「iPhoneがめっちゃ熱いんだけど、これ大丈夫?」——充電しながら動画を見ていたら本体がアッツアツ、ゲームを30分やっただけで持てないくらい熱くなった……そんな経験、ありませんか?

2026年2月現在、iOS 26のアップデート後に「iPhoneが以前より熱くなった」という声もSNSで増えています。結論から言うと、多少の発熱はiPhoneの正常な動作です。ただし、放置するとバッテリーの寿命が縮んだり、最悪の場合は「高温注意」の警告が出て操作不能になることも。

この記事では、iPhoneが熱くなる原因6つと、正しい冷まし方、そして絶対にやってはいけないNG行為をわかりやすく解説します。

iPhoneはどこまでの熱さなら正常?Apple公式の基準

まず知っておきたいのが、Apple公式サポートページに書かれている動作温度の基準です。

  • 推奨動作温度:0〜35℃
  • 保管温度:-20〜45℃

つまり、真夏の車内(60℃以上になることも)に置きっぱなしは完全にアウト。35℃を超える環境で使い続けると、バッテリーの劣化が加速するとAppleは明記しています。

触ってみて「温かいな」程度なら問題なし。「持っていられないほど熱い」「高温注意の警告が出た」なら、すぐに対処が必要です。

iPhoneが熱くなる原因6つ

iPhoneの発熱には、大きく分けてソフトウェア的な原因ハードウェア・環境的な原因があります。

原因1:重たいアプリやゲームの長時間プレイ

3Dゲームや動画編集アプリなど、CPUとGPUをフル稼働させるアプリは発熱の最大要因です。Xでも「iPhoneめっちゃ熱くなるから短時間しかできない」という声がよく見られます。

ざっくり言うと、iPhoneの中の「頭脳」がフル回転して汗をかいている状態。人間と同じで、激しい運動をすれば熱くなるのは当然です。

原因2:充電しながらの使用

充電中はバッテリー自体が発熱します。そこにゲームや動画視聴が加わると、充電の熱+処理の熱でダブルパンチ。これはバッテリー劣化を最も加速させる使い方のひとつです。

Apple公式でも、充電中に端末が熱くなった場合は「充電保留中(Charging On Hold)」のメッセージが表示され、温度が下がるまで充電が自動停止する仕組みになっています。

原因3:iOSアップデート直後のバックグラウンド処理

iOS 26などのメジャーアップデート直後は、iPhoneが裏側でたくさんの仕事をしています。具体的には:

  • Spotlight検索のインデックス再構築
  • 写真ライブラリの再分析(顔認識・オブジェクト認識)
  • アプリの最適化

これらのバックグラウンド処理は、通常数時間〜1日程度で完了します。アップデート直後に「急に熱くなった!」と焦る必要はありません。1〜2日待っても改善しない場合は、別の原因を疑いましょう。

原因4:直射日光や高温環境での使用

夏場の屋外、車のダッシュボード、窓際など、直射日光が当たる場所はiPhoneにとって過酷な環境です。外気温が高いと、内部の熱を逃がしにくくなり、通常よりずっと熱くなります。

原因5:バッテリーの経年劣化

バッテリーは消耗品です。劣化が進むと内部抵抗が増え、同じ処理でもより多くの熱が発生するようになります。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で最大容量が80%を下回っているなら、バッテリー交換を検討する時期です。

2026年2月時点でのApple公式バッテリー交換費用は、iPhone 15シリーズで14,500円(税込)、iPhone 16シリーズで16,800円(税込)です(Apple公式修理ページで最新価格を確認できます)。

原因6:非純正の充電器・ケーブルの使用

安価な非純正充電器は、iPhoneに最適な電流で充電できないことがあります。過剰な電流が流れると発熱の原因に。MFi認証(Made for iPhone)マークが付いた製品を選ぶのが安心です。

