「スマホがしょっちゅう固まる」「タッチしても反応が遅い」「アプリが勝手に落ちる」——こんな症状に悩んでいませんか?
2026年2月現在、SNSでも「スマホが固まって操作できない」「騙し騙し使ってたけどもう限界」という声がよく見られます。でも、いきなり買い替えを考える必要はありません。多くの場合、原因を特定して正しい対処をすれば、スマホの動作は改善できます。
この記事では、スマホが固まる・重くなる原因6つと、iPhone・Android別の具体的な対処法をわかりやすく解説します。
スマホが固まる・重くなる原因6つ
スマホの動作が不安定になる原因は、大きく分けて6つあります。自分の症状に近いものがないかチェックしてみてください。
原因1:ストレージ(保存容量)がいっぱい
スマホの本体ストレージが満杯に近い状態だと、動作が極端に遅くなります。Appleの公式サポートによると、iPhoneではストレージの空きが少なくなると自動的に容量の確保を試みますが、それでも足りないと動作が不安定になります。
ざっくり言うと、全体の10〜15%は空き容量として確保しておくのが目安です。64GBのスマホなら、最低6〜10GBくらいは空けておきたいところ。
原因2:アプリを開きすぎている(メモリ不足)
スマホには「RAM」と呼ばれる作業用メモリがあります。これはパソコンでいう「机の広さ」みたいなもの。アプリをたくさん開いたままにしていると、机の上がいっぱいになって新しい作業ができなくなります。
特に、ゲームアプリや動画アプリはメモリを大量に消費します。バックグラウンドで何十個もアプリが動いていると、それだけで動作が重くなる原因に。
原因3:OS・アプリのバージョンが古い
iOSやAndroidのOSアップデート、アプリのバージョンアップには、バグ修正やパフォーマンス改善が含まれています。古いバージョンのまま使い続けると、不具合が残ったままになり、フリーズや動作遅延が起きやすくなります。
逆に、あまりに古い端末に最新OSを入れると、スペック不足で重くなることもあります。ここはバランスが大事です。
原因4:キャッシュデータが溜まりすぎている
キャッシュとは、Webサイトやアプリが次回すばやく表示するために一時保存しているデータのこと。便利な仕組みですが、長期間放置するとギガ単位で溜まり、ストレージを圧迫します。
Android公式のヘルプでも、動作が遅い時のキャッシュクリアが推奨されています。
原因5:バッテリーの劣化
バッテリーが劣化すると、スマホが突然シャットダウンしたり、動作が不安定になったりします。iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で最大容量を確認できます。80%を下回っていたら、バッテリーの寿命が近いサインです。
原因6:端末自体の寿命(経年劣化)
スマホの平均的な寿命は3〜5年と言われています。どれだけ対処しても改善しない場合は、端末そのものが限界を迎えている可能性があります。特に、購入から4年以上経っている場合は買い替えも選択肢に入れましょう。
【iPhone】固まった・重い時の対処法
iPhoneが固まったり動作が重い場合の対処法を、簡単なものから順に紹介します。
対処法1:バックグラウンドアプリを終了する
ホームバーを上にスワイプして途中で止めると(ホームボタンのあるモデルはダブルクリック)、アプリの切り替え画面が表示されます。使っていないアプリを上にスワイプして終了しましょう。
対処法2:ストレージの空き容量を確認・確保する
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で現在の使用状況を確認できます。ここで各アプリの使用容量が大きい順に表示されるので、不要なアプリを削除したり、「非使用のAppを取り除く」を有効にしましょう。
写真や動画が容量を占めている場合は、iCloudストレージやGoogleフォトにバックアップしてから端末の写真を削除するのが効果的です。
対処法3:Safariのキャッシュを削除する
「設定」→「アプリ」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」で、Safariのキャッシュをまとめて削除できます。ただし、ログイン情報も消えるので再ログインが必要になる点に注意。
対処法4:再起動する
意外とバカにできないのが再起動。サイドボタンと音量ボタンを同時に長押しして「スライドで電源オフ」で電源を切り、数秒待ってからサイドボタンを長押しして起動します。
対処法5:強制再起動する(フリーズ時)
画面がまったく反応しない場合は、Appleの公式ガイドに従って強制再起動を行います。
- 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
- 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し
この方法はiPhone 8以降のすべてのモデル(iPhone 15/16含む)で共通です。
【Android】固まった・重い時の対処法
Androidスマホの場合も、基本的な考え方は同じ。ただしメーカーや機種によって画面の名前が微妙に違うことがあります。
対処法1:バックグラウンドアプリを終了する
