「昨日まで普通に動いてたロボット掃除機が、急に動かなくなった……」「充電ステーションに置いてるのに、いつまでもランプが赤いまま」。そんな経験はありませんか?
2026年2月現在、ロボット掃除機は国内の普及率が約15%を超え、もはや珍しい家電ではなくなりました。ただ、普通の掃除機と違って「センサー」「バッテリー」「充電ステーション」など複雑なパーツが連携して動いているため、トラブルの原因がわかりにくいのが困りもの。
この記事では、ロボット掃除機が動かない・充電できない6つの原因と、自分でできる対処法をメーカー別にわかりやすく解説します。修理に出す前に、まずここに書いてある方法を試してみてください。
原因1:充電端子(接点)の汚れ
ロボット掃除機が充電できないとき、いちばん多い原因がこれです。本体の裏側にある金属の端子と、充電ステーション側の端子にホコリや皮脂汚れがたまると、電気がうまく流れなくなります。
対処法:
- 本体を裏返して、充電用の金属端子を乾いた布かメラミンスポンジでやさしく拭く
- 充電ステーション側の端子も同じように拭く
- 黒ずみがひどい場合は、無水エタノールを布に含ませて拭くと効果的
ルンバの場合、iRobot公式サポートページでも「充電用接続部を乾いた布で拭いてください」と案内されています。これだけで復活するケースがかなり多いので、最初に試してみてください。
原因2:バッテリーの劣化・寿命
ロボット掃除機のバッテリーには寿命があります。ざっくり言うと、リチウムイオンバッテリーは300〜500回の充電サイクルで性能が落ちてきます。毎日使っている場合、1〜2年で交換時期を迎えることも珍しくありません。
バッテリー劣化のサイン:
- フル充電しても稼働時間が購入時の半分以下になった
- 充電ステーションに置いても赤ランプがずっと点灯したまま
- 掃除の途中で止まるようになった
- 充電完了まで異常に時間がかかる
対処法:
- ルンバ:iRobot公式ストアや家電量販店で交換バッテリーを購入できます。自分で裏蓋を外して交換可能なモデルが多いです
- ECOVACS(DEEBOT):公式サイトやAmazonで互換バッテリーが販売されています。ECOVACS公式サポートに問い合わせれば純正品を案内してもらえます
- Anker(Eufy):Anker公式サポートで交換品を手配できます。購入から18ヶ月以内なら保証対象になる場合もあります
バッテリー交換の費用は、純正品で3,000〜8,000円程度が相場です(2026年2月時点)。修理に出すより安く済むことが多いので、まずバッテリー交換を検討しましょう。
原因3:車輪・ブラシにゴミが絡まっている
ロボット掃除機が動かない(電源は入るけど走らない)場合は、車輪やブラシに髪の毛・ペットの毛・糸くずが絡まっている可能性が高いです。
対処法:
- 本体を裏返して、左右の車輪を手で回してみる。スムーズに回らなければ異物が詰まっています
- メインブラシとサイドブラシを取り外して、絡まった毛やゴミをハサミやピンセットで除去する
- 車輪の軸部分にもホコリが詰まりやすいので、細い棒やエアダスターで掃除する
- ゴミタンク(ダストボックス)が満杯になっていないかも確認
ルンバの場合、エラーコード「エラー1」は右車輪の異常、「エラー2」はブラシの回転異常を示します。エラーコード一覧をチェックすると、どこに問題があるか特定しやすいです。
原因4:充電ステーションの設置場所が悪い
「掃除は始まるけど、充電ステーションに戻ってこない……」という場合は、ステーションの置き場所に問題があるかもしれません。
ロボット掃除機は赤外線やセンサーで充電ステーションの位置を検知しています。ステーション周辺に障害物があると、うまく認識できなくなります。
設置のポイント:
- ステーションの左右50cm・前方100cmには物を置かない(Panasonic公式FAQの推奨値)
- 壁にぴったり付けて、ズレないようにする(すべり止めマットを敷くのも有効)
- 直射日光が当たる場所や赤外線を発する機器の近く(テレビなど)は避ける
- 段差や敷居のない平らな場所に設置する
- Wi-Fiルーターの真横は電波干渉の恐れがあるので避ける
