「あれ、Xの背景がいきなり真っ黒になってる……?」「ダークブルーどこ行った?」——2026年2月12日ごろから、X(旧Twitter)のWeb版を開いたユーザーの間でこんな声が一気に広がりました。
実はこれ、バグじゃありません。X運営がダークモードの「Dim(ダークブルー)」テーマをWeb版から正式に廃止したんです。約10年間ずっと使えていたあの青みがかった暗い背景が、突然なくなりました。
この記事では、Dimモード廃止の経緯と理由、現在使える代替手段、そしてブラウザ拡張機能を使って元のダークブルーを復活させる方法をわかりやすく解説します。2026年2月時点の最新情報です。
何が起きた?Dim(ダークブルー)テーマが突然消えた
2026年2月12日、X(旧Twitter)のWeb版から「Dim」テーマが削除されました。Dimとは、背景が濃い青灰色(ダークブルー)になるテーマのことで、2016年に「Night Mode(ナイトモード)」として登場し、2019年に完全な黒背景の「Lights Out」が追加された際に「Dim」と改称されたものです。
つまり、これまでXのWeb版には3つの背景テーマがありました。
- Default(デフォルト):白い背景のライトモード
- Dim(ディム):青みがかったダークブルーの背景
- Lights Out(ライツアウト):完全な黒背景
この3つのうち、真ん中の「Dim」が削除され、白か黒かの2択になったわけです。多くのユーザーが「目に優しい」としてDimを愛用していたので、突然の変更に困惑する声が相次ぎました。
なぜ廃止された?公式の説明は「リソース不足」
気になるのは「なぜ色を1つ減らしたのか?」ですよね。
Xのプロダクト責任者であるNikita Bier氏は、ユーザーからの問い合わせに対して次のように回答しています。
「現在は2色までしかサポートする余裕がありません(We don't have the capacity to support more than two colors right now)」
ざっくり言うと、「開発リソースが足りないから、3つのテーマを維持できない」ということです。テーマが3種類あると、デザイン変更やバグ修正のたびにそれぞれの配色でテストする必要があり、工数が増えます。Xは近年、大規模なリストラを経ており、エンジニアの数が大幅に減っていることが背景にあると見られています。
なお、Bier氏は「フィードバックを受けて、Web版のLights Out(黒)をもう少し明るくすることを検討中」とも述べています。ただし、2026年2月時点ではまだ変更は確認されていません。
スマホアプリ版はどうなった?
ここで朗報です。2026年2月時点で、iPhoneとAndroidのXアプリにはまだDim(ダークブルー)が残っています。
今回の変更はWeb版(ブラウザからx.comにアクセスする場合)のみに適用されています。スマホアプリでは引き続き以下の手順でDimを選択できます。
iPhoneの場合:
- Xアプリを開き、左上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」をタップ
- 「アクセシビリティ、表示、言語」→「表示」をタップ
- 「背景」セクションで「Dim」を選択
Androidの場合:
- Xアプリを開き、左上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」をタップ
- 「アクセシビリティ、表示、言語」→「表示」をタップ
- 「背景」セクションで「Dim」を選択
ただし、今後アプリ版でもDimが廃止される可能性はゼロではないので注意してください。
また、スマホのOS設定と連動させている場合(「端末の設定を使う」をオンにしている場合)、端末のダークモードに合わせて自動的にXもダークモードに切り替わります。この場合、DimかLights Outかはアプリ側の「背景」設定に依存します。
Web版でダークブルーを復活させる3つの方法
「パソコンでもDimを使いたい!」という方のために、ブラウザ拡張機能を使ってダークブルーを復活させる方法を3つ紹介します。いずれもChrome系ブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edge、Braveなど)で利用可能です。
方法1:X Dim Mode(専用拡張機能)
もっとも手軽な方法です。X Dim ModeはDim廃止後すぐに開発された専用の拡張機能で、以下の特徴があります。
