iPhoneのメッセージアプリを開いたら吹き出しが緑になっていた、という相談が周囲でもときどきあります。先日も友人のiPhoneを確認したら、iMessageがオフになっていただけで、スイッチを入れ直したら5分もかからず元の青に戻りました。よくある原因はパターンが決まっているので、順番に試していけばたいてい解決できます。
一つ先に言っておくと、緑バブルになっていても、メッセージは相手にちゃんと届いています。SMSとして送られているだけで、内容は問題なく伝わっている状態です。
iMessageとSMSの違い、かんたんに
iMessageは、Apple端末同士がWi-FiやモバイルデータでやりとりできるApple独自のメッセージ機能です。バブル(吹き出し)が青く表示され、追加料金なし、写真や動画の画質も維持されます。一方のSMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号を経由して送る従来のメッセージで、バブルが緑色になります。相手がAndroidスマートフォンの場合は、iPhone同士でも緑になるのが正常な動作です。問題なのは「今まで青だったのに突然緑になった」というケースです。
緑バブルになる主な原因
突然SMSになってしまうのは、いくつかのパターンがあります。よくあるのはこの5つです。
- iMessageの設定スイッチがオフになっている
- Apple IDのサインインが切れている、または認証が期限切れになっている
- Wi-Fiやモバイルデータが不安定で、iMessageサーバーへの接続が途切れている
- iOSのアップデート後に設定が一部変わってしまった
- 送り先の相手のiPhoneでiMessageがオフになっている(その場合は相手側の問題)
このうち、自分のiPhone側の問題であれば下の手順で対処できます。
直し方:上から順に試してみてください
ほとんどのケースはStep 1かStep 2で直ります。
Step 1:iMessageのスイッチを確認する
まず最初に、iMessageの設定がオフになっていないかを確認します。ここが原因であることがいちばん多いです。
- ホーム画面で「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「メッセージ」をタップ(iOS 18以降の場合は「アプリ」→「メッセージ」の順)
- 「iMessage」のスイッチがオフになっていたら、タップしてオンにする
- スイッチがすでにオンだった場合は、いったんオフにして10秒ほど待ち、再度オンにする
オンにすると「iMessageのアクティベーション中」と表示されることがあります。Wi-Fiに繋がっていれば1〜2分で完了します。もし数分経っても「アクティベーション中」のままであれば、Step 2へ進んでみてください。
もし「設定」を開いて「メッセージ」が見当たらない場合は、iOSのバージョンによって表示場所が異なることがあります。設定画面いちばん上の検索欄に「メッセージ」と入力すると見つかります。
Step 2:Apple IDのサインイン状態を確認する
iMessageはApple IDと紐づいて動いているため、サインアウト状態になっているとiMessageが使えなくなります。
- 「設定」を開く
- 画面の一番上に表示されている自分の名前(例: 「山田 花子」のような表示)をタップする
- 画面の一番下に「サインアウト」のボタンが見えていれば、Apple IDはサインイン済みです
- 名前のかわりに「Appleにサインイン」と表示されている場合は、タップしてApple IDとパスワードでサインインし直す
サインインし直した後は、Step 1のiMessageのスイッチも改めて確認してみてください。
Step 3:ネット接続を見直す
iMessageを使うには、Wi-Fiかモバイルデータが必要です。接続が不安定だとアクティベーションが完了しないことがあります。
- 画面右上からコントロールセンターを開き、Wi-Fiのマークが点灯しているか確認する
- Wi-Fiのマークに「×」が付いていたり、接続が不安定な場合は、いったんWi-Fiをオフにしてモバイルデータだけで試してみる
- コントロールセンターの飛行機マークをタップして機内モードをオンにし、5秒後にもう一度タップしてオフにする(通信をリセットする操作です)
Step 4:iPhoneを再起動する
ここまで試しても直らない場合は、iPhoneの再起動を試してみてください。一時的なシステムの不具合がリセットされることがあります。
- サイドボタンと音量ダウンボタンを同時に長押しし、スライダーが出たら「スライドで電源オフ」を操作する(iPhone X以降の場合)
- 電源が切れたら、30秒ほど待つ
- サイドボタンを長押しして起動する
再起動後、Step 1の手順でiMessageのスイッチをもう一度確認してみてください。これで直るケースも少なくありません。
Step 5:ネットワーク設定をリセットする(最終手段)
ここまでの手順で直らない場合の最終手段です。ただし、これを行うと保存しているWi-Fiのパスワードがすべて削除されます。事前にパスワードをメモしておくか、ルーター本体のラベルで確認できるようにしておいてください。連絡先や写真などのデータは消えません。
- 「設定」→「一般」→「iPhoneを転送またはリセット」の順にタップ
- 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを求められたら入力し、確認をタップ
リセット後はWi-Fiに再接続し、Step 1のiMessageをオンにする操作をもう一度試してみてください。
特定の相手だけ緑バブルのままの場合
自分の設定は問題なく、他の人には青バブルで届いているのに、特定の一人だけ緑になり続けることがあります。この場合、送り先の相手のiPhoneでiMessageがオフになっているか、相手がAndroid端末に変更した可能性が高いです。相手の方に「iMessageの設定を確認してみて」と連絡してみるのが一番早い解決策です。
また、SIMを入れ替えたばかりや、機種変更したばかりの場合も、相手側でiMessageの再アクティベーションが必要になるケースがあります。
よくある質問
緑バブルになってから「既読」が表示されなくなった
SMSには「既読」の仕組みがないため、iMessageの「既読」マークは表示されなくなります。iMessageに戻れば再び「既読」の確認ができるようになります。メッセージ自体は届いているので、返信が来ない場合は別の手段で確認してみてください。
SMSで送った分のメッセージ履歴は消える?
SMSで届いたメッセージはメッセージアプリにそのまま残ります。iMessageに切り替わっても削除されることはありません。
「SMSに送信できませんでした」と赤く出る
iMessageでの送信が失敗し、SMSでの再送も失敗した状態です。電波の届きやすい場所に移動してから、もう一度試してみてください。それでも繰り返す場合は、Step 3のネット接続の確認に戻るとよいです。
機種変更したら緑バブルになった
新しいiPhoneではiMessageの再アクティベーションが必要になることがあります。Step 1の手順でiMessageのスイッチをいったんオフにして、Wi-Fi接続中にオンにし直してみてください。数分でアクティベーションが完了するはずです。
iPhoneからAndroidに変えた友人にiMessageを送ってしまっている
友人がAndroidに変えた場合、こちらのメッセージアプリは自動的にはSMSに切り替わらないことがあります。送り先の連絡先に対して、メッセージを長押しして「SMSとして送信」を選ぶか、一度iMessageをオフにしてから再度オンにすることで、送先の端末情報が更新されます。






