ゲーミングPCを買ったのに、ゲーム中に一瞬カクつく。画面が一瞬止まって操作が飛ぶ。いわゆる「プチフリーズ」に悩んでいる人は、2026年2月現在もかなり多いです。
「スペックは足りてるはずなのに……」と思ったら、原因はハードじゃなくWindows 11の設定にあるかもしれません。この記事では、ゲーム中のカクつき・プチフリーズの原因6つと、それぞれの対処法を画像なしでもわかるように解説します。
そもそも「プチフリーズ」って何が起きてるの?
プチフリーズとは、ゲーム中に0.5〜2秒ほど画面がカクッと止まる現象のこと。完全にフリーズするわけじゃないけど、FPS(1秒あたりのフレーム数)が一瞬ガクッと落ちて、操作が飛んだりラグったりします。
原因は大きく分けて「裏で何かが動いている」系と「設定がゲーム向きじゃない」系の2パターン。GPUやCPUのスペック不足ではなく、Windowsの設定やバックグラウンド処理が犯人であることがほとんどです。
以下、原因と対処法を1つずつ見ていきましょう。
原因1:Windows 11の通知ポップアップがゲームに割り込んでいる
ゲーム中に突然カクつく原因として、意外と多いのが通知のポップアップです。メールやアプリの通知がバナーで表示されるとき、描画の優先度がゲームから奪われて一瞬カクつきます。
特にフルスクリーンではなく「ボーダーレスウィンドウ」でプレイしている場合、通知バナーが表示されやすいので要注意です。
対処法:「応答不可」モードを有効にする
Windows 11には「応答不可」(Do Not Disturb)モードがあります。これをオンにすると、通知バナーが表示されなくなります。
- 設定 → システム → 通知 を開く
- 「応答不可」をオンにする
- さらに下にある「応答不可を自動的にオンにする」を開く
- 「ゲームをプレイしているとき」にチェックを入れる
これで、ゲーム起動中は自動的に通知がブロックされます。Microsoftの公式サポートページでも詳しく解説されています。
原因2:Xbox Game Barのオーバーレイが負荷をかけている
Windows 11にはデフォルトで「Xbox Game Bar」がインストールされています。ゲーム中にWin+Gで開けるアレです。
便利な機能ですが、オーバーレイ(画面に重ねて表示する機能)が常に待機しているため、GPUリソースを数%消費します。Epic Gamesの公式ヘルプでも、パフォーマンス向上のためにXbox Game Barをオフにすることが推奨されています。
対処法:Xbox Game Barを無効化する
- 設定 → ゲーム → Xbox Game Bar を開く
- 「コントローラーのこのボタンを使用してXbox Game Barを開く」をオフにする
- さらに完全に無効化したい場合は、設定 → アプリ → インストールされているアプリ から「Xbox Game Bar」を探し、「詳細オプション」→「バックグラウンドのアクセス許可」を「なし」にする
録画やスクリーンショット機能が不要なら、思い切ってオフにするとFPSが安定することがあります。
原因3:バックグラウンドでWindows Updateが走っている
ゲーム中に突然カクつくパターンで最も多いのがコレ。Windows Updateがバックグラウンドでダウンロード・インストールを始めると、ディスクI/OとCPUが一時的に持っていかれます。
特にHDD搭載のPCだと顕著で、SSDでも大型アップデートの展開中はカクつきが出ます。
対処法:アクティブ時間を設定する
- 設定 → Windows Update → 詳細オプション を開く
- 「アクティブ時間」を設定する(例:18:00〜25:00など、ゲームをプレイする時間帯)
アクティブ時間中はWindows Updateの再起動が抑制されます。ただしダウンロード自体は止まらないので、ゲーム前に手動でアップデートを完了させておくのがベストです。
また、従量制課金接続として設定すると、大型アップデートのダウンロードが一時的に止まります。ただし、セキュリティ更新まで止まるリスクがあるので常用はおすすめしません。
原因4:スタートアップアプリが裏でリソースを食っている
PC起動時に自動で立ち上がるアプリ(スタートアップアプリ)が多いと、常にメモリとCPUを消費し続けます。DiscordやSpotify、クラウドストレージの同期アプリなどが代表例です。
対処法:不要なスタートアップアプリを無効化する
- Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
- 「スタートアップ アプリ」タブを選択する
