「子どもがスマホを触ってパスコードを何回も間違えたら、'iPhoneは使用できません'と出てしまった!」「ロック画面のパスワードを忘れて、何度も入力したら30分間使えなくなった……」

こんなトラブル、実はめちゃくちゃ多いんです。パスコードを一定回数間違えると、スマホはセキュリティのために一定時間操作を受け付けなくなる仕組みになっています。さらに間違え続けると、最悪の場合は初期化(データ全消去)が必要になることも。

この記事では、2026年4月時点のiPhone(iOS 18)・Android両方の情報をもとに、パスコードを間違えたときのロック時間の仕組みロック状態からの解除方法、そしてこうならないための事前対策をわかりやすく解説します。

パスコードを間違えると何が起きる?iPhone・Androidのロック時間

iPhoneの場合(iOS 18以降)

iPhoneはパスコードの入力ミスの回数に応じて、段階的にロック時間が長くなります。Apple公式サポートによると、おおむね以下のルールです。

  • 5回連続ミス:1分間ロック
  • 6回連続ミス:5分間ロック
  • 7回連続ミス:15分間ロック
  • 8〜9回連続ミス:最大60分間ロック
  • 10回連続ミス:「iPhoneは使用できません」と表示。設定によっては自動的にデータが消去される

つまり、10回間違えると最長で合計3時間以上使えなくなり、最終的にはロック解除不能になります。お子さんやペットが画面をタッチしまくって……というパターンが本当に多いです。

Androidの場合

Android公式サイトによると、メーカーや機種によって仕様が異なりますが、一般的な挙動は以下のとおりです。

  • 5回連続ミス:30秒間ロック
  • 10回連続ミス:30秒間ロック(端末起動時は電源の入れ直しが必要)
  • 20回連続ミス:電源の入れ直しが必要
  • 30回連続ミス端末が自動的に初期化される(データ全消去)

Androidはメーカーごとに挙動が違うのがややこしいポイント。Galaxy・Xperia・AQUOSなど、自分の機種の仕様をあらかじめ確認しておくと安心です。

iPhoneが「使用できません」になったときの解除方法3つ

方法1:「パスコードのリセット」機能を使う(iOS 17以降)

iOS 17以降のiPhoneには、72時間以内であれば古いパスコードで新しいパスコードに変更できる機能が追加されました。

  1. 「iPhoneは使用できません」の画面で右下の「iPhoneのロックを解除」をタップ
  2. 「パスコードをお忘れですか?」→「前のパスコードを試す」を選択
  3. 以前使っていたパスコードを入力
  4. 新しいパスコードを設定

ただしこれはパスコードを変更してから72時間以内に限られます。72時間を過ぎている場合は使えません。

方法2:パソコンのiTunes(またはFinder)で復元する

もっとも確実な方法です。ただし端末は初期化されます。事前にiCloudバックアップがあれば、復元後にデータを戻せます。

  1. iPhoneをパソコンにUSBケーブルで接続
  2. iPhoneをリカバリーモードにする(機種によってボタンの組み合わせが違います)
    • iPhone 8以降:音量上ボタンを押してすぐ離す→音量下ボタンを押してすぐ離す→サイドボタンを長押し
    • iPhone 7:音量下ボタン+サイドボタンを同時に長押し
  3. パソコンのiTunes(Macの場合はFinder)に「アップデートまたは復元を必要としているiPhone」と表示される
  4. 「復元」をクリック
  5. 復元が完了したら、初期設定をやり直す

方法3:iCloud.comの「探す」から初期化する(パソコンがない場合)

パソコンがない場合は、家族や友人のスマホ・タブレットからiCloud.comにアクセスして初期化できます。

  1. iCloud.com/findにApple IDでログイン
  2. ロックされたiPhoneを選択
  3. 「iPhoneを消去」をタップ
  4. 消去後、初期設定でiCloudバックアップから復元

いずれの方法も、Apple IDとそのパスワードは必要です。Apple IDのパスワードまで忘れてしまった場合は、Apple Storeまたは正規サービスプロバイダに相談しましょう。

Androidがロックされたときの解除方法3つ

方法1:Googleの「デバイスを探す」で初期化する

Googleアカウントにログインしていれば、別のデバイスからリモートで初期化できます。

  1. パソコンや別のスマホでGoogleの「デバイスを探す」にアクセス
  2. Googleアカウントでログイン
  3. ロックされた端末を選択
  4. 「デバイスを初期状態にリセット」を実行