ECOVACS DEEBOTの場合、ステーションの設置場所を変えただけで充電できるようになったという報告がたくさんあります(ECOVACS公式FAQ参照)。
原因5:センサーの汚れ・不具合
ロボット掃除機には複数のセンサーが搭載されています。段差を検知する「クリフセンサー」、壁を検知する「バンパーセンサー」、障害物を避ける「カメラ・LiDAR」など。これらが汚れると、誤動作や動作停止の原因になります。
対処法:
- 本体の底面にあるセンサー(小さな透明の窓のようなパーツ)を乾いた柔らかい布で拭く
- バンパー(前面のぶつかり検知パーツ)を手で押してみて、ちゃんと戻るか確認する
- カメラ付きモデルの場合、カメラレンズもホコリを拭き取る
ルンバの「エラー11」は段差センサー(クリフセンサー)の不良を示すエラーコードです。センサーを拭いても直らない場合は、iRobot公式サポートに問い合わせましょう。
原因6:ソフトウェアの不具合(リセットで直ることが多い)
ここまでの対処法を試しても動かない場合は、ソフトウェアの不具合が考えられます。スマホと同じで、ロボット掃除機も「再起動すれば直る」ケースが結構あります。
メーカー別リセット方法:
ルンバ(iRobot):
- CLEANボタンを20秒間長押しする(ランプが点滅したら離す)
- アプリ連携モデルの場合は、iRobot HOMEアプリから「ルンバを削除」→再ペアリングも有効
ECOVACS(DEEBOT):
- 本体裏面のリセットボタンを細い棒で押す
- リセットしてもマッピングデータは消えないモデルが多い(ECOVACS公式FAQ)
Anker(Eufy):
- 本体裏面の電源スイッチをOFF→10秒待つ→ONにする
- 改善しない場合は、充電ステーションに載せた状態で電源スイッチをOFF/ONする
リセット後も改善しない場合は、アプリのファームウェアアップデートがないかも確認してください。古いファームウェアが原因で不具合が起きていることもあります。
それでも直らない場合は?修理・サポートの頼み方
上記の対処法をすべて試しても動かない場合は、内部の故障が疑われます。各メーカーのサポート窓口に問い合わせましょう。
問い合わせ前に準備しておくもの:
- 製品の型番(本体裏面のラベルに記載)
- 購入日と購入場所(保証書やレシート)
- 発生している症状とエラーコード(ある場合)
- 試した対処法の内容
保証期間の目安(2026年2月時点):
- ルンバ:購入から1年間(公式購入で登録済みの場合)
- ECOVACS:購入から1年間
- Anker Eufy:購入から18ヶ月(Anker公式購入の場合)
保証期間外の修理費用は、症状にもよりますが5,000〜15,000円程度が目安です。購入価格が安いモデルの場合は、修理より買い替えのほうが合理的なこともあるので、見積もりを取ってから判断しましょう。
FAQ
ロボット掃除機のバッテリー寿命はどのくらい?
一般的なリチウムイオンバッテリーの場合、約300〜500回の充電サイクルが寿命の目安です。毎日使う場合は1〜2年、週2〜3回の使用なら2〜3年程度で交換時期を迎えます。稼働時間が購入時の半分以下になったら交換を検討しましょう。
ルンバのエラーコードはどこで確認できる?
ルンバ本体が音声でエラー内容を読み上げるか、iRobot HOMEアプリの「履歴」からエラーコードを確認できます。エラーコードの意味と対処法はiRobot公式サポートページに一覧が掲載されています。
互換バッテリーを使っても大丈夫?
動作はしますが、品質にばらつきがあるため注意が必要です。互換品を使用した場合、メーカー保証の対象外になるケースがあります。不安な場合は純正バッテリーか、メーカー公認の交換品を選びましょう。
充電ステーションのランプの色は何を意味する?
メーカーやモデルによって異なりますが、一般的に「緑点灯=充電完了」「オレンジ点灯=充電中」「赤点灯=エラーまたはバッテリー異常」を示します。正確な意味は各メーカーの取扱説明書で確認してください。
ロボット掃除機がすぐに「掃除完了」になってしまうのはなぜ?
ゴミタンクが満杯、センサーの汚れ、バッテリー残量不足、または部屋の障害物が多すぎることが主な原因です。ゴミタンクを空にし、センサーを拭き、充電を十分にした状態で再度試してみてください。



