ある日とつぜん、PayPayから「○○円の支払いが完了しました」って通知が来た。でも、そんな支払いした覚えがない——。
これ、めちゃくちゃ焦りますよね。「ハッキングされた!?」「不正利用!?」とパニックになる人も多いです。
でも、ちょっと待ってください。じつは身に覚えのない通知のうち、本当に不正利用だったケースは一部だけ。家族の利用やサブスクの自動引き落としなど、「よく調べたら自分だった」というパターンもかなりあります。
この記事では、2026年2月時点のPayPay公式ヘルプをもとに、身に覚えのない支払いが来たときにまずやるべき確認手順と、本当に不正利用だった場合の補償申請のやり方を、わかりやすくまとめました。
まずは落ち着いて「取引履歴」を確認しよう
身に覚えのない支払い通知が来たら、最初にやることはPayPayアプリで取引履歴を確認することです。
手順はカンタン。
- PayPayアプリを開く
- ホーム画面右下の[ウォレット]をタップ
- 「取引履歴」の[もっと見る]をタップ
- 該当の取引をタップして、決済番号・日時・金額・支払先を確認する
PayPay公式ヘルプ「取引履歴について」によると、取引履歴では期間や取引の種類で絞り込み検索もできます。「いつ・どこで・いくら」が表示されるので、まずはここで心当たりがないかチェックしましょう。
不正利用じゃなかった!よくある「勘違い」パターン5つ
じつは、「身に覚えのない支払い」と思っていたら自分の利用だった——というケースはかなり多いです。以下のパターンに当てはまらないか、確認してみてください。
1. 家族が同じアカウントを使っていた
PayPayは1つのスマホに1アカウントですが、家族がロック解除して支払いに使った可能性があります。とくにお子さんがスマホを借りてコンビニで買い物していた、というケースは意外と多いです。
2. サブスクの自動引き落とし
PayPayカード(クレジットカード)と連携しているサービスの月額課金が、PayPayの明細に表示されることがあります。NetflixやSpotifyなど、登録したまま忘れているサブスクがないか確認しましょう。
3. 「あと払い」の請求タイミングのズレ
PayPayの「あと払い」を使っている場合、実際に支払った日と請求が来る日にタイムラグがあります。1〜2週間前の買い物が今ごろ通知されることもあるので、少し前の行動を思い出してみてください。
4. 店舗名が違って見える
取引履歴に表示される店名が、実際のお店の名前と異なることがあります。たとえば「株式会社○○」という運営会社名で表示されたり、英語表記になっていたりして、見覚えがないと感じるケースです。
5. Google Play・Apple経由のアプリ内課金
PayPayカードをGoogle PlayやApple IDの支払い方法に設定していると、アプリ内課金やゲームの購入が「Google」「Apple」名義で請求されます。PayPay公式ヘルプでも、Appleからの身に覚えのない請求への対処法が案内されています。
本当に不正利用だった場合にやるべきこと【4ステップ】
上のパターンを全部チェックしても心当たりがなければ、不正利用の可能性があります。以下の手順で、落ち着いて対処しましょう。
ステップ1:PayPayアカウントのパスワードを変更する
まず、これ以上の被害を防ぐためにパスワードをすぐに変更しましょう。PayPayアプリの[アカウント]→[セキュリティとプライバシー]から変更できます。
ステップ2:連携しているカード・銀行口座を確認・停止する
PayPayに登録しているクレジットカードや銀行口座が不正に使われている可能性があります。心当たりのないカード連携がないか確認し、カード会社や銀行にも連絡して利用停止を依頼しましょう。
ステップ3:警察に被害届を出す
これが超重要です。PayPayの補償を受けるには、事前に警察への被害届が必須です。PayPay公式の補償申請ページにも「警察へ被害の届出がないと対応できません」と明記されています。
最寄りの警察署に行って、不正利用の被害届を提出しましょう。受理番号をメモしておくと、その後の手続きがスムーズです。
ステップ4:PayPayに補償申請をする
警察への届出が済んだら、PayPayの補償申請フォームから申請します。必要な情報は以下のとおりです。
- 被害に遭った取引の日時・金額
- 決済(取引)番号
- 警察への届出先と受理番号
- 連絡用メールアドレス
PayPayの補償制度——どこまで戻ってくる?
