在宅勤務になってから、休日や夜もSlack・Teamsの通知が鳴り続けて「結局ずっと仕事モード」になっていませんか?

2026年5月現在、リモートワークが定着した一方で、仕事と休日の境界線が曖昧になっている人が急増しています。総務省「令和6年通信利用動向調査」によると、テレワーク実施企業の従業員の約6割が「勤務時間外に業務連絡の通知を受け取ったことがある」と回答しています。

この記事では、Slack・Microsoft Teams・iPhoneの「通知スケジュール」機能を使って、休日や勤務時間外の通知を仕組みで止める具体的な設定手順と、家族全員で「通知OFF」を共有するルールをまとめます。

なぜ「通知を見ないようにする」では解決しないのか

「休日は通知を見ないようにしよう」と決めても、スマホが鳴った瞬間に目が行ってしまうのが人間です。ポイントは「見ない」ではなく「来ない設定にする」こと。

我が家では結局これに落ち着いたのですが、GW前の家族会議でホワイトボードに「5/3〜5/6:パパもママも仕事通知OFF」と書いたら、夫も「じゃあ俺もTeamsの通知止めるわ」と自然に乗ってくれました。「見ない」は意志の問題ですが、「設定でオフにした」と言えると家族の信頼も得やすいんです。

つまり、必要なのは3つのレイヤーです。

  • アプリ側の設定(Slack・Teamsそれぞれで通知スケジュールを組む)
  • スマホ側の設定(iPhoneの集中モード / Androidのサイレントモード)
  • 家族側のルール(ホワイトボードで宣言して共有する)

この3つを組み合わせると、「仕組みとして通知が来ない」状態を作れます。

Slackの「通知スケジュール」で曜日別に通知を止める方法

Slackには「通知スケジュール」という機能があり、通知を許可する時間帯を曜日ごとに設定できます。この時間帯の外では、スマホにもデスクトップにも通知が飛びません。

設定手順(デスクトップ版)

  1. Slackを開き、左上のワークスペース名をクリック
  2. 「環境設定」→「通知」を選択
  3. 「通知スケジュール」セクションを探す
  4. 「毎日」「平日」「カスタム設定」から選択
  5. 「カスタム設定」を選ぶと曜日ごとに通知許可時間を変えられる

おすすめは「カスタム設定」で平日は9:00〜18:00、土日は通知なしにすること。これで土日はSlackの通知が一切鳴らなくなります。

ポイント:複数ワークスペースがある場合

副業やコミュニティで複数のSlackワークスペースに参加している場合、通知スケジュールはワークスペースごとに設定が必要です。本業のSlackだけ止めても、副業のSlackが鳴ったら意味がないので、すべてのワークスペースで設定しましょう。

Microsoft Teamsの「Quiet Time」で勤務時間外をミュートする方法

Microsoft Teamsには「Quiet Time(静かな時間)」という機能があります。2026年5月現在、モバイルアプリ(iOS / Android)で設定可能です。

設定手順(スマホ版Teams)

  1. Teamsアプリを開き、左上のプロフィールアイコンをタップ
  2. 「通知」を選択
  3. 「通知をブロック」セクションで「静かな時間にブロック」をオンにする
  4. 開始時刻と終了時刻を設定(例:18:30〜翌9:00)
  5. 「静かな日にブロック」で土曜・日曜をオンにする

Quiet Timeの注意点として、相手にはあなたが通知をミュートしていることは表示されません。「休みだと伝わらないのでは?」と心配な場合は、ステータスメッセージに「本日休み/〇日に返信します」と書いておくと安心です。

デスクトップ版のTeamsで通知を止めるには

デスクトップ版TeamsにはQuiet Timeがないため、Windows 11の「応答不可」モードを併用します。設定 → システム → 通知 → 「応答不可」をオンにするか、時計アプリのフォーカスセッションを使いましょう。

iPhoneの「集中モード」で仕事アプリの通知をまとめて遮断する

Slack・Teamsそれぞれ設定するのが面倒な場合、iPhoneの「集中モード」で一括管理する方法が便利です。iOS 18では「仕事」集中モードを作成し、スケジュールで自動切り替えできます。