これもデータは消えますが、Googleアカウントにバックアップされている連絡先・写真・アプリは復元できます。

方法2:リカバリモードで初期化する

ネット接続がない場合や「デバイスを探す」が使えない場合は、ハードウェアボタンの操作で初期化できます。

  1. 電源を切る
  2. 電源ボタン+音量下ボタンを同時に長押し(メーカーによって異なります)
  3. リカバリメニューが表示されたら「Wipe data / factory reset」を選択
  4. 音量ボタンで「Yes」を選び、電源ボタンで確定

Galaxyの場合は「電源+音量上+Bixbyボタン」、Xperiaの場合は「電源+音量下」など、機種によってボタンの組み合わせが異なるので、自分の機種名で検索して確認してください。

方法3:キャリアショップ・メーカー修理窓口に相談する

自力での操作が難しい場合は、ドコモショップ・auショップ・ソフトバンクショップなどのキャリアショップか、メーカーのサービスセンターに持ち込みましょう。本人確認書類が必要です。

ロック解除で「データが消える」のを防ぐには?

パスコードロックからの復旧は、ほとんどの場合初期化(データ全消去)が必要です。つまり、バックアップがなければ写真もLINEの履歴もすべて失われます

だからこそ、日頃からバックアップをとっておくことが超重要です。

iPhoneの場合:

  • 「設定」→ 自分の名前 →「iCloud」→「iCloudバックアップ」をオンに
  • Wi-Fi接続中・充電中・画面ロック中に自動バックアップされます

Androidの場合:

  • 「設定」→「Google」→「バックアップ」→「Google Oneバックアップ」をオンに
  • 写真はGoogleフォトの自動バックアップも有効にしておきましょう

二度とロックアウトされないための予防策5つ

予防策1:パスコードをメモしておく(紙で)
デジタルメモだとスマホが使えないときに見られません。紙に書いて、自宅の安全な場所(貴重品と一緒に)に保管しておきましょう。

予防策2:生体認証(指紋・顔認証)を設定する
Face IDやTouch ID(iPhone)、指紋認証(Android)を設定しておけば、パスコード入力の機会自体が減ります。

予防策3:子どもが触れる場合は「アクセスガイド」を活用
iPhoneの「アクセスガイド」(設定→アクセシビリティ→アクセスガイド)を使えば、特定のアプリ以外の操作を制限できます。Androidにも「アプリ固定」機能があります。

予防策4:iPhoneの「データ消去」設定を確認する
「設定」→「Face IDとパスコード」→「データを消去」がオンになっていると、10回間違えた時点でデータが自動消去されます。心配な人はオフにしておくのも手です(ただしセキュリティは下がります)。

予防策5:定期的にバックアップをとる
万が一に備えて、最低でも月に1回はバックアップが正常にとれているか確認しましょう。

FAQ

パスコードを間違えてロックされている間、電話やLINEの着信は受けられる?

iPhoneの場合、ロック中でも電話の着信は表示されますが、通知の詳細は見られません。LINEの通話着信も同様です。ただし、自分から発信したりアプリを操作したりはできません。ロック時間が過ぎるのを待つしかありません。

パスコードを忘れたけど、初期化せずにロック解除する方法はある?

残念ながら、基本的にはありません。iPhoneの「前のパスコードを試す」機能(iOS 17以降、72時間以内)を除いて、パスコードを忘れた場合は初期化が必要です。「初期化なしで解除」を謳う怪しいソフトもありますが、詐欺やマルウェアの可能性が高いので使わないでください。

ロック時間が表示されたけど、再起動したらリセットされる?

iPhoneの場合、再起動してもロック時間はリセットされません。むしろ再起動後はFace ID/Touch IDが使えず、パスコード入力が必須になるため、状況が悪化することもあります。おとなしくロック時間が過ぎるのを待ちましょう。

子どもがパスコードを何回も間違えてしまうのを防ぐ設定はある?

iPhoneなら「アクセスガイド」(設定→アクセシビリティ→アクセスガイド)で1つのアプリに画面を固定できます。Androidなら「アプリ固定」(設定→セキュリティ→アプリ固定)が使えます。どちらもお子さんにスマホを渡す前に設定しておけば、ロック画面に戻ることなく安全に使わせられます。

参考文献