「英会話スクールに通うお金はないけど、ChatGPTで英語の練習ってできるの?」——そう思って試してみたものの、なんか上達してる気がしないという人、実はかなり多いんです。

結論から言うと、ChatGPTは英会話の練習相手としてめちゃくちゃ優秀です。ただし、使い方を間違えると「ただAIとおしゃべりしてるだけ」で終わります。

この記事では、2026年2月時点のChatGPTの音声モード(Advanced Voice Mode)の使い方から、英語力が伸びない人がやりがちなNG習慣5つ、そして効果を最大化するプロンプトのコツまで、まるっと解説します。

ChatGPTの音声モードって何?英会話にどう使えるの?

ChatGPTには、テキストでやりとりする通常モードのほかに、声で直接会話できる「音声モード」が搭載されています。2024年9月にリリースされたAdvanced Voice Mode(高度な音声モード)では、まるで人間と話しているかのような自然なやりとりが可能になりました。

ざっくり言うと、こんなことができます。

  • リアルタイムの英会話:スマホに向かって英語で話しかけると、AIが英語で返してくれる
  • 発音のフィードバック:「私の発音をチェックして」とお願いすれば、改善点を教えてくれる
  • ロールプレイ:レストランの注文、空港のチェックイン、仕事の会議など、シーン別の練習ができる
  • アクセントの切り替え:アメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語など、好みのアクセントで話してもらえる

2026年2月現在、音声モードは無料プランでも利用可能です。ただし、無料プランでは約15分で通常モードに切り替わる制限があります。ChatGPT Plus(月額20ドル/約3,000円)なら、ほぼ制限なく使えます。

月3,000円で24時間いつでも英会話し放題と考えると、オンライン英会話(月額6,000〜10,000円が相場)よりかなりお得ですよね。

音声モードで英会話を始める手順【iPhone・Android】

「さっそく使ってみたい!」という人のために、セットアップの手順を紹介します。PC版でも音声機能は使えますが、スマホアプリのほうが手軽なのでおすすめです。

ステップ1:アプリを最新版にアップデート

App Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)でChatGPTアプリを最新バージョンに更新してください。

ステップ2:ヘッドフォンアイコンをタップ

チャット画面の右下にあるヘッドフォンアイコン(🎧マーク)をタップすると、音声会話モードが起動します。画面に青い球体のアニメーションが表示されたら、Advanced Voice Modeで接続されている証拠です。

ステップ3:英語で話しかける

そのまま英語で話しかければOK。最初のひと言は「Hi, I want to practice English conversation. Could you be my conversation partner?」あたりがおすすめです。

ポイント:初回は日本語で「英語で会話の練習をしたいです。私の英語レベルは初級です」と伝えてから始めてもOK。ChatGPTがレベルに合わせて英語の難易度を調整してくれます。

英語が伸びない人がやりがちなNG習慣5つ

ChatGPTと英会話を始めたのに「全然上達しない」と感じる人には、共通するパターンがあります。レアジョブ英会話の調査や、X(旧Twitter)での体験談をもとに、よくあるNG習慣をまとめました。

NG①:フィードバックを求めない

ChatGPTの音声モードは、こちらからお願いしない限り、間違いをスルーしがちです。会話が途切れないのは楽しいですが、間違った英語でも「通じちゃう」ので学びにならないんですよね。

対策:会話の区切りで「Could you point out any grammar mistakes I made?(文法ミスがあったら指摘して)」と聞くクセをつけましょう。もしくは、最初のプロンプトで「会話中に間違いがあったらその場で指摘してください」と設定しておくのがおすすめです。

NG②:簡単な英語だけで会話してしまう

ChatGPTは相手のレベルに合わせてくれる優しいAIなので、こちらが簡単な表現しか使わないと、AIもカンタンな英語で返してきます。居心地はいいけど、成長はゼロです。

対策:「Please use natural, native-level English. Don't simplify for me.(自然なネイティブレベルの英語を使って。簡単にしなくていいよ)」と指示してみてください。ちょっとキツいですが、これが本当の練習です。

NG③:発音を確認しない

音声認識はかなり賢いので、多少発音が悪くても文脈から推測して聞き取ってくれます。これが逆にワナで、発音が改善されないまま「通じてる」と勘違いしてしまうことがあります。

対策:「Please check my pronunciation of this word: [単語]」と個別に聞くか、ELSA Speakのような発音特化アプリを併用するのが効果的です。ChatGPTはあくまで「会話の練習相手」で、発音矯正は専用ツールに任せるのがベターです。

