「ストレージがいっぱいです」——スマホを使っていると、ある日突然こんな通知が出てきてビックリした経験、ありませんか? 写真が撮れない、アプリが更新できない、LINEすら開けない……。2026年2月現在、スマホのカメラは高画質化が進み、アプリのサイズも年々大きくなっています。64GBモデルだと半年で容量がパンパンになることも珍しくありません。

この記事では、iPhone・Android両方の空き容量を今すぐ増やす方法を7つ紹介します。「どれから手をつければいいの?」という人のために、効果が大きい順に並べました。5分あれば数GBは空けられるので、ぜひ試してみてください。

まずは現状チェック!ストレージの使用状況を確認する方法

対処する前に、「何が容量を食っているのか」を把握するのが最優先です。犯人がわからないまま闘っても効率が悪いですからね。

iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開くと、アプリごとの使用量が棒グラフで表示されます。上から順に容量が大きいアプリが並ぶので、どこにギガが消えているか一目瞭然です(Apple公式サポート)。

Androidの場合:「設定」→「ストレージ」で全体の使用状況が確認できます。機種によって名称が異なりますが、「ストレージ」や「デバイスケア」→「ストレージ」で見つかるはずです(Googleヘルプ)。

多くの場合、容量を圧迫しているのは写真・動画、次いでアプリ、そして見落としがちなキャッシュの3つです。ここからは、それぞれの対処法を効果が大きい順に見ていきましょう。

【方法1】写真・動画をクラウドに逃がして本体から削除する

ストレージを圧迫する最大の犯人は、たいてい写真と動画です。とくに4K動画は1分で約400MBにもなるので、旅行の動画を数本撮っただけであっという間に数GBが消えます。

おすすめは、クラウドストレージにバックアップしてから本体のデータを削除する方法です。

  • Googleフォト(iPhone/Android対応):15GBまで無料。バックアップ後に「空き容量を増やす」をタップすると、バックアップ済みの写真・動画を端末から一括削除できます
  • iCloud写真(iPhone):「設定」→「写真」→「iCloud写真」をオンにし、「iPhoneのストレージを最適化」を選択。オリジナルはiCloudに保存され、端末には軽量版だけが残ります(Apple公式

ざっくり言うと、「写真は雲(クラウド)に預けて、スマホ本体は身軽にする」というイメージですね。iCloudは5GBまで無料ですが、写真が多い人は月額130円の50GBプラン(2026年2月時点)への加入も検討しましょう。

【方法2】使っていないアプリを削除・取り除く

「いつか使うかも」と思ってインストールしたまま放置しているアプリ、ありませんか? ゲームアプリは1本で2〜5GB使うことも珍しくないので、2〜3本消すだけで劇的に空きが生まれます。

iPhoneの便利機能:「非使用のAppを取り除く」

「設定」→「App Store」→「非使用のAppを取り除く」をオンにすると、長期間使っていないアプリを自動で削除してくれます。しかもアプリ内のデータ(セーブデータなど)は残るので、再インストールすれば元通りです(BIGLOBEモバイル解説)。

Androidの場合:「設定」→「アプリ」でサイズ順に並べ替え、大きくて使っていないアプリから削除しましょう。Google Playストアで購入済みアプリは再インストールできるので、思い切って消して大丈夫です。

【方法3】キャッシュを削除する

キャッシュとは、アプリが動作を速くするために一時保存しているデータのこと。ブラウザの閲覧履歴やSNSの画像データなどがこれにあたります。便利な仕組みですが、放っておくと数GBに膨れ上がることも。

Androidの場合:「設定」→「アプリ」→ 対象アプリを選択 →「ストレージ」→「キャッシュを削除」でOK。特にブラウザ(Chrome)、SNS(X、Instagram)、動画アプリ(YouTube)のキャッシュは大きくなりがちです(Android公式)。

iPhoneの場合:iOS にはアプリ単位のキャッシュ削除機能がありません。Safariのキャッシュは「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」で削除できます。その他のアプリは、アプリを一度削除→再インストールするのが実質的なキャッシュ削除の方法になります。

