会社のMicrosoft Teamsをスマホにも入れているのに、通知が来ない。チャットもメンションも、アプリを自分で開くまで気づけない――。2026年4月現在、X(旧Twitter)でも「Teamsの通知、自分から開かないと見れない」という声がちらほら見られます。
実はこの問題、スマホ側の設定とTeams独自の通知ルールの両方が絡んでいるのがやっかいなポイント。1つ直しても別の設定が邪魔していて結局通知が届かない…ということが起きやすいんです。
この記事では、Teamsのスマホ通知が届かない原因を5つに整理して、iPhone・Androidそれぞれの設定手順をわかりやすく解説します。
原因1:スマホ本体の通知許可がオフになっている
一番多い原因がコレ。スマホの「設定」でTeamsの通知がオフになっているパターンです。アプリをインストールしたときに「通知を許可しますか?」のポップアップで「許可しない」を押してしまうと、そのままずっとオフのまま。
iPhoneの場合
「設定」→「通知」→「Microsoft Teams」を開いて、以下をすべてオンにします。
- 「通知を許可」→ オン
- 「ロック画面」「通知センター」「バナー」→ すべてチェック
- 「サウンド」→ オン
- 「バッジ」→ オン(アイコンに未読数が表示される)
もしアプリ一覧にTeamsが見当たらない場合は、一度アプリを削除して再インストールすると通知許可のポップアップが再表示されます。
Androidの場合
「設定」→「アプリ」→「Microsoft Teams」→「通知」を開いて、「通知を表示」をオンにします。カテゴリ別に通知のオン・オフが分かれている機種もあるので、「チャット」「通話」「メンション」など主要カテゴリがすべてオンになっているか確認しましょう。
原因2:「他のデバイスでアクティブなときはブロック」が有効になっている
Teamsには「PCでTeamsを使っているときはスマホに通知を送らない」という機能があります。これが最大の落とし穴。
初期設定では「デスクトップまたはWebで非アクティブな場合のみモバイルに通知」になっていることがあります。つまり、会社のPCでTeamsを開いたままにしていると、スマホには一切通知が来ないんです。PCの前を離れても、Teamsが「非アクティブ」と判定されるまで約3分かかるため、その間は通知が宙ぶらりんになります。
設定の確認・変更方法
- スマホのTeamsアプリを開く
- 左上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」→「通知」を選択
- 「通知をブロック」または「他のデバイスでアクティブな場合にブロック」を探す
- この項目をオフにする
これで、PCでTeamsを使っていてもスマホにも通知が届くようになります。外出や移動が多い人は必ずオフにしておくのがおすすめです。
原因3:「静かな時間(Quiet Hours)」が通知を止めている
Teamsには「静かな時間」と「静かな日」という、勤務時間外の通知を自動でミュートする機能があります。ワークライフバランスのための機能ですが、設定を間違えると勤務中でも通知が来なくなります。
ありがちな設定ミス
- 「静かな時間」の終了時刻が出勤時刻より遅い(例:9:00終了なのに8:30から仕事している)
- 「静かな日」に平日が含まれている
- IT管理者がポリシーで「静かな時間」を強制設定している
確認方法
- Teamsアプリ →「設定」→「通知」→「静かな時間」
- 「特定の時間」のトグルを確認。不要ならオフにする
- 「静かな日」もタップして、意図しない曜日が選ばれていないか確認
ざっくり言うと、「会社にいるのに通知が来ない」という場合、まずこの「静かな時間」を疑いましょう。
原因4:スマホの省電力機能・集中モードがTeamsをブロックしている
スマホのOS側にも通知を抑制する機能があり、これがTeamsの通知を握りつぶしているケースがあります。
iPhoneの「集中モード」
iOS 15以降の「集中モード」(おやすみモード・仕事モードなど)が有効だと、許可したアプリ以外の通知がすべてブロックされます。
- 「設定」→「集中モード」→ 使用中のモードをタップ
- 「許可されたアプリ」にTeamsが入っているか確認
- 入っていなければ「アプリを追加」でTeamsを追加する
Androidの「バッテリー最適化」
Androidでは、省電力のためにバックグラウンドアプリの通信を制限する機能があります。これがTeamsに適用されると、アプリを開いていないとき(=バックグラウンド)に通知が届かないという症状が出ます。