画面下のナビゲーションバーの「■(四角)」ボタンをタップするか、画面下から上にスワイプして止めると、起動中のアプリ一覧が表示されます。「すべて閉じる」をタップしてまとめて終了しましょう。
対処法2:キャッシュを削除する
「設定」→「アプリ」→ 対象アプリを選択 →「ストレージ」→「キャッシュを消去」で削除できます。
なお、Android 8以降では全アプリのキャッシュを一括削除する機能は廃止されています。アプリごとに削除するか、Files by Googleアプリの「ジャンクファイル」クリーン機能を使うのがおすすめです。
対処法3:ストレージの空き容量を確認・確保する
「設定」→「ストレージ」で使用状況を確認できます(機種によっては「デバイスケア」→「ストレージ」の場合も)。不要な写真・動画・ダウンロードファイルを削除して空き容量を確保しましょう。
対処法4:再起動する
電源ボタンを長押し→「再起動」を選択。多くのAndroidスマホでは電源ボタンの長押しで再起動メニューが表示されます。
対処法5:強制再起動する(フリーズ時)
画面が反応しない場合は、電源ボタンを10〜30秒ほど長押しします。機種によって秒数が異なりますが、たいていこれで強制的に再起動できます。Galaxyシリーズの場合は電源ボタン+音量下ボタンを同時に7秒以上長押しです。
それでも直らない場合は?初期化と買い替えの判断基準
上の対処法をすべて試しても改善しない場合、最終手段として端末の初期化(工場出荷状態に戻す)があります。
初期化の前に必ずやること
- バックアップを取る:iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleアカウントで自動バックアップが可能
- LINEのトーク履歴のバックアップ:LINEのトーク履歴は端末に保存されているため、別途バックアップが必要
- 二段階認証アプリの引き継ぎ準備:Google Authenticator等を使っている場合、初期化前にエクスポートしておく
買い替えを検討すべきサイン
以下に当てはまる場合は、修理や買い替えを検討しましょう。
- 初期化しても症状が改善しない
- バッテリーの最大容量が80%を下回っている(iPhone)
- 購入から4年以上経過している
- 最新OSのサポート対象外になっている
- 充電中に異常に熱くなる・本体が膨らんでいる(この場合はすぐに使用を中止)
日常でできる予防策3つ
スマホを快適に使い続けるために、普段からできる予防策を紹介します。
予防策1:月に1回は再起動する
スマホを何ヶ月も再起動しないまま使い続けている人は多いですが、定期的な再起動はメモリのリフレッシュに効果的です。月に1回、寝る前に電源を切って朝つけるだけでOK。
予防策2:使わないアプリは定期的に整理する
インストールしたまま使っていないアプリが何十個もある…なんてことはありませんか? iPhoneの「非使用のAppを取り除く」機能を使うか、定期的に手動で削除しましょう。
予防策3:OS・アプリは自動アップデートに設定する
アップデートの通知を無視し続けるのはNG。セキュリティ上も危険です。iPhoneは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」をオン、Androidは「設定」→「ソフトウェア更新」で自動更新を有効にしておきましょう。
FAQ
スマホが固まった時、電源ボタン長押しで強制終了しても大丈夫?
基本的に大丈夫です。強制再起動はメーカーが公式に案内している操作で、端末が壊れることはまずありません。ただし、保存していないデータ(入力中のメモなど)は失われる可能性があります。
キャッシュを削除するとアプリのデータは消える?
キャッシュを削除しても、アプリ本体や写真・アカウント情報は消えません。ただしWebサイトのログイン情報が消える場合があるので、パスワードを忘れていないか確認してから実行しましょう。
「非使用のAppを取り除く」と「Appを削除」の違いは?
「取り除く」はアプリ本体だけ削除し、データは残ります。再インストールすれば元の状態で使えます。「削除」はアプリとデータの両方が消去されます。容量を空けたいけどデータは残したい場合は「取り除く」がおすすめです。
初期化するとLINEのトーク履歴は消える?
はい、端末を初期化するとLINEのトーク履歴は消えます。初期化前にLINEアプリ内の「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」でiCloudまたはGoogleドライブにバックアップしておきましょう。
スマホの寿命は何年くらい?
一般的に3〜5年が目安です。バッテリーの劣化が最も早く体感できる変化で、2〜3年でバッテリー持ちが悪くなります。本体の処理性能は3〜5年で最新アプリの要求スペックについていけなくなることが多いです。
参考文献
- How to check the storage on your iPhone and iPad — Apple Support
- Force restart iPhone — Apple Support
- 動作が遅い時はぜひ試したい、Android スマホのキャッシュクリア方法 — Android公式
- スマホが固まる(フリーズする)原因・対処法をわかりやすく解説 — 楽天モバイル
- スマホの動作が重い原因は?対処法や予防方法などをわかりやすく解説 — UQ mobile