NG④:いつも同じトピックで話す

「趣味の話」「週末の予定」ばかり話していませんか?同じトピックでは同じ単語・表現しか使わないので、語彙が広がりません。

対策:ChatGPTにお題を出してもらいましょう。「Give me a random conversation topic I haven't tried before」と言えば、ビジネスミーティング、旅行先でのトラブル、医者への症状説明など、さまざまなシチュエーションを提案してくれます。

NG⑤:会話しっぱなしで振り返らない

30分間ずっと会話して「今日もがんばった!」で終わっていませんか?振り返りなしの会話は、ただのおしゃべりです。

対策:会話が終わったら、テキストモードに切り替えて「Please summarize our conversation and list 3 expressions I should learn from it(会話をまとめて、覚えるべき表現を3つ挙げて)」とお願いしてみてください。復習リストが自動で出来上がります。

効果を最大化するプロンプト3選【コピペOK】

ChatGPTで英会話練習する前に、最初にシステムプロンプト(指示文)を送ることで、学習効果がグンと変わります。シェーン英会話PROGRITの記事で紹介されている手法も参考に、そのまま使えるプロンプトを3つ紹介します。

①厳しめの英語教師プロンプト

以下をチャットの最初に送ってから音声モードに切り替えてください。

You are a strict but friendly English teacher. During our conversation:
- Correct my grammar mistakes immediately
- Suggest more natural expressions when I sound unnatural
- Ask follow-up questions to keep the conversation going
- At the end, give me a summary of my mistakes and 3 new expressions to learn
My English level is [beginner/intermediate/advanced].

②シーン別ロールプレイプロンプト

Let's do a role-play. You are a waiter at a restaurant in New York.
I am a customer. Please stay in character throughout.
If I make a mistake, note it but stay in character. 
After the role-play, break character and give me feedback on my English.

③ビジネス英語プロンプト

I want to practice business English for meetings. 
You are my colleague. We are discussing [a project deadline / budget planning / a new product launch].
Use professional but natural English. 
If I use informal language, suggest a more professional alternative.

これらのプロンプトの[角括弧]の部分は、自分のレベルやシーンに合わせて変えてくださいね。

ChatGPTだけで英語はペラペラになれる?正直な結論

ここまで読んで「ChatGPTさえあれば英会話スクールいらないじゃん!」と思った方もいるかもしれません。でも、正直に言うとChatGPTだけでは限界もあります

ChatGPTが得意なこと

  • 文法・語彙のフィードバック
  • 24時間いつでも練習できる手軽さ
  • 初心者が「英語で話す」ハードルを下げてくれる
  • ロールプレイで実践的なシーンを何度も繰り返せる

ChatGPTが苦手なこと

  • 細かい発音矯正(音素レベルの指導はまだ弱い)
  • リアルな会話のスピードや間合いの再現
  • こちらの英語を「スルーしない」厳しさ(お願いしないと優しすぎる)
  • 文化的なニュアンスや、スラング・くだけた表現のリアルな使い分け

つまり、「英語を話すことに慣れる」段階ではChatGPTは最強のツールですが、「発音をネイティブに近づけたい」「実際のビジネスで使える英語力をつけたい」という段階では、オンライン英会話や発音特化アプリとの併用がベストです。

FAQ

ChatGPTの音声モードは無料で使えますか?

はい、2026年2月時点で無料プランでも音声モード(Advanced Voice Mode)は利用可能です。ただし、無料プランでは約15分で標準モードに切り替わる制限があります。制限なく使いたい場合は、ChatGPT Plus(月額20ドル)への加入がおすすめです。

ChatGPTで発音チェックはできますか?

ある程度は可能ですが、専門の発音矯正ツールほど正確ではありません。ChatGPTの音声認識は文脈から推測して聞き取るため、多少発音が悪くても通じてしまいます。発音を本格的に改善したい場合は、ELSA Speakなどの発音特化アプリとの併用がおすすめです。

英語初心者でもChatGPTで英会話練習できますか?

できます。最初に「My English level is beginner. Please use simple words and speak slowly.」と伝えれば、レベルに合わせてくれます。日本語で「英語初心者なので簡単な英語でゆっくり話してください」と指示してから始めてもOKです。

PC(パソコン)でも音声モードは使えますか?

2026年2月時点で、PC版のChatGPT(ブラウザ版・デスクトップアプリ版)でも音声入力機能は利用可能です。ただし、スマホアプリ版のほうが機能が充実しており、手軽に練習できるためおすすめです。

参考文献