- Xの設定画面に「Dim」ボタンを自動で追加してくれる
- Lights Outモードの上からCSSでダークブルーの配色を適用する仕組み
- データ収集やトラッキングなし
- 無料で利用可能
設定手順:
- Chrome Web StoreでX Dim Modeを検索し、「Chromeに追加」をクリック
- X(x.com)を開くか、すでに開いている場合はページを再読み込み
- 「設定」→「表示」→「背景」に新しく追加された「Dim」を選択
方法2:Restore Dim Mode for X/Twitter
Restore Dim Mode for X/Twitterも同様のChrome拡張機能です。こちらはカラーピッカーで好きな背景色を選べるという追加機能があります。
- デフォルトで従来のDimカラーを復元
- カスタマイズでオリジナルの背景色も設定可能
- プライバシー重視(データ収集なし)
方法3:Stylus(上級者向け・汎用CSS拡張機能)
拡張機能「Stylus」を使って、自分でCSSを書いて適用する方法もあります。Xに限らず、あらゆるWebサイトの見た目を自分好みにカスタマイズできるツールです。
設定手順:
- Stylusをインストールし、x.com用のスタイルを新規作成
- 以下のようなCSSを記述する(一例)
body, div#react-root {
background-color: #15202b !important;
}
ただし、この方法はXのHTML構造が変更されるとスタイルが崩れることがあるため、CSSの知識がある方向けです。手軽さを求めるなら方法1か2をおすすめします。
拡張機能を使うときの注意点
便利な拡張機能ですが、いくつか注意点があります。
- 公式機能ではない:X公式が提供しているものではなく、第三者の開発者が作ったものです。X側のアップデートで突然動かなくなる可能性があります
- 権限の確認:インストール前に、拡張機能が要求する権限を確認しましょう。「x.comのデータを読み取り、変更する」程度の権限であれば問題ありませんが、「すべてのサイトのデータ」を要求するものは慎重に判断してください
- Firefox版:2026年2月時点では、上記の拡張機能の多くはChrome系ブラウザ向けです。FirefoxユーザーはStylus(Firefox版)を使ってCSSで対応するのが確実です
- アンインストールも簡単:もしDimが公式に復活したり、不要になった場合は、Chromeの「設定」→「拡張機能」から簡単に削除できます
FAQ
XのDim(ダークブルー)はもう公式には使えないの?
2026年2月時点で、Web版(ブラウザ)ではDimテーマが正式に廃止されました。ただし、iPhoneやAndroidのXアプリではまだDimを選択できます。Web版で使いたい場合は、Chrome拡張機能で復元が可能です。
ダークモードが勝手にライトモードに戻るのはなぜ?
主な原因は3つあります。①ブラウザのキャッシュクリアやCookieの削除で設定がリセットされた、②端末のOS設定(ライト/ダーク)と連動する設定がオンになっている、③X側のアップデートで設定が初期化された——のいずれかです。設定を確認し直してみてください。
Lights Out(完全な黒)とDim(ダークブルー)は何が違うの?
Lights Outは背景が純粋な黒(#000000)で、有機ELディスプレイでバッテリー節約効果があります。Dimは背景が暗い青灰色(#15202B)で、コントラストが穏やかなため「長時間見ても疲れにくい」とされ、多くのユーザーに好まれていました。
拡張機能を入れるとXのアカウントに影響はある?
いいえ、ありません。紹介した拡張機能はブラウザ上で表示されるCSSを変更するだけで、Xのサーバーにデータを送信したり、アカウント情報にアクセスしたりするものではありません。ただし、インストール時に権限の内容は必ず確認しましょう。
参考文献
- X removes classic Dim display option because they "don't have capacity" for 3 colors — Dexerto, 2026年2月
- 【X】ダークブルーが消えた理由はリソース不足。拡張機能で戻す方法を解説 — SBAPP, 2026年2月
- X Dim Mode - Chrome Web Store — Chrome Web Store
- X(Twitter)のダークモードのメリットと設定の変更方法 — ろぼいんブログ, 2025年11月



