「Claude Codeにお願いしたのに、なんか違うものが出てきた……」「動いてるけど、求めてた結果と全然違う!」——こんな経験、ありませんか?

Claude Codeは、Anthropicが提供するターミナルベースのAIコーディングアシスタントです。2026年2月現在、Pro(月額20ドル)やMax(月額100〜200ドル)プランで利用でき、自然言語で指示するだけでコードを書いたり修正したりしてくれる便利なツールとして人気が急上昇しています。

ただし、使い方を間違えると「動いてるんだけど求めている結果と違う」という沼にハマりがちです。実際、Xでも「Claude Codeは実装を進めるのは速いけど、結果が違うとなかなか修正できない」「課金してるのにまともに作業できない」という声が多く見られます。

この記事では、Claude Code初心者がやりがちな5つのハマりパターンと、思い通りの結果を得るための指示(プロンプト)の出し方を解説します。

Claude Codeとは?ざっくり30秒で解説

Claude Codeは、ターミナル(コマンドライン)から直接使えるAIコーディングツールです。Webブラウザ版のClaudeとは違い、あなたのプロジェクトのファイルを直接読み書きできるのが最大の特徴です。

2026年2月時点での料金プランはこんな感じです:

  • Proプラン(月額20ドル):Claude Codeが使える。ただし利用量に制限あり
  • Max 5x(月額100ドル):Proの約5倍使える
  • Max 20x(月額200ドル):Proの約20倍使える
  • API従量課金:使った分だけ支払い。開発者向け

つまり、課金すれば誰でも使えます。ただし「使える=使いこなせる」ではないんですよね。ここが落とし穴です。

ハマりパターン①:指示が曖昧すぎる「丸投げ問題」

いちばん多いのがこれ。「ログイン機能を作って」「いい感じにリファクタリングして」みたいな、ざっくりすぎる指示を出すパターンです。

Claude Codeは優秀なので、曖昧な指示でもそれっぽいコードを出してきます。でも「それっぽい」と「あなたが求めているもの」は別物です。人間の同僚に頼むときと同じで、「何を・どこに・どんな仕様で」が伝わらないと、期待通りの成果物は出てきません。

改善のコツ:

  • × 「ログイン機能を作って」
  • ○ 「src/auth/ にメール+パスワードのログイン機能を追加して。Next.jsのApp Routerを使っていて、認証はSupabase Authを使う。ログイン成功後は /dashboard にリダイレクトして」

要するに、技術スタック・ファイルの場所・完了条件の3つを伝えるだけで精度がグッと上がります。

ハマりパターン②:一度に全部やらせる「欲張り問題」

「認証機能を作って、ダッシュボードも作って、APIも全部設計して」——気持ちはわかりますが、一度に大量のタスクを投げると、Claude Codeは途中で文脈を見失いやすくなります。

Anthropicの公式ベストプラクティスでも、タスクを小さく分割することが推奨されています。具体的には以下のステップが有効です:

  1. まず計画を立てさせる:「〇〇を実装したい。どういう手順で進めるか計画を出して」
  2. 計画を確認してからステップごとに実行:「Step 1をやって」→確認→「Step 2をやって」
  3. 大きな変更の前にはPlan Modeを使う:Claude Codeの /plan コマンドで、実装前に設計を確認できる

この「計画→実行→確認」のサイクルを回すだけで、「動いてるけど違う」問題は大幅に減ります。

ハマりパターン③:CLAUDE.mdを活用していない「初期設定スキップ問題」

Claude CodeにはCLAUDE.mdという、プロジェクト専用の設定ファイルを置ける機能があります。これをプロジェクトのルートに作っておくと、毎回のセッションで自動的に読み込まれ、Claude Codeが「このプロジェクトのルール」を理解した状態でスタートしてくれます。

CLAUDE.mdに書くべき内容は、HumanLayerのガイドによると以下の3つです:

  • よく使うコマンド:ビルド、テスト、デプロイのコマンド
  • コーディング規約:命名規則、使っているライブラリ、ディレクトリ構成
  • やってほしくないこと:「console.logを残さない」「既存のテストを削除しない」など

