「マイナンバーカードの有効期限って、いつまでだっけ?」「更新のお知らせが届いたけど、何をすればいいの?」――そんな疑問を持っている方、けっこう多いんです。

2026年4月現在、マイナンバーカードの交付枚数は1億枚を超えています。2016年の交付開始から10年が経ち、カード本体の有効期限が初めて切れる方が続出している時期です。さらに、2024年12月に健康保険証が廃止されたことで、マイナ保険証としての機能が止まると病院で困るケースも増えています。

この記事では、マイナンバーカードの「2種類の有効期限」の違い、更新通知が届かないときの対処法、そして窓口での手続きの流れをわかりやすく解説します。

そもそもマイナンバーカードには「2つの有効期限」がある

意外と知られていないのですが、マイナンバーカードには期限が2種類あります。ここを混同すると「まだ大丈夫」と思っていたのに病院で使えない、なんてことが起きます。

1つ目:カード本体の有効期限

  • 18歳以上の方:発行日から10回目の誕生日まで
  • 18歳未満の方:発行日から5回目の誕生日まで

カード表面の右下に「XXXX年XX月XX日まで有効」と記載されています。これが切れるとカード自体が身分証明書として使えなくなります。

2つ目:電子証明書の有効期限

  • 年齢に関係なく、発行日から5回目の誕生日まで

つまり、カード本体はまだ有効でも、電子証明書だけ先に切れることがあるんです。電子証明書が切れると、マイナ保険証・コンビニ交付・e-Tax・マイナポータルへのログインなど、オンライン系の機能がすべて使えなくなります。

ざっくり言うと、「カード本体の期限切れ=カードごと作り直し」「電子証明書の期限切れ=窓口でデータを書き換えるだけ」と覚えておけばOKです。

有効期限の確認方法3つ

「自分のカード、いつ切れるの?」と思ったら、以下の方法で確認できます。

方法1:カードの券面を見る

カード表面の右下に、カード本体の有効期限が記載されています。ただし、電子証明書の有効期限はカードに書かれていません。ここが落とし穴です。

方法2:マイナポータルで確認する

マイナポータルにログインし、「利用者証明用電子証明書」の有効期限を確認できます。スマホアプリからも確認可能です。

方法3:市区町村の窓口で確認する

カードを持って窓口に行けば、その場で電子証明書の有効期限を教えてもらえます。「有効期限がわからないので確認したい」と伝えればOKです。

更新通知が届かない・届いたけど放置してしまった場合

マイナンバーカード総合サイトによると、有効期限の2〜3か月前を目途に「有効期限通知書」が地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から届きます。しかし、SNS上では「届かない」「届いたけど放置してたら期限が切れた」という声が少なくありません。

通知が届かない主な原因はこちらです。

  • 引っ越し後に転送届を出していない:通知書は住民票の住所に届きます。転居届を出していても郵便局の転送期間(1年間)が切れていると届きません
  • 郵便物に埋もれた:普通郵便で届くため、チラシに紛れて捨ててしまうケースがあります
  • 交付直後に転居した場合:通知書の発送リストに旧住所で登録されている可能性があります

通知書がなくても更新手続きは可能です。マイナンバーカード本人確認書類を持って、お住まいの市区町村窓口に直接行けば手続きしてもらえます。

更新手続きの流れ(電子証明書 / カード本体)

更新手続きは無料です。2026年4月現在、手数料はかかりません。

【電子証明書の更新】(所要時間:約15〜30分)

  1. 有効期限の3か月前から手続き可能
  2. お住まいの市区町村の窓口にマイナンバーカードを持参
  3. 窓口で暗証番号(署名用:英数字6〜16桁、利用者証明用:数字4桁)を入力
  4. カードに新しい電子証明書が書き込まれて完了

暗証番号を忘れた場合は、窓口で本人確認書類を提示すればその場で再設定できます。別途、暗証番号リセットの手続きが必要になるため、少し時間がかかる点に注意してください。

【カード本体の更新】(所要時間:申請〜受取まで約1か月)

  1. 有効期限の3か月前から申請可能
  2. 通知書に同封の申請書、またはスマホ・PC・証明写真機から申請
  3. 約1か月後、市区町村から「交付通知書」が届く
  4. 窓口でカードを受け取り(本人確認書類・旧カードが必要)

カード本体の更新は「新しいカードを作り直す」イメージなので、電子証明書の更新より時間がかかります。

有効期限が切れるとマイナ保険証はどうなる?

2024年12月に従来の健康保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化されました。ここで気になるのが「電子証明書の期限が切れたら、病院で保険証として使えなくなるの?」という点です。

厚生労働省の案内によると、電子証明書の有効期限が切れても、期限切れから最大3か月間はマイナ保険証として利用可能です(有効期限の満了日が属する月の月末から3か月後の月末まで)。

ただし、この3か月の猶予期間を過ぎるとマイナ保険証としては完全に使えなくなります。その場合、加入している健康保険の保険者から「資格確認書」が届きます。資格確認書があれば、従来の保険証と同じように医療機関を受診できます。

とはいえ、資格確認書の発行には時間がかかることもあるので、早めに電子証明書を更新しておくのが一番安心です。

窓口が混雑している場合のコツ

2026年は、マイナンバーカードの大量交付から5年目にあたるため、電子証明書の更新が集中しています。多くの自治体で窓口が混雑しているのが現状です。

少しでもスムーズに手続きするコツをまとめました。

  • 予約制の自治体は事前予約する:多くの市区町村がWebや電話での予約を受け付けています。お住まいの自治体のHPで確認しましょう
  • 平日の午前中を狙う:特に月曜日と金曜日は混みやすい傾向があります。火〜木の午前中が比較的空いています
  • 暗証番号を事前に確認しておく:窓口で暗証番号がわからないと再設定の手続きが追加で必要になり、さらに時間がかかります
  • 代理人による手続き:本人が来庁できない場合、法定代理人や任意代理人が手続きできる自治体もあります。委任状と代理人の本人確認書類が必要です

FAQ

電子証明書の有効期限が切れても、マイナンバーカード自体は使えますか?

はい、カード本体の有効期限内であれば、身分証明書としては引き続き使えます。ただし、マイナ保険証・コンビニ交付・e-Tax・マイナポータルなどオンライン系の機能は使えなくなります。

更新手続きに手数料はかかりますか?

2026年4月現在、電子証明書の更新もカード本体の更新も無料です。写真撮影を窓口で行う場合も追加料金はかかりません。

有効期限通知書を紛失しました。更新できますか?

できます。通知書がなくても、マイナンバーカードと本人確認書類を持って市区町村窓口に行けば手続き可能です。窓口で「照査書兼回答書」を発行してもらえます。

海外に住んでいる場合、マイナンバーカードの更新はどうすればいい?

2024年5月以降、海外転出者もマイナンバーカードを継続利用できるようになりました。在外公館(大使館・総領事館)で電子証明書の更新手続きが可能です。詳しくはデジタル庁の案内ページをご確認ください。

確定申告の時期に電子証明書の期限が切れていることに気づきました。どうすればいい?

すぐに市区町村窓口で電子証明書を更新しましょう。更新は即日完了するので、その日のうちにe-Taxで確定申告が可能になります。もし窓口に行く時間がない場合は、ID・パスワード方式でe-Taxを利用する方法もあります。

参考文献