「Teams会議で自分の声が相手に聞こえてないみたい…」「マイクが認識されない!」——Web会議あるあるのトラブルですよね。2026年2月現在、Microsoft Teamsはビジネスの現場で欠かせないツールですが、マイク関連のトラブルは本当によく起こります。
この記事では、Teamsで自分の声が相手に届かない・マイクが認識されない原因を7つに整理して、それぞれの対処法を画面の操作手順つきで解説します。会議が始まる直前でも間に合う「今すぐチェックリスト」もあるので、焦っている方はまずそこから試してみてください。
まずこれだけ確認!会議直前の3秒チェック
Teams会議に入ったのに「聞こえないよ」と言われたら、まず以下の3つを確認してください。これだけで半分以上のトラブルは解決します。
- ミュートになっていないか?:会議画面の下にあるマイクアイコンに斜線(/)が入っていたら、クリックしてミュートを解除しましょう
- 正しいマイクが選ばれているか?:会議画面上部の「…(その他)」→「デバイスの設定」で、使いたいマイクが選択されているか確認
- マイク本体のミュートスイッチ:ヘッドセットや外付けマイクには物理的なミュートボタンがあることが多いです。赤いランプが点いていたらミュート状態かも
ざっくり言うと、「Teamsのミュート」「デバイス選択ミス」「マイク本体のミュート」の3つが原因の大半です。それでもダメなら、次のセクションから順番に試してみてください。
原因1:Windowsのプライバシー設定でマイクがブロックされている
Windows 10/11には、アプリごとにマイクへのアクセスを許可・拒否する「プライバシー設定」があります。ここでTeamsがブロックされていると、いくらTeams側で設定しても音が届きません。
Microsoftの公式サポートによると、確認手順は以下のとおりです。
- Windowsの「設定」を開く(ショートカット:Windowsキー + I)
- 「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を選択
- 「マイクへのアクセス」がオンになっているか確認
- 「デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする」がオンになっているか確認
つまり、Windows側が「このアプリにはマイク使わせないよ」と決めている状態なんです。特にWindows 11にアップグレードした直後や、会社のセキュリティポリシーで制限がかかっている場合に起こりやすいトラブルです。
原因2:Windowsのサウンド設定で入力デバイスが間違っている
Windowsのサウンド設定で、入力デバイス(マイク)が意図しないものに設定されていることがあります。たとえば、USBヘッドセットを挿しているのに内蔵マイクが選ばれている、といったケースです。
- 「設定」→「システム」→「サウンド」を開く
- 「入力」セクションで、使いたいマイクが選択されているか確認
- マイクの横にある音量バーが動いているか、声を出して確認
- 音量が0やミュートになっていないかチェック(80〜100%に設定するのがおすすめ)
Windows 11なら、入力デバイスをクリックしてプロパティを開き、「マイクテスト」の「テスト開始」ボタンで自分の声がちゃんと拾えているか確認できます。ここで反応がなければ、マイク自体の故障やUSB接続の問題を疑いましょう。
原因3:Teams内のデバイス設定がズレている
Windows側は問題ないのに、Teams内で別のマイクが選択されていることがあります。Teamsは独自にデバイスを管理しているので、OS側とTeams側の両方を合わせる必要があるんです。
Microsoft公式ヘルプによると、以下の手順で確認できます。
- Teamsの右上にあるプロフィールアイコン横の「…」→「設定」をクリック
- 左メニューから「デバイス」を選択
- 「マイク」のプルダウンで、使いたいマイクを選択
- 選択後、すぐ下のレベルメーターが声に反応するか確認
ポイントは、会議に入る前に「テスト通話を開始」ボタンで事前チェックすること。テスト通話では、録音→再生のテストが自動で行われるので、相手に聞こえるかどうかを自分で確認できます。
原因4:USBポートの接触不良・Bluetooth接続の問題
意外と見落としがちなのが、物理的な接続の問題です。
USB接続のヘッドセットの場合:
- USBを抜き差ししてみる(別のUSBポートに挿し替えるのがベスト)
- USB 2.0ポートとUSB 3.0ポートを切り替えてみる
- USBハブ経由ではなく、PC本体のポートに直接挿す
Bluetooth接続のヘッドセットの場合:
- Bluetoothをオフ→オンにして再接続する
- ヘッドセット側の電源を入れ直す
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」で接続状態を確認する
- 他のBluetooth機器が干渉していないか確認(スマホとPCで同時接続しているケースは要注意)
要するに、「挿し直す」「つなぎ直す」が基本です。特にBluetoothヘッドセットは、スマホとPCの両方にペアリングしていると、意図しない方に接続されてしまうことがよくあります。
原因5:オーディオドライバーが古い・壊れている
