ある日LINEを開いたら、トークが見えず「アカウントからログアウトされました」という画面が出ていた。そんなとき、いちばん困るのは画面の下に並んだボタンです。まずは安心してください。この画面は、LINEの公式ヘルプによると「アカウントが現在使えない状態」を知らせるもので、押す順番さえ間違えなければ、戻れる可能性は十分にあります。
この記事は2026年10月時点のLINE公式ヘルプをもとに書いています。画面の文言や手順は今後変わることがあるので、手元の表示と違うときは、再ログインの手順の最後にある別ルートの案内も見てください。
最初にやってはいけないこと:「削除」を押さない
ログアウト画面には、再ログインのほかに「削除」のようなボタンが出ることがあります。LINE公式ヘルプも「削除はタップせず、まず自分の状況に合った案内を確認してください」としています。ここで削除を押すと、元のアカウントに戻れる道を自分で閉じてしまうおそれがあります。
焦っているときほど、画面のいちばん目立つボタンを押したくなります。いったん手を止めて、スマホを置いて深呼吸してから読み進めてください。トーク履歴を見たいだけなら、今すぐ何かを押す必要はありません。
この画面が出る理由は、大きく分けて3種類
LINE公式ヘルプ(「アカウントからログアウトされました」と表示された)では、原因を次の3つに分けて案内しています。自分がどれに近いかで、次にやることが変わります。
- 電話番号が別の人に再割り当てされた。 元の番号を解約して一定期間がたつと、その番号は別の人が契約できるようになります。その人が自分のLINEにその番号を登録すると、元のアカウントは使えなくなります。公式ヘルプには「第三者による乗っ取りではありません」と明記されています。
- 別の端末で同じ電話番号の認証をした。 1つの電話番号で登録できるアカウントは1つだけです。別の端末で認証すると、先に登録していたアカウントは削除されます。機種変更の途中で、古いスマホと新しいスマホの両方で認証してしまったときに起こりがちです。
- 第三者に操作された可能性がある。 フィッシングサイト(本物そっくりの偽ページ)に認証情報を入力してしまった心当たりがあるとき、あるいは原因がまったくわからないときは、ここに当たります。
格安SIMへの乗り換えや、しばらく使っていなかった古い番号でLINEを続けていた人は、1つ目に当たることが多いです。心当たりがなければ、念のため3つ目も頭に置いて、後半の乗っ取りの確認も読んでおくと安心です。
再ログインの試し方:いちばん軽い方法から
画面の「再ログイン」から進みます。公式ヘルプの案内を、軽い順に並べるとこうなります。
Apple IDまたはGoogleアカウントを連携していた場合
- ログアウト画面で「再ログイン」をタップする
- 「Appleで続ける」または「Googleで続ける」を選ぶ
- 画面の案内に従ってログインする
連携していたかどうか思い出せなくても、押して試すだけなら失うものはありません。ここで入れれば、最短で終わります。
電話番号でログインする場合(パスワードを覚えているとき)
- 「再ログイン」から「電話番号でログイン」をタップする
- 国と電話番号を入力し、利用規約とプライバシーポリシーを確認して進む
- SMSで届いた認証番号を入力する
- LINEのパスワードを入力する
SMSが届かないときは、認証番号の入力画面から通話による認証も選べます。
電話番号が変わっている場合(メールアドレスを登録していたとき)
上の手順の途中で「電話番号が見つかりません」という画面が出たら、そこで「メールアドレスでログイン」を選びます。元のアカウントとは別の番号を使っていても、パスワードと登録済みのメールアドレスがわかれば入れる可能性があります。
もし違う画面が出たら、LINEを一度アンインストールして入れ直し、電話番号での引き継ぎ(LINEアカウントを引き継ぐ|LINEみんなの使い方ガイド)を試す方法もあります。こちらもパスワードを覚えているか、メールアドレスを登録している場合が前提です。
ここまでで入れたなら、これで戻ります。入れた直後は、パスワードとメールアドレスの登録を設定画面で確認しておいてください。次に同じことが起きたとき、この2つが復旧の鍵になります。
認証番号(SMS)が届かないときのチェック
再ログインのつまずきで多いのが、認証番号が届かないパターンです。LINE公式ヘルプ(電話番号の認証ができない/認証番号(SMS)が届かない)では、次の番号は認証に使えないとされています。
- 固定電話
- 050で始まる番号
- 仮想電話番号
- データ通信専用SIM(SMS非対応のプランを含む)
- Wi-Fi専用の端末
- 日本・韓国・台湾・香港・タイ以外の携帯電話番号
