我が家では、私が先に朝30分の副業タイムを始めて半年が経った頃、夫が「俺もWebデザインの勉強したいんだけど」と言い出しました。在宅勤務で朝の時間に余裕があるのは夫も同じ。ただ、同じ6時台に2人とも副業に集中すると、1歳の次男が泣いたとき誰も動けない。ここの乗り越え方が、曜日分けとホワイトボードでした。
夫婦で同じ時間帯に朝活すると何が起きるか
私の副業タイムは毎朝6:00〜6:30。ホワイトボードに「ママ副業タイム」と書いて家族に宣言し、半年間うまく回っていました。
問題は夫も同じ時間を使いたがったこと。最初の1週間、試しに2人とも6時台に作業してみたら、次男が6:15に泣き出した日に誰も動かず、結局長男(年中)が「赤ちゃん泣いてるよ!」と叫ぶ事態に。これは仕組みとして破綻していると2日で気づきました。
「曜日分け」で解決する
結局たどり着いたのは、副業タイムの曜日を夫婦で分けるやり方でした。
具体的にはこうです。月・水・金は私、火・木は夫。リビングのホワイトボードに曜日と名前を書き出すだけ。副業じゃないほうの人が、子どもが泣いたら対応する担当になります。
ポイントは3つあります。
- 曜日を固定する。毎朝「今日どっち?」と交渉するのは3日で破綻します。ホワイトボードに書いてしまえば、交渉コストはゼロ
- 副業じゃない側は「待機」でOK。二度寝してもいいし、スマホを見ていてもいい。子どもが泣いたときだけ動けばいい
- 土日は入れない。土日まで副業を入れると家族の時間が消えます。これは上限の話なので後で触れます
ホワイトボードに書くと「家族のルール」になる
口頭で「火木はパパね」と伝えるだけだと、忘れる。ホワイトボードに書くとルールになります。
先週の大掃除のついでにホワイトボードを書き直したとき、長男が「月水金はママのお仕事だよね」と自分から読み上げてくれました。年中の子どもでも、書いてあれば見て理解してくれる。「今日はどっち?」と親に聞く代わりに、自分で確認してくれるのは地味に助かります。
夫に渡したら案外うまくいった、というのが正直な感想です。口で「朝やりたい」と言っていた夫も、自分の曜日がホワイトボードに書いてあると「やらなきゃ」というスイッチが入るようで、火・木の朝は私より早く起きている日もあります。
月10時間の上限を先に決めておく
曜日分けで時間の確保はできます。ただ、ここで気をつけたいのが「もっとやりたい」の罠。
パーソル総合研究所が2025年8月に実施した「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」によると、本業の残業と副業を合わせて月45時間を超えている人が3割にのぼり、その半数が労働時間を正しく申告していないそうです。副業が軌道に乗ると、つい時間を増やしたくなる気持ちはわかります。
「月10時間」を夫婦共通の上限ラインにしています。朝30分×週5日で私が月10時間、夫は火木の朝30分で月4〜5時間。この範囲なら本業の始業にも、保育園の送り時間にも食い込みません。
セルフチェックとして月に1回確認しているのは、この3点。
- 本業の始業に5分以上食い込んだ日が週2回以上あったか
- 子どもとの時間を「あとで」と後回しにした回数が増えていないか
- スマホのストップウォッチで記録している月の副業時間が上限を超えそうか
超えそうなときは、量を増やすのではなく単価の高い仕事に絞る方向で調整します。短期間で詰め込んで燃え尽きるのが一番もったいない。続けることが最優先です。
夫婦で形が違っても「仕組み」は同じ
うちの場合、私はWebライティング、夫はWebデザインの独学。やっている中身はまったく違います。でも「朝30分をホワイトボードで宣言して曜日を分ける」という仕組みは共通。
夫はコンビニでコーヒーを買ってから作業を始める。私は保育園送りの帰り道を1ブロック遠回りして切り替える。やり方は違っても、「物理的に1ステップ入れてから始める」という共通点があれば、仕組みとして成り立ちます。
全部やる必要はありません。まずホワイトボードに曜日を書くところから始めてみてください。口頭の約束より、書いて貼る方が家族には伝わります。
FAQ
夫婦の副業時間に差があっても不公平感は出ませんか?
うちは月水金(私)と火木(夫)で日数が違いますが、問題になっていません。時間数より「自分も確保できている」という実感のほうが大事です。時間数を揃えたいなら、少ない側が土曜朝に1回追加する方法もあります。
子どもが2人以上いる場合、待機側の負担は大きくないですか?
正直、次男がぐずる日は待機側も余裕がなくなります。そのときは副業側が即中断して交代するルールにしています。あくまで「30分だけ」の枠なので、待機の負担は限定的です。
夫婦どちらかが出社日の場合はどうしますか?
出社日は物理的に朝活できないので、その日はスキップ。振替は翌週に持ち越さず、「今週はそういう週」と割り切ります。完璧にやらなくても月のトータルで帳尻が合えば十分です。
副業を始めたばかりで30分で何ができるか不安です
最初は「学習」だけで十分です。夫も最初の1ヶ月はUdemyの動画を15分見て、残り15分で手を動かすだけでした。30分で成果を出そうとしないこと。まず座る習慣をつけるのが先です。
参考文献
- 第四回 副業の実態・意識に関する定量調査 — パーソル総合研究所, 2025年10月
- 副業・兼業の促進に関するガイドライン — 厚生労働省, 2022年7月改定
- 夫婦が本音で話せる魔法のシート「○○家作戦会議」 — 内閣府男女共同参画局
- 副業実施率、企業の副業容認率・受入率が過去最高 — パーソル総合研究所プレスリリース, 2025年10月28日





