「いつも使ってたMicrosoft 365アプリでWordやExcelが開けない!」「アプリがCopilotって名前に変わってて混乱する……」――2026年に入ってから、こんな声がSNSで急増しています。

じつは2026年2月ごろから、スマホ版の「Microsoft 365」アプリに大きな変更がありました。アプリ名が「Microsoft 365 Copilot」に変わり、Word・Excel・PowerPointのファイル編集機能が段階的に廃止されています。つまり、今まで1つのアプリで済んでいた作業が、個別のアプリをインストールしないとできなくなったんです。

この記事では、2026年4月時点の最新情報をもとに、いったい何が変わったのか・今すぐ何をすればいいのかをわかりやすく解説します。

そもそも何が起きた?「Microsoft 365」→「Microsoft 365 Copilot」への変更まとめ

Microsoftは2025年1月から、スマホ向けの「Microsoft 365」アプリ(旧称:Office)を「Microsoft 365 Copilot」という名前に順次変更しています。名前だけでなく、アプリの方向性そのものが「AI(Copilot)を中心としたチャット型ツール」に舵を切りました。

Microsoftの公式サポートページによると、2026年2月以降、以下の機能が段階的に廃止されています。

  • Word・Excel・PowerPointファイルの編集 → アプリ内で直接編集できなくなり、個別アプリ(Word / Excel / PowerPoint)に転送される
  • ファイル一覧の表示・管理 → OneDriveアプリに転送される
  • アプリを開くとCopilotのチャット画面が表示される仕様に変更

ざっくり言うと、「1つのアプリで全部できた便利ツール」から「AIチャット専用アプリ」に変わったというイメージです。

なぜ変わった?Microsoftの狙いは「AI-first」

Microsoftの公式説明では、この変更は「AI-firstな体験への移行」とされています。要するに、MicrosoftはCopilot(AI)を全面に押し出したいわけです。

ただし、ユーザーにとっては「今まで無料でWord・Excelが1つのアプリで使えてたのに、急にアプリが分かれて不便になった」というのが率直な感想でしょう。Google Playのレビューでも、2026年2月以降に低評価レビューが急増しているのが現状です。

さらに、2026年4月15日には追加の変更も実施されました。窓の杜の報道によると、Microsoft 365 Copilotの有料ライセンスを持っていないユーザーは、Word・Excel・PowerPoint・OneNote内のCopilot(AIアシスタント)機能が使えなくなりました。無料で使えていたAI機能も制限されたわけです。

今すぐやるべき対処法3ステップ

「とにかくスマホでWord・Excelを使いたい!」という人は、以下の3ステップで対応しましょう。

ステップ1:個別アプリをインストールする

以下のアプリをそれぞれインストールしてください。いずれも無料でダウンロードできます(基本的な編集機能は無料で使えます)。

ステップ2:Microsoftアカウントでサインインする

各アプリを起動したら、今まで使っていたMicrosoftアカウント(メールアドレス)でサインインします。OneDriveに保存していたファイルは、そのまま個別アプリからアクセスできます。データが消えることはありません。

ステップ3:Copilotアプリをどうするか決める

「Microsoft 365 Copilot」アプリ自体は、AIチャット機能(質問に答えてもらう・文章を要約する・アイデアを出してもらう等)は引き続き使えます。AIチャットが不要なら、アプリを削除してストレージを空けるのもアリです。

無料で使える?有料プランとの違い

「個別アプリを入れたら、お金がかかるの?」と心配な方も多いでしょう。結論から言うと、基本的な文書の閲覧・編集は無料です。

ただし、以下の機能はMicrosoft 365の有料プラン(Personal:月額1,490円、Family:月額2,100円、2026年4月時点)が必要です。

  • OneDriveのストレージ拡張(無料は5GBまで)
  • 高度な編集機能(ピボットテーブル、マクロ等)
  • Copilot(AIアシスタント)のフル機能

「メールで届いたWordファイルを開いてちょっと編集する」程度なら、無料のままで十分です。

Google ドキュメントなど代替アプリも検討しよう

「アプリが4つもバラバラになるのは面倒……」という人は、Googleのオフィスアプリを使う選択肢もあります。

  • Googleドキュメント(Word代替) — .docxファイルの読み書きにも対応
  • Googleスプレッドシート(Excel代替) — .xlsxファイルの読み書きにも対応
  • Googleスライド(PowerPoint代替) — .pptxファイルの読み書きにも対応

Googleアカウントがあればすべて無料で使え、Google ドライブで15GBまでファイルを保存できます。Microsoft形式のファイルとの互換性もかなり高いので、「とにかく1つのアカウントでシンプルに管理したい」という人にはおすすめです。

FAQ

Q. Microsoft 365 Copilotアプリを使い続けないとダメ?

いいえ。Word・Excel・PowerPointの個別アプリをインストールすれば、Copilotアプリは削除しても問題ありません。AIチャット機能が不要なら、ストレージ節約のために消してもOKです。

Q. 今まで作成したファイルは消えない?

消えません。OneDriveに保存されているファイルは、個別のWord・Excel・PowerPointアプリからそのままアクセスできます。端末本体に保存したファイルも、ファイルマネージャーから開けます。

Q. iPhoneでも同じ変更が起きている?

はい。iOS版の「Microsoft 365 Copilot」アプリも同様の変更が適用されています。App Storeから個別のWord・Excel・PowerPointアプリをインストールしましょう。

Q. 会社で使っているMicrosoft 365は影響ある?

企業向け(Microsoft 365 Business / Enterprise)の場合、2026年4月15日以降、2,000シート以上の組織ではMicrosoft 365 Copilotの有料ライセンスがないとWord・Excel内のAIアシスタント(Copilot)が使えなくなりました。ファイルの編集自体は引き続き可能です。詳しくはIT管理者に確認してください。

参考文献