「あのメッセージどこ行った?」——Slackを仕事で使っていると、過去にやり取りした大事なメッセージが見つからなくて困ること、ありますよね。チャンネルが増えれば増えるほど、スクロールで探すのは現実的じゃありません。
実は、Slackには検索修飾子(Search Modifiers)という超便利な機能があります。これを知っているだけで、何百ものチャンネルの中から一発でお目当てのメッセージを見つけ出せるんです。
この記事では、2026年2月時点のSlack最新仕様に基づいて、検索しても見つからない原因と、今すぐ使える検索テクニックを紹介します。
Slackで検索しても見つからない原因4つ
まずは「なぜ見つからないのか」を押さえておきましょう。やみくもに検索ワードを変えるよりも、原因を知るほうが近道です。
1. 検索ワードが曖昧すぎる
たとえば「報告」「資料」のような一般的な単語で検索すると、何百件もヒットして目的のメッセージが埋もれます。Slack公式ブログでも、「一般的なフレーズで多数の結果が返された場合は、より具体的な用語に変更する」ことが推奨されています。
2. 検索対象がメッセージだけだと思っている
Slackの検索はメッセージ・ファイル・チャンネル・ユーザーの4種類に対応しています。「あの共有されたPDF」を探しているのに「メッセージ」タブだけ見ていると、永遠に見つかりません。検索結果の上部にあるタブを切り替えてみましょう。
3. DM(ダイレクトメッセージ)を見落としている
チャンネルの中を探し回っていたけど、実はDMでやり取りしていた——というのはよくあるパターンです。with:@相手の名前 という修飾子を使えば、特定の相手とのDMだけに絞り込めます。
4. フリープランの検索制限
2024年9月のプラン改定以降、Slackのフリープランでも過去90日間のメッセージ履歴にアクセスできるようになりました。ただし、90日より前のメッセージは検索対象外です。有料プラン(Pro以上)なら全履歴を検索できます。もし古いメッセージが見つからない場合は、プランの制限に引っかかっている可能性があります。
今すぐ使える!Slack検索修飾子一覧
Slack公式ヘルプ(2026年2月時点)で案内されている検索修飾子をまとめました。これらを覚えるだけで、検索精度が格段に上がります。
チャンネル・相手で絞る
in:#チャンネル名:特定のチャンネル内だけを検索します。たとえば 見積書 in:#営業 と入力すれば、#営業チャンネル内で「見積書」に関するメッセージだけがヒットします。
from:@ユーザー名:特定の人が送ったメッセージだけに絞ります。「田中さんが言ってたアレ」を探すときに便利です。
with:@ユーザー名:特定の相手とのDM内を検索します。in: はチャンネル向け、with: はDM向けと覚えましょう。
日付で絞る
before:2026-01-01:指定日より前のメッセージを検索します。
after:2026-01-01:指定日より後のメッセージを検索します。
on:2026-02-15:特定の日のメッセージだけを検索します。
during:january:月名を指定して、その月のメッセージに絞り込みます。during:2025 のように年指定もOKです。
添付ファイル・リアクションで絞る
has:link:URLを含むメッセージだけを検索します。「あのリンクどこ?」というときに最強です。
has:file:ファイルが添付されたメッセージに絞ります。画像は has:image、動画は has:video、ドキュメントは has:document でさらに絞れます。
has:pin:ピン留めされたメッセージだけを検索します。
has::絵文字名::特定のリアクション絵文字が付いたメッセージを探せます。たとえば has::white_check_mark: で✅が付いたメッセージだけを表示できます。
その他の便利な修飾子
"完全一致フレーズ":ダブルクォーテーションで囲むと、そのフレーズに完全一致するメッセージだけがヒットします。
-除外ワード:マイナス記号を付けた単語を除外します。たとえば 報告 -日報 と入力すれば、「報告」を含むけど「日報」は含まないメッセージだけが出ます。
is:saved:自分が保存(ブックマーク)したメッセージだけを表示します。
is:thread:スレッド内のメッセージに限定して検索します。