ポイントは簡潔に書くこと。60〜300行が目安で、長すぎるとかえって指示が埋もれます。「最小限のルールを明確に」が鉄則です。

ハマりパターン④:エラーが出たら同じ指示を繰り返す「ループ問題」

Claude Codeがエラーを出したとき、「もう一回やって」「直して」と漠然と繰り返していませんか?これだと同じ間違いをループしがちです。

2026年2月時点で、ある開発者がXに投稿した実測データによると、Claude Codeの利用でエラー発生率は約14.6%。つまり7回に1回くらいはうまくいかないのが普通です。大事なのはエラーが起きたときの対処法です。

エラー時の正しい対処フロー:

  1. エラーメッセージをそのまま貼る:「このエラーが出た」とスクリーンショットではなくテキストで伝える
  2. 何を期待していたか明記する:「〇〇という結果を期待していたが、△△になっている」
  3. コンテキストをリセットする:長いセッションで迷走したら /clear で会話をリセットし、新しい指示で再スタート

特に3番目が重要です。長い会話を続けると文脈が膨らみすぎて、Claude Codeが古い情報に引っ張られることがあります。迷ったらリセットが鉄板です。

ハマりパターン⑤:課金プランのリミットに気づかない「制限超過問題」

Xでも「課金してるのにまともに作業できない」「5時間リセットの話はどこいった」という声がありました。これはプランごとの利用制限を理解していないケースです。

2026年2月時点の利用制限をざっくり整理すると:

  • Proプラン:基本の利用枠。ヘビーに使うと数日間の制限がかかることがある
  • Max 5x:Proの5倍の利用枠。個人開発者には十分なケースが多い
  • Max 20x:Proの20倍。業務で1日中使う人向け

制限にかかると、Claude Codeの応答が遅くなったり一時的に使えなくなったりします。対策としては以下が有効です:

  • 使用量を定期的に確認するclaude.comのダッシュボードで確認できる
  • 不要なやりとりを減らす:1回の指示で的確に伝える(→パターン①の改善が効く)
  • 制限に達したら時間を置く:リセットまで別の作業をする割り切りも大事

まとめ:Claude Codeは「優秀だけど察してくれない同僚」

Claude Codeは実装のスピードを2〜3時間から15分に短縮できるほど強力なツールです。でも、それはあくまで適切な指示を出せたときの話。

ポイントをおさらいしましょう:

  1. 具体的に指示する:技術スタック・場所・完了条件を明確に
  2. タスクを分割する:計画→実行→確認のサイクルで進める
  3. CLAUDE.mdを書く:プロジェクトのルールを事前に伝える
  4. エラー時は情報を添える:ループせず、リセットも活用する
  5. プランの制限を把握する:使用量を確認し、効率よく使う

ざっくり言うと、Claude Codeは「めちゃくちゃ優秀だけど、こっちの意図は察してくれない同僚」です。丁寧に依頼すれば期待以上の成果を出してくれるし、雑に頼めば「なんか違う」が返ってくる。人間関係と同じですね。

FAQ

Claude Codeは無料で使えますか?

2026年2月時点では、Pro(月額20ドル)以上の有料プランかAPI従量課金が必要です。無料プランのFreeでは利用できません。詳しくは公式料金ページを確認してください。

プログラミング初心者でもClaude Codeは使えますか?

ターミナル操作の基礎知識があれば使えます。ただし、生成されたコードが正しいかどうかを判断する力は必要です。まずは小さなプロジェクトで練習するのがおすすめです。

CLAUDE.mdはどこに置けばいいですか?

プロジェクトのルートディレクトリに CLAUDE.md というファイル名で置きます。Claude Codeがセッション開始時に自動で読み込んでくれます。60〜300行程度の簡潔な内容が推奨されています。

Claude Codeの利用制限にかかったらどうすればいいですか?

時間経過でリセットされるのを待つか、Maxプランへのアップグレードを検討してください。API従量課金に切り替えれば、使った分だけの支払いで制限なく利用できます。

参考文献