- 「設定」→「アプリ」→「Teams」→「バッテリー」
- 「制限なし」または「最適化しない」に設定する
- AQUOS・Xperia・Galaxyなど、メーカー独自の省電力機能がある場合はそちらもオフにする
特にAndroidはメーカーごとに省電力設定の場所が違うのが厄介です。「自動調整バッテリー」「省電力モード」「アプリのバックグラウンド制限」など、名前もバラバラ。Microsoftの公式サポートページでは、メーカー別の設定方法がまとめられているので、うまくいかない場合はチェックしてみてください。
原因5:Teamsアプリ内の通知設定がカスタマイズされている
Teamsアプリ内の通知設定はかなり細かくカスタマイズできます。そのため、特定の種類の通知だけ届かないという場合は、アプリ内設定が原因の可能性があります。
よくある設定漏れ
- チャネルの通知:初期設定では、自分が投稿したメッセージへの返信しか通知されない。チャネル内のすべてのメッセージを受け取りたい場合は、チャネルごとに「すべての新しい投稿」に変更する必要がある
- メンション通知:「チームのメンション」の通知がオフになっていると、@チーム名 でメンションされても通知が来ない
- 会議リマインダー:通知設定で会議の開始通知がオフになっていると、会議が始まったことに気づけない
確認方法
- Teamsアプリ →「設定」→「通知」
- 「一般的なアクティビティ」セクションの各項目を確認
- 特に「チャネルの通知」は、重要なチャネルごとに個別設定するのがおすすめ
それでも直らない場合のトラブルシューティング
上の5つを全部確認しても通知が来ない場合は、以下を試してみてください。
Teams内蔵の診断ツールを使う
実は、Teamsモバイルアプリには通知の診断機能が内蔵されています。
- Teamsアプリ →「設定」→「通知」
- 一番下にある「通知に関する問題のトラブルシューティング」をタップ
- テスト通知が送信され、通知経路のどこに問題があるか診断される
この機能は意外と知られていませんが、Microsoft公式が提供している機能なので信頼性が高いです。
その他の対処法
- サインアウト→再サインイン:Teamsアプリからサインアウトし、アプリを強制終了してから再度サインインする
- アプリの再インストール:アプリを削除して再インストールすると、通知の登録がリセットされて改善することがある
- OSのアップデート:Teamsは直近2世代のOSのみをサポート。2026年4月現在、iOSは18と17、AndroidはメーカーによるがAndroid 13以降が推奨
FAQ
PCでTeamsを開いたままだとスマホに通知が来ないのは仕様?
はい、仕様です。初期設定では「PCでアクティブなときはスマホへの通知をブロック」がオンになっています。スマホの「設定」→「通知」→「他のデバイスでアクティブな場合にブロック」をオフにすれば、PCを使用中でもスマホに通知が届くようになります。
Teamsの通知が数時間遅れてまとめて届くのはなぜ?
AndroidのDozeモード(省電力機能)が原因の可能性が高いです。Teamsアプリのバッテリー設定を「制限なし」に変更することで、リアルタイムに届くようになることが多いです。
会社のIT管理者がTeamsの通知設定を制限している場合はどうすればいい?
Microsoft 365の管理者ポリシーで「静かな時間」が強制設定されている場合、ユーザー側では変更できません。IT部門に相談して、ポリシーの確認・変更を依頼してください。
Teamsアプリの通知テストはどうやるの?
Teamsアプリの「設定」→「通知」→ 画面最下部の「通知に関する問題のトラブルシューティング」をタップすると、テスト通知が送信されます。通知が届けば経路は正常、届かなければスマホ側の設定に問題があると切り分けられます。
参考文献
- Troubleshoot notifications in Microsoft Teams mobile apps — Microsoft サポート
- Quiet time in Microsoft Teams for mobile devices — Microsoft サポート
- Manage notifications in Microsoft Teams — Microsoft サポート
- Teams 通知機能を使いこなそう (モバイルアプリ編) — イルミネート・ジャパン