iPhoneが熱くなったときの正しい冷まし方5ステップ

「熱い!」と思ったら、以下の順番で対処しましょう。

ステップ1:充電ケーブルを外す

充電中なら、まずケーブルを抜きます。充電の熱源をカットするのが最優先です。

ステップ2:ケースを外す

スマホケースは熱がこもる原因になります。とくに手帳型ケースは放熱を妨げやすいので、熱いと感じたらすぐに外しましょう。

ステップ3:アプリを終了する

ゲームや動画編集など、重たいアプリを閉じます。画面下から上にスワイプしてアプリスイッチャーを開き、使っていないアプリも含めてスワイプで終了させましょう。

ステップ4:涼しい場所に置く

直射日光を避け、エアコンの効いた室内など涼しい場所に置きます。ただし、エアコンの冷風を直接当てるのはNG(理由は後述)。

ステップ5:電源を切って放置する

上記で改善しない場合は、電源を切って10〜15分放置します。iPhoneは金属ボディなので、電源を切れば比較的早く冷めます。

絶対やってはいけない!iPhoneの冷まし方NG行為4つ

「早く冷やしたい!」という気持ちはわかりますが、以下の行為はiPhoneを壊す原因になります。

NG1:冷蔵庫・冷凍庫に入れる

これは絶対ダメ。急激な温度変化でiPhone内部に結露(水滴)が発生し、基板がショートする可能性があります。修理代が数万円コースになることも。

NG2:保冷剤を直接当てる

冷蔵庫と同じ理由です。保冷剤の表面温度は0℃以下なので、急激な温度差で結露が発生します。

NG3:エアコンの冷風を直接当てる

ゆるやかに冷えるなら問題ありませんが、キンキンに冷えた風を至近距離で当て続けるのは結露リスクがあります。エアコンの効いた部屋に「置いておく」のはOKです。

NG4:水で冷やす

「防水だから大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、iPhoneの防水性能(IP68)は「常温の真水に一定時間沈めた場合」の規格です。Appleは公式ページで「液体による損傷は保証対象外」と明記しています。水没による故障は修理費も高額になるので、やめておきましょう。

そもそも熱くならないための予防策4つ

発熱してから対処するより、そもそも熱くならない使い方をするのがベストです。

予防策1:充電しながらゲーム・動画視聴をしない

「ながら充電」は発熱とバッテリー劣化の最大要因。寝る前に充電して、日中は充電なしで使うのが理想的です。

予防策2:低電力モードを活用する

「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」をオンにすると、バックグラウンド更新や一部のビジュアル効果が制限され、発熱を抑えられます。ゲームのフレームレートも制限されますが、発熱が気になる場面では有効です。

予防策3:位置情報サービスを整理する

「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」で、常に位置情報を使っているアプリがないか確認しましょう。GPSはバッテリーとCPUに負荷をかけるので、不要なアプリは「使用中のみ許可」に変更するのがおすすめです。

予防策4:放熱しやすいケースを選ぶ

手帳型や分厚いシリコンケースは熱がこもりやすいです。メッシュ構造のケースや、背面が露出するバンパータイプなら放熱性が高く、発熱を抑えやすくなります。

「高温注意」の警告が出たらどうする?

iPhoneの内部温度が限界を超えると、画面に「高温注意——本体温度が下がるまでお待ちください」という警告が表示されます。この状態では緊急通報以外の操作ができなくなります。

Apple公式によると、この警告が出たときに起こることは以下のとおりです:

  • 充電(ワイヤレス充電を含む)が停止する
  • ディスプレイが暗くなる、または消える
  • カメラのフラッシュが一時的に無効になる
  • 携帯電話の電波が弱くなる

警告が出たら、慌てずに上記の「正しい冷まし方5ステップ」を実行してください。通常は10〜20分程度で温度が下がり、普通に使えるようになります。

もし頻繁に警告が出る場合は、バッテリーの劣化やハードウェアの故障が疑われます。Apple公式修理またはApple正規サービスプロバイダに相談しましょう。

FAQ

iPhoneが熱いまま使い続けても大丈夫?

多少温かい程度なら問題ありませんが、持てないほど熱い状態で使い続けるとバッテリーの劣化が加速します。Apple公式も35℃以上の環境での使用はバッテリー寿命に悪影響があると明記しています。熱いと感じたら、まずアプリを閉じて涼しい場所で休ませましょう。

充電中にiPhoneが熱くなるのは異常?

充電中に多少温かくなるのは正常です。ただし、充電しながらゲームや動画視聴をすると過度な発熱の原因になります。充電中は操作を控え、ケースを外しておくと熱がこもりにくくなります。

iOSアップデート後に急に熱くなったけど故障?

iOS 26などのメジャーアップデート直後は、検索インデックスの再構築や写真の再分析などのバックグラウンド処理で一時的に発熱することがあります。通常は1〜2日で収まります。数日経っても改善しない場合は、iPhoneを再起動してみてください。

スマホ冷却ファンやペルチェクーラーは効果がある?

ゲーミング用のスマホ冷却ファンは、外側から風を当てて放熱を助ける製品です。一定の冷却効果はありますが、結露リスクがあるペルチェ素子タイプは注意が必要です。使う場合は、iPhone背面に直接冷却プレートを密着させるタイプより、送風タイプのほうが結露の心配が少なく安心です。

バッテリー交換すれば発熱は直る?

バッテリーの劣化(最大容量80%未満)が原因の場合は、交換で改善する可能性が高いです。ただし、アプリの使い方や環境が原因の場合は交換しても変わりません。まずは本記事の予防策を試し、それでも改善しない場合にバッテリー交換を検討しましょう。

参考文献