【方法4】LINEのトーク履歴・受信ファイルを整理する

意外と見落としがちなのがLINEのデータ。グループトークで送られてくる写真や動画が自動保存されて、気づいたら数GBを占めていた……ということがよくあります。

LINEアプリの「設定」→「トーク」→「データの削除」を開くと、キャッシュや写真データのサイズが表示されます。「キャッシュデータ」は削除してもトーク履歴に影響しないので、まずはここから消しましょう。

また、写真・動画の自動ダウンロードをオフにするのも効果的。「設定」→「写真と動画」→「写真を自動ダウンロード」をオフにすれば、今後の容量増加を抑えられます。

【方法5】ダウンロードフォルダとゴミ箱を空にする

PDF、画像、音声ファイルなど、ブラウザやメールからダウンロードしたファイルが「ダウンロード」フォルダにどんどん溜まっていきます。一度確認すると「こんなにあったの!?」と驚くはずです。

Androidの場合:「Files by Google」アプリ(Googleの公式ファイル管理アプリ)を使うと、不要ファイルの候補を自動で提案してくれます。ジャンクファイル、重複ファイルもワンタップで削除可能です。

iPhoneの場合:「ファイル」アプリを開いて「ダウンロード」フォルダを確認。また、写真アプリの「最近削除した項目」にあるデータは30日間保持されるため、すぐに容量を空けたい場合は手動で完全削除しましょう。

【方法6】ブラウザの閲覧データを削除する

ChromeやSafariの閲覧データ(履歴、Cookie、キャッシュ画像など)も、長期間放置すると意外と容量を食います。

Chrome(Android/iPhone共通):Chromeアプリ →「︙」(メニュー)→「閲覧履歴データの削除」→ 期間を「全期間」にして「データを削除」。キャッシュされた画像だけで500MB〜1GB以上になっていることもあります。

Safari(iPhone):「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」で一括削除できます。ただし、ログイン情報もリセットされるので、パスワードを忘れている人は先にパスワードマネージャーを確認しておきましょう。

【方法7】SDカードや外部ストレージを活用する(Android向け)

Androidスマホの中には、microSDカードスロットを搭載した機種があります。SDカードを挿せば、写真・動画・音楽などのデータを外部に移動できるため、本体の容量を大幅に節約できます(SHARP AQUOS公式)。

2026年2月時点で、256GBのmicroSDカードは2,000〜3,000円程度で購入できます。コスパを考えると、スマホを買い替えるよりずっとお手軽ですね。

ただし、最近のハイエンドモデル(Google Pixel、Galaxy Sシリーズなど)はSDカードスロットが廃止されている機種も多いので、事前にお使いの機種の仕様を確認してください。iPhoneにはSDカードスロットがないため、この方法は使えません。

それでもダメなら?最終手段と買い替えの目安

上の7つの方法をすべて試してもまだ容量が足りない場合は、以下を検討しましょう。

  • 初期化(工場出荷状態に戻す):バックアップを取ったうえでスマホを初期化すると、「システムデータ」や「その他」と表示される不要データも一掃できます。iPhoneでは「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」で実行可能
  • 買い替え:64GBモデルを使っていて常に容量が逼迫するなら、次の機種は128GB以上を選ぶのがおすすめ。2026年現在、128GBが最低ラインと言われています

初期化は最終手段ですが、動作が軽くなるメリットもあるので、バックアップさえしっかり取れば怖くありませんよ。

FAQ

「ストレージがいっぱいです」の通知を放置するとどうなりますか?

写真や動画の保存ができなくなり、アプリの更新やOSアップデートも失敗します。LINEなどのアプリが正常に動作しなくなることもあるので、通知が出たら早めに対処しましょう。

iPhoneの「システムデータ」が異常に大きいのですが、減らせますか?

Safariのキャッシュ削除や端末の再起動で数百MB〜数GB減ることがあります。それでも改善しない場合は、バックアップを取ったうえで初期化するのが最も効果的です。

キャッシュを削除するとアプリのデータは消えますか?

キャッシュは一時データなので、削除してもアカウント情報やセーブデータには影響しません。ただし、ログイン状態がリセットされることがあるので、パスワードは事前に確認しておきましょう。

クラウドストレージの無料枠はどれくらいですか?

Googleフォト(Googleドライブと共有)は15GB、iCloudは5GBまで無料です(2026年2月時点)。有料プランはGoogleが月額250円/100GB〜、iCloudが月額130円/50GB〜です。

参考文献