「え、Vポイントってnanacoやヨドバシに交換できなくなるの?」——そう驚いた人、けっこう多いと思います。

三井住友カードは2026年1月に、Vポイントの他社ポイント移行サービスを2026年3月31日(火)23:59で終了する公式に発表しました。対象はnanacoポイント、ヨドバシゴールドポイント、ビックポイント、スターバックスカードなど、これまで「便利だから」と使っていた交換先がごっそり含まれています。

この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、終了前にやっておくべきことと、終了後もVポイントを無駄にしない使い道をわかりやすく解説します。

そもそも何が終了するの?対象サービス一覧

まず「何がなくなるのか」をハッキリさせましょう。三井住友カードの公式お知らせによると、2026年3月31日23:59をもって終了するのは以下の他社ポイント・マイレージへの移行です。

終了する他社ポイント交換先

  • nanacoポイント(セブン-イレブン系)
  • ヨドバシゴールドポイント
  • ビックポイント(ビックカメラ)
  • スターバックスカードへのチャージ
  • タリーズカードへのチャージ
  • ベルメゾン・ポイント
  • PiTaPaショップdeポイント

終了するマイレージ交換先

  • フライング・ブルー(エールフランス-KLM)マイレージ
  • ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブ・クラブ Avios

ざっくり言うと、「Vポイントを別のポイントやマイルに交換して使う」というルートの多くが閉じるということです。

逆に言えば、Vポイント自体が消えるわけではないし、使えなくなるわけでもありません。「交換先の選択肢が減る」というのが正確な表現です。

継続するサービス — まだ使える交換先は?

全部がなくなるわけじゃないので、安心してください。2026年3月時点で継続が確認されている使い道は以下のとおりです。

引き続き使える主な交換先・使い道

  • カード利用代金へのキャッシュバック(1ポイント=1円で充当)
  • Vポイントアプリ(Visaプリペイド)でのお買い物
  • Visaタッチ決済・iD決済での利用
  • ANAマイルへの交換(ANA提携カード経由)
  • JRキューポへの交換
  • CCCMKホールディングスが提供する交換メニュー(旧Tポイント系の提携店での利用)

つまり、Vポイントを「そのまま支払いに使う」ルートは基本的に生きているんです。キャッシュバックやアプリ決済は1ポイント=1円なので、交換レートで損する心配もありません。

特にANAマイルへの交換は、陸マイラー(飛行機に乗らずにマイルを貯める人)にとって重要なルートですが、こちらはANA公式サイトによると2026年3月時点で継続しています。

3月31日までにやるべきこと3つ

「交換したいポイントがあるなら今のうちに」——これが基本方針です。具体的にやるべきことを3つにまとめました。

1. Vポイント残高を確認する

まずは自分のVポイントがいくらあるか把握しましょう。確認方法は2つあります。

  • Vpass(ブイパス)アプリ:三井住友カード会員向けアプリのトップ画面にポイント残高が表示されます
  • VポイントサイトVポイント公式サイトにログインすると確認できます

ちなみに、Vポイントの有効期限は最終変動日(ポイントを貯める・使う・交換する)から1年です。ポイントが失効していないかも一緒にチェックしましょう。

2. 交換したい先があれば今すぐ手続き

nanacoポイントやヨドバシゴールドポイントに交換したい人は、2026年3月31日23:59までに手続きを完了してください。

交換手続きはVpassアプリまたはVポイントサイトから行えます。手続き後、交換先のポイントに反映されるまで数日〜数週間かかる場合があるので、ギリギリではなく3月中旬までに済ませるのがおすすめです。

3. 交換先にこだわりがなければ「キャッシュバック」が最強

「正直どこに交換したらいいかわからない」という人は、カード利用代金へのキャッシュバックが一番シンプルでお得です。

理由はカンタン。キャッシュバックは1ポイント=1円で、交換レートの目減りがゼロだからです。他社ポイントへの交換だと、交換レートが1ポイント=0.8円相当になったりすることもありますが、キャッシュバックならそういった損がありません。

しかもキャッシュバックした分のカード利用額にも通常どおりポイントが貯まるので、実質的にもっともお得な使い道と言えます。キャッシュバックは三井住友カード公式ページから手続きできます。

終了後もVポイントを賢く使う方法

「4月以降はVポイント貯めても意味ないの?」——いえいえ、むしろ使い道は十分に残っています。

Vポイントアプリで「そのまま使う」のが一番ラク

Vポイントアプリ(旧:Vポイントpay)をスマホに入れておけば、貯まったVポイントをVisaタッチ決済で直接支払いに使えます。コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、Visaのタッチ決済に対応しているお店ならどこでもOK。

VポイントアプリはApp StoreGoogle Playから無料でダウンロードできます。

三井住友カード(NL)+コンビニで最大7%還元

三井住友カードでは、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を使うと最大7%のポイント還元を受けられます(2026年3月時点)。セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどが対象です。

つまり、他社ポイントに交換しなくても、普段の買い物でガンガン使えるし、ガンガン貯まる仕組みはそのまま健在です。

ANAマイルへの交換は継続

旅行好きの人には朗報。ANA提携カードを持っている場合、VポイントからANAマイルへの交換は引き続き可能です。交換レートはカードの種類によって異なりますが、一般的には500ポイント=250マイル(交換率50%)です。

ただし、みずほマイレージクラブカード/ANAの新規発行が停止されたことで、JQみずほルート(交換率70%)を使った高レートでの交換は新規の人には難しくなっています。既にルートを持っている人は早めに交換しておくのが吉です。

なぜポイント移行サービスは終了するの?

公式には詳しい理由は発表されていませんが、背景として考えられるのは2024年4月のTポイントとVポイントの統合です。

統合前のVポイント(旧:三井住友カードのポイント)には、多くの他社ポイントとの交換ルートがありました。一方、旧Tポイントにも独自の提携先がありました。統合後、重複するサービスの整理が進んでいるものと見られます。

また、ポイント経済圏の競争が激化するなかで、三井住友カード(SMBCグループ)としてはVポイントを「自社の決済エコシステム内で完結させたい」という狙いもありそうです。Visaタッチ決済やVpassアプリでの利用を促進することで、ポイントが外に流出するのを防ぐ戦略ですね。

FAQ

Vポイント自体が使えなくなるの?

いいえ、Vポイントがなくなるわけではありません。終了するのは「他社ポイント・マイルへの移行サービス」の一部です。Vポイントアプリでの支払い、カード利用代金へのキャッシュバック、提携店でのポイント利用は引き続き可能です。

旧Tカード(プラスチックカード)はまだ使えるの?

Vポイント加盟店では引き続き使えますが、ファミリーマートでは2025年8月31日で磁気カードの読み取りが終了しています。スマホのVポイントアプリに移行するのがおすすめです。

nanacoポイントへの交換は4月以降もできる?

できません。nanacoポイントへの交換は2026年3月31日23:59で終了します。nanaco公式サイトでも終了がアナウンスされています。交換を希望する場合は3月中に手続きを済ませてください。

ANAマイルへの交換も終了する?

2026年3月時点では、ANA提携カード経由でのマイル交換は継続しています。ただし、フライング・ブルーやブリティッシュ・エアウェイズのマイル交換は3月末で終了するので注意してください。

ポイント移行サービス終了後、Vポイントの一番お得な使い方は?

カード利用代金へのキャッシュバック(1ポイント=1円)が最もシンプルでお得です。Vポイントアプリを使ったVisaタッチ決済もレート損なしで使えるのでおすすめです。

参考文献