2026年2月時点で、PayPayは不正利用に対して全額補償を行っています(PayPay「安全への取り組み」より)。
ただし、以下の条件があります。
- 損害発生日から60日以内に申請すること
- PayPayアカウント1つにつき原則1回限りの補償
- 家族や同居人による利用は対象外
- 利用者の故意または重大な過失がある場合は対象外
審査には申請日から約2〜3か月かかるとされています。すぐにお金が戻ってくるわけではない点には注意してください。
今すぐやっておきたい!不正利用を防ぐ5つの設定
被害に遭ってからでは遅いので、今のうちに以下の設定をしておきましょう。
1. 端末の生体認証(顔認証・指紋認証)を有効にする
PayPayアプリの[アカウント]→[セキュリティとプライバシー]→[端末の認証を有効にする]をオンにしましょう。支払い時に顔認証や指紋認証が必要になるので、万が一スマホを落としても勝手に使われにくくなります。
2. 利用可能額の上限を設定する
PayPay公式の不正利用対策ページでも推奨されているように、1日あたりの支払い上限額を設定しておくと、万が一の被害を最小限に抑えられます。
3. PayPayからの通知をオンにしておく
支払い完了の通知がすぐに届く設定にしておけば、不正な支払いにいち早く気づけます。スマホの設定で PayPay の通知が「オフ」になっていないか確認しましょう。
4. フィッシング詐欺のメール・SMSに注意する
2025年〜2026年にかけて、PayPayをかたるフィッシング詐欺が増加しています。フィッシング対策協議会の報告(2025年5月)でも注意喚起されています。「アカウントが制限されました」「本人確認が必要です」といったSMS やメールのリンクは絶対にタップしないでください。
5. 不要なクレジットカード連携を解除する
使っていないクレジットカードがPayPayに登録されたままになっていませんか? カード情報は必要最低限にしておくのが安全です。
PayPayに問い合わせる方法
PayPayには専用の問い合わせ窓口があります。不正利用が疑われる場合は、以下の方法で連絡しましょう。
- 電話:0120-990-634(24時間対応・通話料無料)
- 不正利用確認専用:0800-700-9085(平日9:00〜18:00・通話料無料)
- アプリ内:PayPayアプリ →[アカウント]→[ヘルプ]→ 問い合わせ
問い合わせ時は、取引日時・金額・決済番号を事前に控えておくとスムーズです。
FAQ
PayPayで身に覚えのない支払いが表示されたけど、その後取り消されました。これは不正利用ですか?
一時的にオーソリ(仮押さえ)が表示され、その後自動的に取り消されるケースがあります。不正利用の試行が検知されてブロックされた可能性もありますが、念のためパスワード変更と取引履歴の確認をおすすめします。
PayPayの補償申請には警察への届出が本当に必要ですか?
はい、必須です。PayPay公式ヘルプに「警察へ被害の届出がないと対応できません」と明記されています。最寄りの警察署で被害届を出し、受理番号を控えてからPayPayに補償申請しましょう。
補償されたお金はいつ頃戻ってきますか?
2026年2月時点で、審査完了まで申請日から約2〜3か月かかるとされています。審査結果はフォームに入力したメールアドレスに届きます。
PayPayカード(クレジットカード)の不正利用もPayPayに連絡すればいいですか?
PayPayカードの不正利用は、PayPayアプリではなくPayPayカード株式会社への連絡が必要です。PayPayカードのヘルプページから問い合わせるか、カード裏面の電話番号に連絡しましょう。PayPay残高の不正利用とは窓口が異なるので注意してください。
参考文献
- 不正利用に伴う補償申請について — PayPay公式ヘルプ
- 不正利用・詐欺対策について — PayPay公式ヘルプ
- PayPayの安全への取り組み — PayPay公式サイト
- 取引履歴について — PayPay公式ヘルプ
- PayPayカードをかたるフィッシング(2025/05/21) — フィッシング対策協議会