格安SIMで「データ通信のみ」のプランにしていると、SMSそのものが受け取れません。この場合は、SMSが使えるSIMを入れたスマホで認証するか、通話による認証を試してください。
番号の打ち間違いも意外と多い原因です。間違いに気づいたらアプリを終了して起動し直し、正しい番号で最初からやり直します。迷惑SMSの拒否設定や、海外・不明番号の着信拒否が効いている場合も届かないので、キャリアの設定ページで確認してみてください。
画面に「○日後にもう一度お試しください」と出たら、認証の回数が上限に達したか、一時的に利用が止められている状態です。制限の解除は受け付けてもらえないので、表示された日付まで待つしかありません。何度も連打しないのが得策です。
乗っ取りが心配なとき:先にパスワードとログイン端末を見る
フィッシングのリンクからログインした覚えがあるなら、再ログインできたあとにやることがあります。宅配便や銀行を装った偽メッセージは、身近な人との雑談でもよく話題になります。「リンクを開いただけ」のつもりが、ログイン画面に入力していた、という人は珍しくありません。
- LINEの「設定」→「アカウント」を開く(表示が違うときは、設定画面上部の検索窓で「パスワード」と入力してみてください)
- パスワードを新しいものに変更する
- 「ログイン中の端末」に見覚えのない端末がないか確認する
- あれば、その端末をログアウトさせる
パスワードは、ほかのサービスと使い回していないものにしてください。LINEの登録メールアドレスも、自分が今も使っているものになっているかを見ておきます。
再ログインできず、乗っ取りの疑いが強いときは、公式の問い合わせフォームに連絡します。公式ヘルプによると、乗っ取りが確認されると、悪用を防ぐためにアカウントが削除され、有料アイテムやコインは新しいアカウントへ移される場合があります。問い合わせは本人からのみ受け付けで、家族や友人による代理の連絡は原則できません。
身近にLINEが苦手な人がいるなら、「変なログアウト画面が出たら、押す前に誰かに聞く」とだけ伝えておくのも手です。仕組みの説明は覚えてもらえなくても、この一言なら続きます。
どうしても入れなかったら:新しく作り直す判断
電話番号の再割り当てや、別端末での認証が原因だった場合、元のアカウントは復元できません。公式ヘルプも、その場合は今使っている電話番号で新しいアカウントを作るよう案内しています。トーク履歴は戻らないので、悔しい気持ちになるのは当然です。
ただし、スタンプやコインなどの課金資産は別です。以前のアカウントに登録したメールアドレスが今も使えるなら、スタンプ、着せかえ、絵文字、購入履歴、コイン、LINEポイントの残高、LINE STOREのクレジット残高が移せる場合があります。移行できるかどうかは調査の結果しだいなので、必ずとは言えません。
新しいアカウントができたら、友だちに「LINEが変わりました」と一言伝えて追加し直してもらいましょう。そのうえで、次の2つだけ済ませておくと、同じ目にあいにくくなります。
- パスワードとメールアドレスを登録する
- Apple IDまたはGoogleアカウントと連携する
5分で終わります。機種変更の前なら、トークのバックアップも同じタイミングで取っておいてください。
FAQ
「ログアウトされました」と出たら、乗っ取られたということですか?
必ずしもそうではありません。LINE公式ヘルプでは、電話番号が別の人に再割り当てされた場合や、別の端末で同じ番号を認証した場合も同じ画面になるとされています。心当たりがなければ、この2つの可能性のほうが高めです。
機種変更していないのに、なぜ別の端末で認証したことになるのですか?
自分では操作していなくても、番号が再割り当てされた別の人が登録した可能性があります。解約済みの古い番号でLINEを使い続けていなかったか、思い出してみてください。
パスワードを忘れてしまいました。再ログインできますか?
Apple IDまたはGoogleアカウントを連携していれば、パスワードなしで入れる場合があります。連携もなく、パスワードもわからないときは、問い合わせフォームに連絡するか、新規アカウントの作成になります。
家族のLINEが同じ状態です。代わりに問い合わせてもいいですか?
公式ヘルプでは、本人からの問い合わせのみ受け付けており、家族や友人など代理人からの連絡は原則として対応されません。横で操作を手伝うかたちで、本人に入力してもらってください。
参考文献
- 「アカウントからログアウトされました」と表示された — LINEヘルプセンター, 2026年10月参照
- 電話番号の認証ができない/認証番号(SMS)が届かない — LINEヘルプセンター, 2026年10月参照
- LINEアカウントを引き継ぐ — LINEみんなの使い方ガイド
- LINEアカウントが乗っ取られた、または乗っ取られた可能性がある場合 — LINEヘルプセンター