- ゲーム中に不要なアプリを右クリック →「無効化」
特に「スタートアップへの影響」が「高」になっているものを優先的にチェックしましょう。OneDrive、Google Drive、Adobe Creative Cloudなどの同期系アプリは、ゲーム中にファイル同期が走るとディスクI/Oを圧迫するので要注意です。
原因5:ゲームモードがオフになっている
Windows 11には「ゲームモード」という機能があります。オンにすると、ゲーム実行中にバックグラウンドの処理(ドライバーのインストールや再起動通知など)が抑制され、CPUとGPUのリソースがゲームに優先的に割り当てられます。
対処法:ゲームモードをオンにする
- 設定 → ゲーム → ゲーム モード を開く
- 「ゲーム モード」をオンにする
2026年2月現在、Windows 11ではゲームモードはデフォルトでオンになっていますが、何かの拍子にオフになっていることがあります。念のため確認しておきましょう。
なお、一部の古いゲームではゲームモードをオンにすると逆にカクつくという報告もあります。その場合はオフにして比較してみてください。
原因6:電源プランが「バランス」になっている
Windows 11のデフォルトの電源プランは「バランス」です。省電力とパフォーマンスを自動で切り替えてくれる便利な設定ですが、ゲーム中に省電力側に振れるとCPUクロックが下がり、一瞬カクつくことがあります。
対処法:電源プランを「高パフォーマンス」にする
- 設定 → システム → 電源 を開く
- 「電源モード」を「最適なパフォーマンス」に変更する
デスクトップPCであれば常時「最適なパフォーマンス」でOKです。ノートPCの場合は電池持ちとのトレードオフになるので、ACアダプター接続時のみ「最適なパフォーマンス」にするのがおすすめです。
さらに、グラフィックス設定で個別のゲームを「高パフォーマンス」に指定することもできます。設定 → システム → ディスプレイ → グラフィック からゲームの実行ファイルを追加し、「高パフォーマンス」を選択してください。
それでも直らないときにチェックすること
上記6つを試しても改善しない場合は、以下もチェックしてみてください。
- GPUドライバーの更新:NVIDIAならGeForce ドライバーダウンロード、AMDならAMD サポートから最新版をインストール
- ディスクの空き容量:SSD/HDDの空き容量が10%未満だとパフォーマンスが落ちます
- メモリ不足:タスクマネージャーでゲーム中のメモリ使用率が90%を超えていたら、メモリ増設を検討しましょう
- サーマルスロットリング:CPU/GPU温度が高すぎると自動でクロックが下がります。HWiNFOなどの無料ツールで温度を確認してみてください
FAQ
ゲームモードをオンにしたら逆にカクつくことはある?
はい、一部の古いゲームやエミュレーターではゲームモードが悪影響を与えることがあります。オンとオフを切り替えて比較し、安定するほうを選んでください。
Xbox Game Barを無効化するとゲームの録画はできなくなる?
はい、Xbox Game Barの録画機能(Win+Alt+R)は使えなくなります。録画が必要な場合はOBS StudioやGeForce Experience(ShadowPlay)など、別の録画ソフトを使いましょう。
通知の「応答不可」をオンにしたらLINEやメールの通知も来なくなる?
通知バナー(ポップアップ)は表示されなくなりますが、通知自体は通知センターに溜まります。ゲーム終了後にまとめて確認できるので安心してください。
プチフリーズとFPS低下は違うもの?
プチフリーズは「一瞬だけガクッと止まる」現象で、FPS低下は「全体的にフレームレートが下がる」現象です。原因が異なることもありますが、バックグラウンド処理が原因の場合は両方同時に起こることが多いです。
SSDに換装すればプチフリーズは直る?
HDDを使っている場合は、SSD(特にNVMe)への換装で劇的に改善することがあります。ディスクI/Oがボトルネックになっているケースでは、一番効果が大きい対策です。
参考文献
- 集中: Windows で注意を分散させずに作業を続ける — Microsoft サポート
- PCでのパフォーマンスを向上させるため、ゲームモード、Xbox Game Bar、キャプチャを無効にする — Epic Games ヘルプ
- PCゲームが一瞬カクつく原因とは?対処法を解説 — ドスパラ
- Windows 11で「通知が邪魔」なら設定を最適化しよう — ASCII.jp