設定手順

  1. 「設定」→「集中モード」→「+」で新しい集中モードを作成(「プライベート」など命名)
  2. 「通知を許可するApp」で仕事系アプリ(Slack・Teams・メール等)を除外
  3. 「スケジュールを追加」→「時刻」を選択
  4. 開始:18:30 / 終了:翌9:00 / 繰り返し:毎日、に設定
  5. さらに「スケジュールを追加」→ 土日は終日ONに設定

これで平日18:30以降と土日は、仕事アプリの通知がスマホに表示されなくなります。LINEや家族からの連絡は通常通り届くので安心です。

Androidの場合

Androidでは「サイレントモード」のスケジュール機能(設定 → 音とバイブレーション → サイレントモード → スケジュール)で同様のことが可能です。例外アプリを設定することで、仕事アプリだけ止めることもできます。

家族ルールで「通知OFF」を宣言して仕組み化する

アプリの設定だけだと「本当に止めたの?」と自分でも不安になりがち。家族への宣言とセットにすると、通知OFFが「約束」に変わります

我が家でやっていること

  • ホワイトボードに「通知OFF時間」を書く:「平日18:30〜 / 土日終日:仕事通知OFF」と明記
  • 日曜夜の家族会議で翌週の特例を確認:「火曜だけ20時まで通知ON(締め切りだから)」など
  • 復帰チェックとセット化:連休最終日の夜に「明日から通知ON」をホワイトボードに書いて切り替え

ポイントは「見ない」ではなく「設定でオフにした」と家族に伝えること。夫に渡したら案外うまくいって、夫も自分でTeamsのQuiet Timeを設定するようになりました。

子どもにも伝わる可視化

年中の長男には「ママのスマホ、お仕事のピロピロ止めたよ」と伝えたら、逆に平日の朝に「今日はピロピロの日だよね?」と確認してくれるようになりました。子どもは「通知が鳴る=仕事中」と理解しているので、通知が鳴らない=家族の時間、という切り替えサインにもなっています。

「緊急連絡だけは受け取りたい」場合の設定

「通知を全部止めたら、本当に緊急のときに困るのでは?」という不安もありますよね。対策は2つあります。

方法1:Slackの「マイキーワード」通知を活用

Slackの通知設定で「マイキーワード」に「緊急」「至急」「障害」などを登録しておくと、通知スケジュール外でもキーワードを含むメッセージだけ通知されます。本当に緊急のときだけキャッチできる仕組みです。

方法2:iPhoneの集中モードで「繰り返しの通知」を許可

集中モードの設定で「繰り返しの通知を許可」をオンにすると、同じ人から3分以内に2回目の通知が来た場合のみ表示されます。本当に急ぎの連絡は2回送ってくるはずなので、これで緊急だけキャッチできます。

FAQ

Slackの通知スケジュールを設定すると、相手にはどう見える?

相手がメッセージを送ると「〇〇さんの通知は一時停止中です」と表示されます。相手も「今は見ていないんだな」と理解できるので、返信を急がせるプレッシャーも減りお互いにメリットがあります。

Teamsの Quiet Timeはデスクトップ版でも使える?

2026年5月現在、TeamsのQuiet Time機能はモバイルアプリ(iOS / Android)のみ対応です。デスクトップ版で同様の効果を得るには、Windows 11の「応答不可」モードやmacOSの「集中モード」を併用してください。

通知を止めたら「サボっている」と思われない?

Slackのステータスメッセージに「業務時間外/翌営業日に確認します」と設定しておけば、勤務時間を明示できます。厚生労働省の「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」でも、勤務時間外の連絡対応は義務ではないとされています。

副業のSlackだけ通知を残したい場合は?

Slackの通知スケジュールはワークスペースごとに独立しています。本業のSlackは平日9〜18時、副業のSlackは平日20〜22時のように、それぞれ別の時間帯を設定できます。

設定したのに通知が鳴り止まないときは?

Slackの通知スケジュールとiPhoneの集中モードは独立して動作します。片方だけ設定しても、もう片方が通してしまうことがあります。確実に止めるなら、アプリ側(Slack・Teams)とスマホ側(集中モード)の両方を設定するのがおすすめです。

参考文献