無料で使えますか?
はい、2026年2月時点で無料版でも画像生成は利用できます。ただし1日あたりの生成枚数に上限があり、高品質画像(Imagen 3)は数枚程度です。頻繁に使う場合はGoogle AI Plus(月額約1,200円)へのアップグレードがおすすめです。
無料版のGeminiで人物の画像は作れますか?
無料版では人物画像の生成に大きな制限があります。実在の人物名を指定した生成はブロックされ、架空の人物でも安全フィルターに引っかかることがあります。有料版(Gemini Advanced)では一部制限が緩和されていますが、完全に自由に生成できるわけではありません。
「画像を生成して」と言っているのにテキストの説明が返ってくるのはなぜ?
もっとも多い原因は「画像生成に対応していないモデルが選択されている」ことです。Geminiの画面上部でモデル名を確認し、画像生成対応のモデル(Gemini 2.0 Flashなど)に切り替えてみてください。プロンプトが曖昧すぎる場合もテキストで応答されることがあります。
Geminiの代わりに無料で画像生成できるツールはありますか?
Google提供のImageFXは、Imagen 3を使った画像生成が無料で利用できます。そのほか、Microsoft Bing Image Creator(DALL·E 3搭載)やCanvaのAI画像生成機能も無料枠があります。
参考文献
- Google AI のサブスクリプション プランに応じた Gemini アプリの使用量上限とアップグレード — Google Gemini ヘルプ
- Gemini image generation got it wrong. We'll do better. — Google公式ブログ, 2024年2月
- 生成 AI の使用禁止に関するポリシー — Google Gemini ヘルプ
- Gemini image generation limitations — Google Cloud ドキュメント



