スマホで写真を撮っていたら、ある日突然「保存容量が残りわずかです」という通知が……。Googleフォトの無料容量は15GBしかなく、しかもこの15GBはGmail・Googleドライブと共有だ。写真だけでなくメールの添付ファイルやドライブのファイルも含めて15GBなので、意外とあっという間にいっぱいになる。
この記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、Googleフォトの容量を確認する方法から、お金をかけずに空き容量を増やす6つの方法、それでも足りないときの有料プラン(Google One)の選び方まで、わかりやすく解説する。
そもそもGoogleフォトの15GBって何と共有?容量の仕組みを理解しよう
まず知っておきたいのが、無料の15GBはGoogleフォト単体の容量ではないということ。Googleアカウントに紐づく以下の3つのサービスで15GBを分け合っている。
- Googleフォト — 写真・動画のバックアップ
- Gmail — メール本文と添付ファイル
- Googleドライブ — スプレッドシート、PDF、その他ファイル
つまり、Gmailに何年分もの添付ファイル付きメールが溜まっていると、写真をほとんど保存していなくても容量が圧迫されることがある。Google Oneのストレージ管理ページにアクセスすると、各サービスがどれだけ容量を使っているか一目で確認できる。
ちなみに、2021年6月1日より前に「高画質」設定でバックアップした写真・動画は容量にカウントされない。それ以降にバックアップしたものはすべてカウント対象になるので、「昔は容量を気にしなくてよかったのに……」と感じる人が多いのはこのためだ。
今どれくらい使ってる?Googleフォトの容量を確認する方法
対策を取る前に、まず自分のストレージ使用量を確認しよう。
スマホ(iPhone・Android)で確認する方法
- Googleフォトアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコン(自分のアイコン)をタップ
- 「フォトの設定」→「バックアップ」をタップ
- 画面上部に使用量と残り容量が表示される
パソコン(ブラウザ)で確認する方法
- photos.google.com にアクセス
- 左下の「保存容量」をクリック
- 各サービスの内訳が表示される
もっと詳しく見たい場合は、one.google.com/storage にアクセスすると、Googleフォト・Gmail・Googleドライブそれぞれの使用量がグラフで表示される。「容量を圧迫しているのは写真じゃなくてGmailだった」というケースも多いので、まずはここをチェックしよう。
お金をかけずに空き容量を増やす6つの方法
容量の現状がわかったら、いよいよ空き容量の確保だ。以下の6つの方法を上から順番に試していくのがおすすめ。
方法1:ゴミ箱を空にする(効果:即効)
意外と見落としがちなのがゴミ箱。Googleフォトで削除した写真・動画は60日間ゴミ箱に残り、その間も容量を消費し続ける。
- Googleフォトアプリ(またはWeb版)で「ライブラリ」→「ゴミ箱」を開く
- 右上の「…」メニューから「ゴミ箱を空にする」をタップ
これだけで数GB空くこともある。まずはここから試そう。
方法2:「保存容量の節約画質」に一括変換する(効果:大)
Googleフォトには写真の保存画質として「元の画質(Original)」と「保存容量の節約画質(Storage Saver)」の2種類がある。
- 元の画質:撮影したそのままの解像度・ファイルサイズで保存
- 節約画質:写真は16MP(1600万画素)以下に、動画は1080p(フルHD)以下に自動圧縮
SNSに投稿したりスマホで見返す程度なら、節約画質で画質の差はほぼわからない。L判サイズの印刷でも問題ないレベルだ。Googleの圧縮技術が優秀なので、普通に使う分には気にならない。
既にアップロード済みの写真を一括変換するには、以下の手順で行う。
- パソコンからphotos.google.com/settingsにアクセス
- 「容量を解放」をクリック
- 確認画面で「圧縮」を選択
注意:この操作は元に戻せない。A4以上の大判印刷をする予定がある写真やプロの撮影データは、変換前にパソコンにダウンロードしてバックアップしておこう。
方法3:不要なスクリーンショットをまとめて削除する(効果:中)
スマホを使っていると、メモ代わりに撮ったスクリーンショットがどんどん溜まっていく。Googleフォトにはスクリーンショットだけを検索する機能がある。
- Googleフォトの検索バーに「スクリーンショット」と入力
- 一覧が表示されるので、不要なものを選択して削除
同じように、「ぼやけた写真」で検索すると、ピンボケや手ブレの写真だけを抽出できる。こういった写真はまず見返さないので、思い切って削除しよう。
方法4:大きな動画ファイルを見つけて削除する(効果:大)
容量を一番食うのは間違いなく動画だ。4K動画だと1分で約300MB〜500MBにもなる。
- パソコンからGoogleフォトのストレージ管理ページにアクセス
- 「大きな写真と動画」セクションで、サイズが大きいファイル順に表示される
- 不要な動画を選択して削除