ここまで試してもダメな場合、Windowsのオーディオドライバーに問題がある可能性があります。特にWindows Updateの後にマイクが使えなくなった場合は、ドライバーが原因であることが多いです。
- タスクバーの検索で「デバイスマネージャー」と入力して開く
- 「オーディオの入力および出力」を展開
- 使用しているマイクを右クリック→「ドライバーの更新」
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
それでも改善しなければ、一度ドライバーをアンインストール(同じ右クリックメニューから)してPCを再起動すると、Windowsが自動的に最新のドライバーを再インストールしてくれます。
パソコン工房の解説記事では、ドライバーのリセットで解決したケースが多く報告されています。
原因6:Teamsアプリ自体の不具合(キャッシュ破損)
Teamsアプリのキャッシュが壊れていると、デバイスの認識がおかしくなることがあります。2026年2月現在の「新しいTeams」(Teams 2.0)でも報告されている現象です。
キャッシュのクリア手順(Windows):
- Teamsを完全に終了する(タスクバーのTeamsアイコンを右クリック→「終了」)
- エクスプローラーのアドレスバーに
%localappdata%\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCacheと入力 - フォルダ内のファイルをすべて削除
- Teamsを再起動
なお、旧バージョンのTeamsを使っている場合は、パスが %appdata%\Microsoft\Teams になります。どちらのバージョンか分からない場合は、両方試してみてOKです。
原因7:会議の設定でマイクがミュートされている(管理者設定)
実は、会議の主催者や管理者が「参加者のマイクをミュート」に設定している場合があります。この場合、自分ではミュート解除ができません。
- 会議画面に「ミュートを解除するように主催者にお願いしてください」と表示されたら、チャットで主催者に連絡しましょう
- 組織のIT管理者がTeams管理センターで音声ポリシーを制限している場合もあるので、社内のIT部門に確認するのも手です
要するに、自分の設定は全部合っているのに声が届かない場合は、会議の設定自体を疑う必要があるということです。
会議前に必ずやろう!テスト通話の手順
トラブルを未然に防ぐ最強の方法は、Teams会議の前に「テスト通話」を実行することです。AvePointの解説でも推奨されている方法です。
テスト通話のやり方:
- Teamsの「設定」→「デバイス」を開く
- 画面下部の「テスト通話を開始」ボタンをクリック
- ガイダンスが流れるので、ピーという音の後に短いメッセージを話す
- 録音が再生され、自分の声が聞こえればOK
- 結果が表示され、マイク・スピーカー・カメラの状態が緑なら正常
もう一つの裏ワザとして、Teamsの検索バーに /testcall と入力してEnterを押すだけでもテスト通話を開始できます。覚えておくと便利ですよ。
FAQ
Teamsでマイクが認識されないとき、最初に何をすればいい?
まずTeamsの会議画面でミュートになっていないか確認してください。次に「…(その他)」→「デバイスの設定」で正しいマイクが選ばれているかチェック。この2つで大半のトラブルは解決します。
テスト通話で自分の声が聞こえたのに、会議では聞こえないと言われます。なぜ?
会議の主催者が「参加者のマイクをミュート」に設定している可能性があります。会議画面に「ミュートを解除するように主催者にお願いしてください」と表示されていないか確認し、チャットで主催者に連絡してみてください。
Macでも同じ対処法は使えますか?
基本的な考え方は同じです。Macの場合は「システム設定」→「サウンド」→「入力」でマイクを確認し、「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」でTeamsにアクセスが許可されているかチェックしてください。
Teamsのブラウザ版でマイクが使えないのですが?
ブラウザ版の場合、ブラウザ(Chrome、Edgeなど)のアドレスバー左側にあるアイコンをクリックし、「マイク」の権限が「許可」になっているか確認してください。ブラウザ自体がマイクへのアクセスをブロックしていることがよくあります。
Bluetoothヘッドセットだとマイクの音質が悪くなるのはなぜ?
Bluetoothにはプロファイルが2種類あり、高音質の「A2DP」はマイク非対応、マイク対応の「HFP/HSP」は音質が下がる仕様です。Teams会議で通話モードになると自動的にHFPに切り替わるため、音質が落ちます。有線接続に切り替えるのが最も確実な解決策です。
参考文献
- My microphone isn't working in Microsoft Teams — Microsoft Support
- Fix microphone problems — Microsoft Support
- Teamsでマイクが動作、認識しない場合の対処法を解説! — リコー
- Teamsで音が聞こえない・マイクが使えないトラブルを解消したい — パソコン工房 NEXMAG
- Teams の会議前にテスト通話は必須!マイクが動作しない場合の対処法 — AvePoint Japan