実践テクニック:修飾子を組み合わせて一発検索
修飾子のすごいところは、複数を組み合わせて使える点です。以下のような使い方で、膨大なメッセージの中からピンポイントで見つけられます。
シーン1:先月の#営業チャンネルで田中さんが共有したファイルを探す
in:#営業 from:@田中 has:file during:january
これだけで、#営業チャンネル内で田中さんが1月中に共有したファイル付きメッセージだけがヒットします。
シーン2:自分宛のDMで「見積」について話した内容を探す
"見積" with:@取引先担当者
ダブルクォーテーションで完全一致させつつ、DMの相手を指定しています。
シーン3:✅リアクションが付いた承認済みのメッセージだけ探す
in:#承認依頼 has::white_check_mark: after:2026-01-01
チャンネル・リアクション・日付の3つを組み合わせた例です。承認フローの確認に使えます。
デスクトップとモバイルの検索の違い
Slackの検索機能は、デスクトップ版(アプリ・ブラウザ)とモバイル版で少し違いがあります。
デスクトップ版では、検索バーに直接修飾子を入力できるのに加えて、検索結果画面の上部に「Filters」ボタンが表示されます。ここから送信者・チャンネル・日付・ファイル種類をGUIで選べるので、修飾子を覚えなくてもフィルタリングできます。
モバイル版でも修飾子は使えますが、GUIフィルターの項目がデスクトップ版より少なめです。スマホからは修飾子を直接入力するほうが確実です。
また、検索のキーボードショートカットも覚えておくと便利です。Macなら⌘+G、WindowsならCtrl+Gで検索バーにジャンプできます(Slack公式ヘルプより)。
見つからないを防ぐ!日頃からやっておく3つの習慣
検索テクニックを覚えるのも大事ですが、そもそも「探しやすい状態」を作っておくことが一番の対策です。
1. 大事なメッセージはブックマーク(保存)する
メッセージの「…」メニューから「Save」を押すだけ。後から is:saved で一発検索できます。「あとで見返すかも」と思ったら即ブックマークがおすすめです。
2. 重要なファイルや決定事項はピン留めする
チャンネル内でピン留めしておけば、has:pin で探せるのはもちろん、チャンネル詳細の「Pinned」タブからもすぐにアクセスできます。
3. チャンネルの使い分けを明確にする
「#general」に何でも投稿していると、検索しても大量にヒットしてしまいます。プロジェクトごと・トピックごとにチャンネルを分けておくと、in:#チャンネル名 だけで大幅に絞れます。
FAQ
Slackの検索で日本語がうまくヒットしないのはなぜ?
Slackの検索エンジンは日本語の形態素解析に完全対応していないため、複合語がうまく分割されないことがあります。短い単語(2文字以下)がヒットしにくい場合は、前後の文脈を含めたフレーズ検索(ダブルクォーテーション)を試してみてください。
フリープランで90日以上前のメッセージは検索できる?
2026年2月時点では、フリープランの検索対象は過去90日間のメッセージに限定されています。それ以前のメッセージを検索するには、ProプランまたはBusiness+プランへのアップグレードが必要です。
検索修飾子はモバイルアプリでも使える?
はい、in: from: has: などの修飾子はモバイルアプリでもそのまま使えます。ただし、GUIのフィルターボタンの項目はデスクトップ版より少ないので、修飾子を直接入力するほうがおすすめです。
Slack ConnectやゲストアカウントのメッセージもSlack検索の対象になる?
自分が参加しているチャンネル内のメッセージであれば、Slack Connectで接続された外部組織のメッセージも検索対象になります。ただし、相手のワークスペース側のチャンネルは検索できません。
参考文献
- Search in Slack — Slack Help Center, 2026年2月閲覧
- Shrinking the haystack: how to narrow search results in Slack — Slack Blog
- Find information you need — Slack Help Center, 2026年2月閲覧