同じページに「サポートされていない動画」というカテゴリもある。これはGoogleフォトでは再生できない形式の動画で、容量だけ食って何の役にも立たないファイルだ。見つけたら即削除でOK。
方法5:LINEやSNSの自動バックアップをオフにする(効果:中〜大)
LINEで受信した画像やInstagramの保存画像が、知らないうちにGoogleフォトにバックアップされていることがある。
- Googleフォトアプリの「設定」→「バックアップ」を開く
- 「バックアップするフォルダ」をタップ
- LINE、Instagram、Twitter、WhatsAppなど、不要なフォルダのバックアップをオフにする
これをやるだけで、今後の無駄な容量消費をかなり抑えられる。
方法6:Gmailの大容量メールを削除する(効果:中)
Googleフォトではなく、Gmailが容量を圧迫しているパターンも意外と多い。Gmailで以下の検索コマンドを使うと、大きな添付ファイル付きメールだけを抽出できる。
has:attachment larger:10M— 10MB以上の添付ファイル付きメールを検索has:attachment larger:5M— 5MB以上の添付ファイル付きメールを検索
古いメルマガや過去のやり取りで大きなファイルが添付されたメールは、必要なければ削除しよう。削除後はGmailのゴミ箱も空にするのを忘れずに(こちらも30日間残る)。
それでも足りないなら:Google Oneの有料プランを検討する
上記の方法をすべて試しても容量が足りない場合は、Google Oneの有料プランを検討しよう。2026年3月時点の料金は以下のとおり(2025年10月11日の値上げ後の価格)。
| プラン | 容量 | 月額(税込) | 年額(税込) |
|---|---|---|---|
| ベーシック | 100GB | 290円 | 2,900円 |
| スタンダード | 200GB | 440円 | 4,400円 |
| プレミアム | 2TB | 1,450円 | 14,500円 |
ベーシック(100GB)なら月額290円。年額だと2,900円で、月あたり約242円になる。缶コーヒー1本分で容量の心配から解放されると思えば、写真をよく撮る人にとってはコスパは悪くない。
Google Oneのストレージは家族最大5人まで共有できるので、家族で使えばさらにお得だ。ただし、お互いの写真が見えるわけではなく、容量だけを分け合う仕組みなのでプライバシーの心配はない。
なお、2025年にはGoogle Oneの値上げが2回あった(3月と10月)。Google One公式ページで最新の価格を確認してから契約するのがおすすめだ。
今後容量を節約するためにやっておくべき設定
容量を確保したら、今後また同じ状況にならないために以下の設定を見直しておこう。
バックアップ画質を「保存容量の節約画質」に変更する
- Googleフォトアプリの「設定」→「バックアップ」を開く
- 「バックアップの画質」をタップ
- 「保存容量の節約画質」を選択
これで今後バックアップされる写真は自動的に圧縮される。普通に使うぶんには画質の差はわからないレベルなので、特にこだわりがなければ節約画質がおすすめだ。
定期的にストレージ管理ページをチェックする
ストレージ管理ページでは、Googleが「削除しても問題なさそうなファイル」を自動で分類してくれる。月に1回くらいチェックする習慣をつけると、容量が急に足りなくなることを防げる。
大事な写真は別の場所にもバックアップしておく
Googleフォトだけに頼るのはリスクがある。外付けHDDやパソコン本体にもコピーを取っておこう。Google Takeoutを使えば、Googleフォトの写真・動画を一括でダウンロードできる。
FAQ
Googleフォトの容量がいっぱいになると写真は消えるの?
すでにバックアップ済みの写真が消えることはない。ただし、新しい写真のバックアップができなくなり、Gmailの送受信にも影響が出る可能性がある。2年以上容量超過が続くとGoogleがデータを削除する場合がある、とGoogleの公式ヘルプに記載されているので、放置は禁物だ。
「保存容量の節約画質」に変換すると写真がボケボケになる?
ならない。Googleの圧縮技術は優秀で、スマホの画面やL判プリントでは違いがほぼわからないレベル。A3以上のポスター印刷やプロの写真編集をしない限り、節約画質で十分だ。
Google Oneのストレージを家族で共有するとお互いの写真が見られる?
見られない。共有するのは「容量」だけで、写真やファイルの中身は各自のアカウントに紐づいたまま。家族に見られたくない写真があっても安心だ。
複数のGoogleアカウントで15GBを合算できる?
できない。15GBの無料容量はアカウントごとに別々。ただし、別のアカウントに写真を移動して分散させることは可能。Google Oneの有料プランもアカウントごとの契約になる(家族共有は別の仕組み)。
参考文献
- バックアップの画質を選択する - Googleフォト ヘルプ — Google公式
- ストレージを管理する - Googleフォト ヘルプ — Google公式
- Google One プランと料金 — Google公式
- Googleのストレージについて - Googleフォト ヘルプ — Google公式






