「ちゃんとパソコンの前にいるのに、Teamsが勝手に"退席中"になってる……」。リモートワーク中にこれが起きると、上司やチームに「サボってる?」と思われないか不安ですよね。
2026年4月現在、Microsoft TeamsにはPC操作が約5分間ないとステータスを自動で「退席中」に切り替える仕様があります。つまり、WordやExcelで作業していてTeamsを触っていないだけでも「退席中」になるんです。
この記事では、Teamsのステータスが勝手に変わる原因を5つに整理して、常に「連絡可能(緑マーク)」に固定する方法をわかりやすく解説します。
そもそもTeamsのステータスはどう決まる?自動切り替えの仕組み
まず前提として、Teamsのステータス(プレゼンス)はユーザーの操作状況とOutlookの予定表の2つをもとに自動で変わります。
- 連絡可能(緑):Teamsまたはパソコンをアクティブに操作中
- 退席中(黄):パソコンのロック、スリープ、または約5分間操作がない場合
- 取り込み中(赤):Outlookの予定表に会議が入っているとき
- 応答不可(赤+横線):手動で設定した場合
- オフライン:Teamsが起動していない、またはサインアウト中
ポイントは「Teamsを操作していなくても、パソコン自体を操作していれば本来は「連絡可能」のまま」という点。それなのに退席中になるのは、次に紹介する原因が関係しています。
原因1:PCのスリープ・画面ロックで自動的に退席中になる
いちばん多いパターンがコレ。ノートPCのカバーを閉じたり、席を離れてスクリーンがロックされたりすると、Teamsは即座に「退席中」→しばらくすると「オフライン表示」になります。
対処法:スリープまでの時間を長くする
- 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」(Windows 11の場合は「電源とバッテリー」→「画面とスリープ」)
- 「画面の電源を切る」と「スリープ状態にする」の時間をそれぞれ長め(例:30分〜1時間)に変更
- ノートPCの場合、「カバーを閉じたときの動作」を「何もしない」に設定するのもアリ(ただし外付けモニターを使っている場合に限る)
ちなみに、会社支給のPCでは管理者ポリシーでスリープ時間が変更できないこともあります。その場合は次の方法を試してください。
原因2:Teams以外のアプリで作業していると退席中に切り替わる
WordやExcel、ブラウザなどTeams以外のアプリで長時間作業していると、Teamsは「操作されていない」と判断して退席中にすることがあります。これはTeamsのデスクトップアプリとWeb版で挙動が微妙に異なります。
対処法①:ステータスメッセージを設定して自動変更を抑制する
Microsoft公式サポートによると、ステータスメッセージを「期限なし」で設定すると、ステータスの自動変更が抑制される効果があります。
- Teamsの右上にある自分のプロフィールアイコンをクリック
- 現在のステータス(「連絡可能」など)をクリック
- 「ステータスメッセージを設定」をクリック
- メッセージ欄に何でもOK(例:「在席中です」やピリオド「.」だけでもOK)
- 「有効期限」を「なし」に設定
- 「完了」をクリック
対処法②(Web版):アクティビティ検出をオンにする
Web版Teamsを使っている場合は、2025年後半に追加された設定が有効です。
- Teamsの右上「…」→「設定」→「通知とアクティビティ」→「プレゼンス」
- 「Teams以外のアプリで作業中もステータスを維持する」をオンにする
この設定をオンにすると、ブラウザの別タブで作業していても「連絡可能」のままになります。
原因3:手動でステータスを変えたのに元に戻る
「連絡可能」に手動で設定したはずなのに、気づいたら「退席中」に戻ってる——これもよくある不満です。
Teamsでは手動で設定したステータスにもリセット時間があり、デフォルトではしばらくすると自動検出に戻ります。
対処法:ステータスの期間を「リセットしない」に変更する
- Teamsの右上にある自分のプロフィールアイコンをクリック
- 現在のステータスをクリック
- 「期間」の項目で「リセットしない」を選択
これで手動設定したステータスがずっと固定されます。ただし、本当にオフラインになった場合は反映されるので、退勤後も「連絡可能」のままになる心配はありません。
原因4:Outlookの予定表がステータスを上書きしている
Outlookの予定表に会議や予定が入っていると、Teamsのステータスは自動的に「取り込み中」や「発表中」に変わります。会議が終わった後も「取り込み中」のまま戻らないことがあります。
対処法:
- Outlookカレンダーで、ブロック用の予定(移動時間、作業時間など)の表示方法を「予定あり」から「空き時間」に変更する。これでTeamsのステータスが上書きされなくなります
- 会議終了後にステータスが戻らない場合は、手動で「連絡可能」に切り替えてください
原因5:Teamsアプリのキャッシュ不具合
上記をすべて試しても「連絡可能」に設定してるのに退席中に変わる場合は、Teamsのデスクトップアプリのキャッシュが壊れている可能性があります。Microsoft Learnでも、ステータスの不整合はキャッシュ起因であることが指摘されています。
対処法:Teamsのキャッシュを削除する(Windows 11)
- Teamsを完全に終了する(タスクバーのTeamsアイコンを右クリック→「終了」)
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnter- 開いたフォルダ内のファイルをすべて削除する
- Teamsを再起動してサインインし直す
※新しいTeams(Teams 2.0 / new Teams)の場合は、キャッシュの場所が異なります。「設定」→「アプリ」→「Microsoft Teams」→「リセット」でも同様の効果があります。
番外編:スマホ版Teamsを「お守り」にする裏ワザ
PCで他のアプリを使っていても、スマホ版Teamsを開いたままにしておくと、そちらでアクティブ判定されてステータスが「連絡可能」を維持しやすくなります。
ただし、スマホの画面が消灯するとスマホ側も退席中になるので、画面の自動ロックを長めに設定するか、充電しながら画面をつけっぱなしにしておく必要があります。バッテリー消費が気になる方は、画面の明るさを最低にしておくといいでしょう。
FAQ
Teamsの退席中を完全に無効化する設定はある?
2026年4月時点では、Microsoftが公式に「退席中の自動切り替えを完全にオフにする」設定は提供していません。ただし、ステータスを手動で「連絡可能」に設定し、期間を「リセットしない」にすることで、自動切り替えを大幅に抑制できます。
管理者がステータスの自動切り替え時間を変更できる?
Microsoft 365の管理者は、PowerShellやTeams管理センターからプレゼンスポリシーをある程度カスタマイズできますが、「退席中になるまでの時間(5分)」自体を変更する公式な設定は提供されていません。組織としてできるのは、ステータスメッセージの活用を推奨することです。
「マウスを自動で動かすツール」を使うのは問題ない?
マウスジグラー(自動でマウスを動かすツール)で退席中を回避する方法がネットで紹介されていますが、会社のPCに無断でソフトをインストールするのはセキュリティポリシー違反になる可能性があります。IT部門の許可なく使用するのは避けましょう。Teams公式の設定で対処するのが安全です。
スマホだけでTeamsを使っている場合も退席中になる?
はい、スマホ版でも画面が消灯してバックグラウンドになると「退席中」に変わります。ただし、PC版よりもバックグラウンドでの判定が緩く、数分程度の画面オフではすぐに退席中にならないケースが多いです。
参考文献
- Microsoft Teams でステータスを変更する — Microsoft サポート(公式)
- Teams で正しいプレゼンス状態が反映されない — Microsoft Learn(公式)
- Microsoft Teamsのステータスを常に「連絡可能」状態に固定する方法4つ — ライフハッカー・ジャパン






